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FRUITCAKE_FRUITCAKE 2 ◇ 2010年 02月 11日
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2月8日~9日の2日間、宮崎に出張でした。南国宮崎は、数多くのプロ野球やJリーグのチームの春季キャンプ地として有名ですが、それにしても暖かくて驚きました。9日は20度を越えてましたから・・・。2月だというのにこの暖かさですからね、やはり異常気象なんでしょうか。コートは勿論ですが、スーツの上着を着ているのも辛かったくらいでした(笑)

そんな暖かい日には爽やかな音楽が聴きたくなりますね。そこで今回紹介するのは、本当に久しぶりとなるFUSION系のアルバムです。FRUITCAKEが1984年にリリースした2ndアルバム『FRUITCAKE 2』です。
私の場合、FUSIONも大好きなんですが何故か常に聴いているという訳ではありません。聴かない時は数ヶ月全然聴かない時もあれば、聴きだすとFUSIONばかり聴き続けている時があります。概ね夏に近づくと聴く回数が増える傾向があります(笑)

さて私の考えるFRUITCAKEの魅力は以下の2点です。
①理屈抜きで聴いていて気持ちが良い
②1曲の長さが長くても4分30秒以上というのが少ない

何より①ですね。FUSION系の音楽を聴く場合、どうしてもミュージシャンの演奏技術が気になってしまうことも多いのですが、FRUITCAKEの場合はそれ以前に親しみ易いメロディーとアレンジが耳に入ってきます。その心地良さに余計な事を忘れてしまうという感じでしょうか。決してFRUITCAKEが演奏力が無いということではありません。根底にはしっかりした演奏力があるがゆえに可能な音楽だと思いますね。
そして②も大きな魅力です。FUSION系の音楽には珍しく、1曲の長さが非常に短いんですね。その分収録曲数が多く、バラエティーに富んでいて聴いていて厭きないんです。ですから「~しながら」聴くにはピッタリな音楽とも言えるのではないでしょうか。

FRUITCAKEは、オランダのグループで1stアルバム「FRUITCAKE」をリリースした時は、Benny Baan(key)、Rob Taekema(g)、Jan Paul Driessen(b)、Bart Adrichem(ds)の4人組みでしたが、『FRUITCAKE 2』リリース時にはBenny Baan(key)、Rob Taekema(g)の二人だけとなっております。他のメンバーはサポート・メンバーという形で数曲で参加しています。
サウンド的にも1stに比べて、グルーヴ感が増し、Rob Taekemaのギター・プレイが前面に出るケースも多くなっていて、個人的な好みで言えばこの2ndの方が好きかも知れません。
当時はTV番組、スーパーのBGM等、いろんなところでFRUITCAKEの音楽が使われてましたから、聴けば知っている曲というのも多いかも知れませんね。

『FRUITCAKE / FRUITCAKE 2』
01. HEARTBEAT
02. WASHINGTON SQUARE
03. COOL AND GENTLE
04. LOBSTER FUSION
05. CASINO JUMP
06. BREAKFAST AT BENNY'S
07. KAYO
08. SCREEN MUSIC
09. YOU CAN MAKE ME
10. GAME FOR TWO
11. MARIMBA
12. BEN'S BOSSA
13. SUPER STRUTT

ピックアップ曲:
「HEARTBEAT」 / 作曲:Rob Taekema、編曲:Harry van Hoof、Benny Baan & Rob Taekema
発売された当時、あちこちで耳にした代表曲とも言える1曲。Rob Taekemaの軽快なギター・カッティングとBenny BaanのピアノのプレイというのがFRUITCAKEの特徴でもありますが、この曲ではシンセ・ベースを使うことで都会的でありながら爽やかな印象を与えます。イメージ的には夕陽に染まる摩天楼といったかんじでしょうか(笑)

「COOL AND GENTLE」 / 作曲:Benny Baan、編曲:Harry van Hoof、Benny Baan & Rob Taekema
上手いタイトルを付けたと感心した曲です。まさにクールな紳士の内に秘めた情熱をサウンドにしたようなBennyの熱いピアノ・プレイが素晴らしいです。週末の夜を遊ぶ大人達の為のナンバーといった感じですね。

「LOBSTER FUSION」 / 作曲:Rob Taekema、編曲:Harry van Hoof、Benny Baan & Rob Taekema
RobのギターをフィーチャーしたFRUITCAKEには珍しいくらいにストレートなFUSIONサウンドを聴かせてくれます。この曲を聴くとFRUITCAKEが確かな演奏力を持っているグループなんだということが分かります。

「BREAKFAST AT BENNY'S」 / 作曲:Benny Baan、編曲:Harry van Hoof、Benny Baan & Rob Taekema
この曲もストレートなFUSIONサウンドが魅力です。RobのJAZZYなギター・プレイが堪能できるGuitar Fusionといった趣があって、個人的にはかなりお気に入りの1曲になっています。

「YOU CAN MAKE ME」 / 作曲:Benny Baan、編曲:Harry van Hoof、Benny Baan & Rob Taekema
「これぞFRUITCAKE!」と思わせてくれるサウンドが心地良いナンバーですね。FRUITCAKEのサウンドは、シャカタクのサウンドに似ているところもありますが、よりPOPで爽やかということではFRUITCAKEでしょうね。

「MARIMBA」 / 作曲:Rob Taekema、編曲:Harry van Hoof、Benny Baan & Rob Taekema
潮風の心地良い浜辺でビールでも飲みながら聴いたら最高だろうなと思わせる1曲です(笑)。Robのアコースティック・ギターのプレイが本当に気持ちが良いです。こういう曲を聴くと夏が恋しくなりますね。

「SUPER STRUTT」 / 作曲:Eumir Deodato、編曲:Harry van Hoof、Benny Baan & Rob Taekema
Deodatoの名盤『Deodato 2 (ラプソディー・イン・ブルー)』に収録されている曲のカヴァーです。オリジナルだけでなく、こういう曲をカヴァーするというのもFRUITCAKEの魅力であり、演奏力の高さを示していると言えるでしょうね。
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by kaz-shin | 2010-02-11 09:26 | FUSION系 | Trackback | Comments(10) | |
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Commented by 哲学者になりたい猫 at 2010-02-11 20:59 x
書き込み休止中に2を手に入れ聴き倒していたので取り上げていただくとは驚きです。「いかにも日本人好きの」という冠詞がつけられその分かりやすさからかfusion好きには少し馬鹿にされてる向きもありますが(もっと本格派の盤が選ばれてますね)ネット上では秘かにファンや捜し求めている人が多く、私は一番ぐらいに好きなfusionといってよいかもしれません。ソリッドなギターが強調されていて確かにこの盤を最高傑作に押す人が多いのも納得な出来ですね。天気予報のBGMをはじめあらゆる所で聴きましたね。私自身は1~3までどれも秀逸すぎて決められませんが。しかし動いている映像を始めて見ました(URL参照)不確かな情報ですが昨年母国で再結成をしたとか。もしかしたら最大マーケット(なはず)のわが国に来日したり、新譜や復刻の動きがあるかも…という甘い期待もしてしまうんですがなにせFusionがメインストリームから消えて久しい昨今難しいですかね。

ある音楽家の自死の際に残された言葉が私のここ数年の問題意識とまったく重なるものだった事のショックでしばらく音楽に関して言葉が出なくなってしまい休止しておりました。kazさん、Kotaroさん暖かいお言葉ありがとうございます。
Commented by Sken at 2010-02-11 22:36 x
このバンド、好きなんですがLPしか持っておらず、
もう20年以上聴いてないです。
CDも一時期出てたと記憶しますが、買わなかったんです。
今でも買えるのかなぁ。
Commented by kaz-shin at 2010-02-12 01:02
哲学者になりたい猫さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
お久しぶりです!お元気そうなんで安心しました。
ちょっと心配してましたので、本当に良かった!!

FRUITCAKEの音楽は、普段FUSIONに馴染みの無いような人にも受け入れられやすいタイプの音楽ですよね。
これって重要だと思うんですよ。
演奏者のテクニック云々というのはマニアックな部分の話ですよね。
そういう部分がクローズアップされると、どうしてもFUSIONという音楽が難しいという印象を与えてしまうこともあるんだと思います。
FUSIONと言えども音楽ですから、気持ち良く聴けるアルバムを見つけられれば、それが1番ですよね。

それにしてもyou tubeには何でも揃っているんですね~。
私も映像を観たのは初めてです。いかにも80’sらしい映像で良いですね(笑)

また気が向いたらコメントして下さいね。楽しみにしていますから・・・。
Commented by kaz-shin at 2010-02-12 01:05
Skenさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
現在は、FRUITCAKEのCDはかなり入手困難なようです。
出来れば再発して欲しいものですね。
私の場合、3rdアルバムが未聴なんで再発してくれると嬉しいのですが・・・。
Commented by 哲学者になりたい猫 at 2010-02-26 02:35 x
上に不確かな情報と書いた再結成の話はどうやら本当だったようです。URL参照(再結成のLiveの何曲かが聴けます。関連動画などでリンクして下さい)80年代のメジャーfusionの雄シャカタクは毎年のように来日コンサートを開いているようですが、この人達ももしかしたら何か動きがあるかもしれませんね。とにかく様々な音楽で溢れていて活力があり豊かであったこのような音楽が静かであれまた見直されてきているというのも嬉しい事ですね。「Summer Reminiscence」も少し渋くなっていますが1、2が好きな人にとってはたまらない盤になっています。これだけ最後までPOPで聴き易いfusionで統一したと言うのは珍しい事かもしれませんね。後は高値安定で困っているCD市場に置いてビクターの再発を促す事ですな(苦笑)
Commented by kaz-shin at 2010-02-27 01:14
哲学者になりたい猫さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
FRUITCAKEの再結成は興味深い話ですね。
新しい作品をリリースされればどんなサウンドになるのか楽しみです。
でもまずは過去の音源の再発でしょうね。
やはりあの頃の音源というのは、録音された時代の空気感も一体になっていますよね。
聴いていてその空気感を感じるのが私の楽しみであり、その頃の音楽を聴くと音楽を聴くのが楽しくて仕方の無かったあの頃の自分を思い出せてくれます。
だからいくつになっても70年代~80年代の音楽に拘っているのかも知れません(笑)
再結成となれば、過去の音源の再発の可能性も高いでしょうね。
Commented by L.F.D at 2010-08-16 16:47 x
待望!フルーツケーキのCD復刻されます!

CDで、しかも最新リマスタリングの音で聴けるこの機会を逃さないようにしたいものです。

発売日:2010/10/06
オリジナル・マスターからの最新リマスタリング K2HD MASTERING
各¥2,100(込)
解説:熊谷美広
初回生産限定
ビクターエンタテインメント

■FRUITCAKE/フルーツケーキ NCS-746
■FRUITCAKE/フルーツケーキ2 NCS-747
■FRUITCAKE /フルーツケーキ3 サマー・レミニスンス NCS-748
Commented by kaz-shin at 2010-08-17 03:45
L.F.Dさん、コメントありがとうございます。
嬉しいニュースを届けて下さって、ありがとうございます。
未入手だった3作目が聴けると思うと嬉しいです。
値段も手頃ですね。
きっと喜んでいる人も多いでしょう。
Commented by Kenny U at 2010-08-22 00:31 x
お仲間の『FUSION MUSIC 研究所』で、
この情報が取上げられていて、私も知ったんです!

あちらに、LETTER FROM DIAMOND LANDさんが、書き込みされた段階では、
Towerだけだったんですが、
最近、HMVでも予約受付出来るようになりました!

私も、サードのCD音源を持っていないので、
HMVで予約しようかな・・・っと思っています。

http://www.hmv.co.jp/artist/cd-album/000000000442731/
Commented by kaz-shin at 2010-08-22 22:49
Kenny Uさん、コメントありがとうございます。
値段も手頃ですし、リマスターでしょうからこの際3枚とも買うというのも有りですね(笑)
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