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国分 友里恵_Relief 72 Hours (Part 2) ◇ 2010年 03月 05日
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今回は、ブログを始めた頃に紹介したものの、今読み返すとあまりにも記事の内容が薄っぺらだったので改めて紹介するPart 2シリーズです。
取り上げるのは、国分 友里恵が林 哲司のプロデュースで1983年にリリースしたデビュー・アルバム『Relief 72 Hours』(過去の記事はコチラ)です。素晴らしいアルバムであるにも関わらず、未だにCD化されていません。

この『Relief 72 Hours 』は、Airレーベルからリリースされています。80年代のAirレーベルはCity Pop路線の魅力的なアーティストを発掘し、世に送り出してきたレーベルですね。そんな魅力的なアーティスト達のアルバムが次々とCD化されていく中で、何故かこのアルバムだけはCD化されていないのが不思議でなりません。今聴いても色褪せていないメロディーとアレンジですから、勿体無いの一言です。City Popが好きな方には1度聴いて欲しい名盤だと思っているのですが・・・残念です。

収録曲は全10曲。作家陣は詞を提供しているのは小林 和子、有川 正沙子の二人、曲を提供しているの野力 奏一、林 哲司、佐橋 佳幸、佐藤 健、山下 正。アレンジは野力 奏一、林 哲司、林 哲司 & 山下 正が手掛けています。
林 哲司のプロデュース、そしてアレンジも手掛けているということで集まったミュージシャンも豪華です。
青山 純(ds)、林 立夫(ds)、村上 秀一(ds)、伊藤 広規(b)、富倉 安生(b)、高水 健司(b)、今 剛(g)、長田 進(g)、田附 透(g)、野力 奏一(key)、富樫 春生(key)、井上 鑑(key)、西本 明(key)、斉藤 ノブ(per)等が参加しています。

『国分 友里恵 / Relief 72 Hours』
01. スノップな夜へ
02. 恋の横顔
03. Weekend Love
04. Love Song
05. とばしてTaxi Man
06. 回転扉
07. Dancing Tonight
08. パーティーにひとり
09. Just a Joke
10. Last Woman

ピックアップ曲:
「スノップな夜へ」 / 作詞:小林 和子、作・編曲:野力 奏一
青山 純&伊藤 広規の鉄壁リズム隊の重厚なリズムによるFunkyなナンバーです。City Popと言うよりも黒っぽいサウンドなんですが、国分 友里恵、林 哲司、佐藤 健によるコーラス・ワークによってまろやかになっており、洒落たCity Popナンバーに仕上がっています。終盤のギター・ソロは、当時野力 奏一のFUSIONバンド"NORIKI"のメンバーだった田附 透です。

「恋の横顔」 / 作詞:小林 和子、作・編曲:林 哲司
林 哲司らしいPopでキャッチーなメロディーが印象的なナンバーです。Jake H.Concepcionのサックス・ソロが素晴らしいです。この人は本当にプロですね。数小節という限られた中で最も曲が映えるようなソロをアドリブで吹くのですから・・・。この曲は実はCD化されております。興味のある方はコチラ

「Weekend Love」 / 作詞:有川 正沙子、作曲:佐橋 佳幸、編曲:林 哲司 & 山下 正
lightなグルーヴが心地良いミディアム・ナンバー。当時UGUISSというバンドでデビューしたばかりの佐橋 佳幸の作曲です。当時は完全にノーマークでしたが、後の活躍を感じさせるメロディー・センスを持っていると今更ながら感じます(笑)。

「Love Song」 / 作詞:有川 正沙子、作曲:林 哲司、編曲:林 哲司 & 山下 正
バラードの職人・林 哲司らしい美しいメロディーのバラード曲。新人らしからぬ堂々として余裕すら感じさせる国分 友里恵のヴォーカルが素晴らしいです。

「とばしてTaxi Man」 / 作詞:有川 正沙子、作曲:佐藤 健、編曲:林 哲司 & 山下 正
美乃家セントラル・ステイション時代の大橋 純子が歌っても似合いそうなFunkyなナンバーです。こういう曲を書かせたら佐藤 健は本当に上手いですね。富倉 安生のベース・プレイと聴けば今 剛と判る絶妙なギター・カッティングが冴えています。

「回転扉」 / 作詞:小林 和子、作曲:佐藤 健、編曲:林 哲司 & 山下 正
この曲も佐藤 健らしい渋いメロディーが憎いグルーヴィーなナンバーです。おそらく佐藤 健がアレンジを手掛けていたらもっとFunkyだったかも知れませんが、林 哲司のアレンジということでAOR色の強い仕上がりになっています。

「Dancing Tonight」 / 作詞:有川 正沙子、作曲:林 哲司、編曲:林 哲司 & 山下 正
クインシー・ジョーンズのサウンドを彷彿させるダンサブルなナンバーです。サビのキャッチーなメロディーは、林 哲司らしさが全開です(笑)。メロディーも良いのですが、クインシー風アレンジを楽しんで欲しい1曲。

「パーティーにひとり」 / 作詞:有川 正沙子、作・編曲:野力 奏一
林 哲司の作るバラードとは趣が異なりますが、それでも美しいメロディーと構成が魅力的なバラード曲です。バンド構成での演奏ですが、実に都会的で洒落た野力 奏一のアレンジが光るナンバーですね。

「Just a Joke」 / 作詞:有川 正沙子、作・編曲:林 哲司 & 山下 正
Bメロからサビにかけてのメロディーの展開が実に林 哲司らしいCity Popナンバーです。この曲もCD化されています。興味のある方はコチラ

「Last Woman」 / 作詞:小林 和子、作曲:山下 正、編曲:林 哲司 & 山下 正
クロージングに相応しい美しいバラード曲です。シンプルなアレンジなんですが、これがかえって儚さみたいな雰囲気を醸し出していて、ラスト・ナンバーらしい仕上がりになっています。

ピックアップ曲なのに、結局全曲レビューしてしまいました(笑)
しかし、それだけ捨て曲無しの傑作アルバムなんです。
この頃の林 哲司は、オメガトライブも手掛けており、まさに脂が乗っている時期のプロデュース作品でもあります。林 哲司のプロデュースしたアルバムの中にはCD化されていないのも結構ありまして、伊東 ゆかりの『MISTY HOUR』(1982年)もそんな1枚です。『Relief 72 Hours』と『MISTY HOUR』、この2枚だけはどうしてもCD化して欲しいと願っているのですが・・・。
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by kaz-shin | 2010-03-05 21:06 | CD化してくれ! | Trackback | Comments(10) | |
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Commented by じょん at 2010-03-05 22:57 x
僕はesqつながりの山下達郎つながりのネルソンつながりで知り始めました。シャルウイダンスもそのおかげで存在を知ることができました。youtubeで聴き入ってしまいました。すご~~~い。
Commented by kaz-shin at 2010-03-06 00:12
じょんさん、コメントありがとうございます。
国分さんは現在も一線で活躍されていますね。
最近では賛美歌を歌っているようですが・・・。
国分さんのアルバムでは最もCity Pop色の強いのがこの1stなんですが、如何せんCD化されていません。
多くの人に聴いて欲しい1枚なんですが残念です。
Commented by You-Ju at 2010-03-06 02:31 x
こんばんは!林さん大ファンの私ですが(笑)、このアルバムは聴けていないんです・・・。kaz-shinさんの記事を拝見して、さらに聴きたくなりました。趣味の中古レコード屋巡りで、頑張って探します(笑)。
Commented by kaz-shin at 2010-03-06 18:13
You-Juさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
CD化してくれれば、沢山の人の耳に届くのですが・・・残念です。
今、もう1度見直されても良いシンガーだと思っています。
林さんのプロデュース・ワークも見事ですので、機会があったらぜひ聴いてみて下さい。
2曲だけですが、『Light Mellow City Breeze from East』の中古CDを探す手もありますね。
Commented by kana at 2010-03-20 01:14 x
はじめまして、or久しぶり‥なのか自分でも忘れました、すみません。kanaと申します。Relief 72 Hours!が載っていたのでついコメントしてみました。
私も大好きなアルバムです。ほんとに捨て曲がないです、これ。
大昔に1度CD化された気がするのですが、すぐ廃盤になったような。。レコード持っていたので買わなかったのが悔やまれます。
仕方がないので、自分でCDにして聴いていました。
2ndからは持ってるのですがね・・国分さん1枚ごとに違うので、この1stは是非再発して欲しいですね。
Commented by kaz-shin at 2010-03-20 03:21
kanaさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
このアルバム、CD化されていたんですか!?
全く知りませんでした。国分さんのHPのディスコグラフィーにもこの1stはアナログ盤で紹介されてましたから・・・。
中古を含め、1度もCDを見たことがありません。相当レアなんでしょうね。
ぜひとも再発して欲しいですね。
Commented by hiro at 2010-03-20 12:15 x
はじめまして。数年前からしばしば訪れております。自分はKaz-shinさんとほぼ同じ世代ですが、取り上げられるアルバム、書かれているコメント、こちらで知り買ったアルバムからの印象で似た趣向の部分を感じてきました。そして、Relief 72 Hours へに寄せる思いはまさに自分のそれと同じです。カセットで持っているのですが、いつしか手元にカセットプレイヤーは消えてしまっており、このアルバムの再発をずっと期待してきました。love songやLast Womanなどは想いの強さを感じさせるせつなさが素晴らしいメロディーと一体となって心に迫ってきます。是非ともCDの音質でじっくりと聞いてみたいものです。ところで、自分が再発してもらいたいもう一つのアルバムはRelief 72 Hours が発売された1983年と同じ年に出た大野雄二のFull Courseという上質のインスツルメントアルバムです。これもCDで世に出たことはないものだと思いますが、洗練された素晴らしいアルバムです。特にルパン三世のテーマソングで有名ですが、非常に意外でした。続編を期待したのですが、これが最初で最後だっと思います。さて、長くなりましたが今後も紹介記事を楽しみにしております。 
Commented by kaz-shin at 2010-03-21 21:38
hiroさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
数年前から訪れて下さっていたとのこと、こういうコメントを頂戴すると本当に嬉しいです。
こんなブログでも続けていて良かったとつくづく思います(笑)

この国分さんのアルバムを含め、今日記事を書かせて頂いた大野克夫さんの1stソロ・アルバム等、
多くの人に聴いてもらいたいと思うアルバムがCD化されていなかったり、入手困難な状態というのは本当に寂しい限りです。
CD化するのが予算的に厳しいのなら、せめて配信でもしてくれないかと・・・。
音楽の配信については、個人的には好きではないのですが廃盤等の作品を配信で聴けるようにするというなら大賛成なんですけど。

大野雄二さんの『Full Course』は未聴なんですが、このアルバムはソニーではなくビクターからリリースされたアルバムでしたね。
その辺りもCD化されていない理由のひとつなのかも知れませんね。
ビクターにはCD化されていない素晴らしいアルバムが沢山眠っていると思います。
音楽業界を活性化させる為にも、埋もれた名盤を世に出して欲しいですね。
Commented by Gemini at 2010-12-14 22:00 x
初めまして~。
大学時代にBandをしており、その当時、このアルバムはよく聴きました。スノッブな夜へ、そして、パーティにひとりが大好きでした…いえ、今も大好きです。
アレンジがとてもカッコよく、又、パーティにひとりの詩も好きで、当時の自分の気持ちと重ね合わせてよく聴きました。
本当にCD化されて欲しいですね!!
Commented by kaz-shin at 2010-12-15 00:15
Geminiさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
林 哲司さんのプロデュースの割にはFUNK色が強いのが意外でしたが、
良い意味で裏切られたという感じで私も今でも愛聴している1枚です。
ぜひともCD化して欲しい1枚です。
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