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大野 克夫_FREE WAYS ◇ 2010年 03月 21日
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最近、更新頻度も落ちてレスも滞りがちになってしまっています。折角コメントを頂戴しておきながら、なかなかお答え出来ずに申し訳無く思っております。すみません。
3月中旬以降、何故か仕事の方が忙しくハードな毎日を送っておりました。ストレスも溜まるのですが、やはり肉体的な疲れがなかなか抜けず、夕飯が済んでちょっと食休みのつもりで横になってもそのまま眠ってしまうような有様です。
記事を書こうと思ってPCの前に座っても、集中力が持続せずに時間ばかりが過ぎ、やがて睡魔には勝てずに寝てしまう日々が多くなりました。仕事が落ち着けば、いつものペースに戻ると思いますし、休みの時は頑張って記事を更新しようと思っていますので、まだまだお付き合いの程よろしくお願い致します。

さて今回紹介するのは、沢田 研二の数々のヒット曲やTVドラマ「太陽にほえろ!」や少し前に紹介した「傷だらけの天使」のテーマ曲等を作曲した作曲家・大野 克夫が、1978年にリリースした1stソロ・アルバム『FREE WAYS』です。
発売当時、友人がこのレコードを買い、カセットに録音してもらったものをずっと愛聴していました。今でもそのカセットはありますが、テープが伸びてしまって聴くには耐えない状態です。いつしかCDにならないかとずっと願っておりました。
このアルバム、実はCD化されています。しかし、それは「太陽にほえろ!」サウンドトラックの集大成となる6枚組のBOX『太陽にほえろ! / Polydor master complete』の中の1枚としてCD化され、このアルバムのみの購入は出来ません。よって今回"CD化してくれ!"のカテゴリで取り上げた次第です。

『FREE WAYS』は全曲インスト・ナンバーで構成されています。
当時既に"クロスオーヴァー(FUSION)"というジャンルが確立されており、数々のクロスオーヴァー系のアーティストのアルバムがリリースされていました。その流れに乗ったかのように大野 克夫も極上のクロスオーヴァー・サウンドを届けてくれました。このアルバムに収録されている曲の多くは、TVドラマや番組のBGMとしても使われていて、もしかすると皆さんの中には聴き覚えのある曲もあるかも知れませんよ。
あくまでもメロディー重視のインスト・ナンバー中心なので、時代を超えて心地良く聴ける1枚だと思います。既にCD化されているのですから、このアルバムのみの発売をぜひとも検討して欲しいものです。

勿論、大野 克夫が全曲の作曲、アレンジ、プロデュースを手掛けています。参加ミュージシャンは、大野 克夫(key)、大原 繁仁(key)、田中 清司(ds)、佐々木 隆典(b)、矢島 賢(g)、増岡 正(per)、村岡 健(sax)、数原 晋(tp)の面々です。実に渋いミュージシャンの起用ですね。

『大野 克夫 / FREE WAYS』
01. CIRCULAR FLIGHT
02. WHITE TINY BUBBLES
03. DOWNTOWN PROMENADE
04. BEYOND THE SUNSET
05. FREE WAYS
06. FANCY LADY
07. SENTIMENTAL MOON
08. I STILL LOVE YOU

ピックアップ曲:
「CIRCULAR FLIGHT」
単調なシンセのリフを基調にして、村岡&数原のホーン・セクションがメロディーを奏でます。羽田空港を飛び立つ飛行機から見る東京の夜景というイメージが浮かびます。本当に単調なリフなんですが、そこからシンセ・ソロからサックス・ソロ、パーカッション・ソロ、エレピのソロへとソロ・プレイが継がれていく構成が見事です。

「WHITE TINY BUBBLES」
私の大好きな曲で、名曲と信じて疑わない1曲です。この曲は本当に数多くの番組のBGMに使われてました。矢島 賢のアコースティック・ギターのプレイがシンプルなんですが、凄く響いてくる音色なんです。これは夏の海辺で夕陽を眺めながら聴きたい、そんな1曲です。今聴いても全く色褪せていないメロディーとシンプルなアレンジのセンスの良さが際立っています。

「BEYOND THE SUNSET」
海の見えるバルコニーから、まさに夕刻から夜への変遷を心地良い汐風と共に眺めていたくなるような美しいバラード・ナンバーです。村岡 健のサックス、数原 晋のフリューゲル、そして大野 克夫のエレピのプレイに耳を奪われます。大野 克夫のメロディー・メーカーとしての才能は勿論、アレンジャーとしての非凡な才能を感じさせる1曲です。

「FREE WAYS」
私の住む千葉県で例えるなら、九十九里や館山辺りのSea Sideを車で走りながら聴きたい、そんな軽快なナンバーです。別に海沿いに限らず、大都会の夜景を眺めながら高速を走る車で聴いても心地良さは変わらないと思いますが・・・(笑)。

「FANCY LADY」
ビートを効かせたちょっぴりFUNKYなナンバー。矢島 賢のアコースティック・ギターをフィーチャーしているのですが、そのプレイ・スタイルはLee Ritenourの『IN RIO』でもプレイを彷彿させます。でも「IN RIO」の方がリリースは後ですが・・・(笑)。短い曲ですが味のあるナンバーですね。

「SENTIMENTAL MOON」
夏のある日、満月の明るい夜に開かれたガーデン・パーティーでの楽しい一時・・・。そんな情景を思い浮かべてしまう曲です。気の合った仲間と過ごす楽しい時間にこんなBGMが流れていたら最高だと思います。

このアルバムも捨て曲無しの1枚ですね。夏の夜のBGMとしては最適な1枚としてお薦めしたいです。
大学生の頃、友人達と車で海へ出かける時に往路では高中 正義の『SEYCHELLES』や『JOLLY JIVE』を聴いて、復路ではこのアルバムをよく聴いていましたね。
この頃から曲を風景や情景に結び付け、イメージとして捉えるようになったような気がします。つまり、この曲はどんなsituationで聴きたいかをいつもイメージしながら音楽を聴いてました。もちろん今でもそういうところはありますね(笑)
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by kaz-shin | 2010-03-21 21:21 | CD化してくれ! | Trackback | Comments(14) | |
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Commented at 2010-03-21 23:39 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kotaro at 2010-03-22 22:00 x
大野克夫さんといえば、スパイダースの時代から、PYG、井上尭之バンドときてソロの時代のほか、私が知るのは、桜田淳子の「ねえ、気がついてよ」などの歌謡曲も書いているという、幅広い活動です。

1978年というと、もう、バンドのイメージより、腕利きのスタジオミュージシャン、もしくは、TVの表舞台に立つより、こういういき方の方がもしかしたら、カッコいいのでは、という風が吹き始めた頃では、ないでしょうか。

私はこのブログをずっと若い世代の人が、後年読む時に、そんな音楽世界の周辺に吹いていた「風」のことも知って欲しいと、思っています。

大野克夫の音楽というものを通して時代を見る。しなやかな感性や理解力と共に、ウイキにはない、そういうことが大切だということを、分かって欲しいと思います。
Commented by kaz-shin at 2010-03-22 22:34
鍵コメさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
温かいお心遣い本当に感謝します。
無理をしようと思っても出来ない年齢に達しているようで・・・(笑)
自分のペースで更新していこうと思っています。
これからもよろしくお願いします。
Commented by kaz-shin at 2010-03-22 22:49
kotaroさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
自分の想いを言葉で上手く表現出来ない私にとってkotaroさんのコメントは、私の気持ちを代弁してくれているようでいつも感謝の気持ちで一杯です。

私の紹介しているアルバム、特に「CD化してくれ!」のカテゴリで紹介しているアルバムには、
我々のような年代には懐かしい音であっても、若い世代の人達には新しい風として受け入れてもらえるだろうと思える作品が多いからです。

配信で好きな曲だけを楽しむ、そんな音楽の楽しみ方があってもそれはそれで良いと思っています。
しかし、しっかりとしたコンセプトを持って制作されたアルバムというのは、
やはりアルバムを通じて聴かないと本当の良さは理解出来ないでしょう。
アルバムを聴くという楽しさを知って欲しいと思いますし、kotaroさんの仰るようにその時代に流れていた"風"を感じて欲しいです。

私は本当に凡人です。
そんな凡人が良いと思える音楽を紹介しているので、きっと多くの人に気に入ってもらえるはずだという想いが根底に流れているのが私のブログです(笑)
Commented by 横浜のvafan at 2010-03-22 23:33 x
こんばんは。以前に井上堯之バンドの記事でお邪魔させていただき
ました。太陽にほえろ78の、とある曲を入手したくBOXの購入を考えた
こともありました。結局買わずに終わり、ご紹介のアルバムも知りませ
んでした。きっと素晴らしい大野ワールドが展開されていることでしょう。

ちなみに、太陽にほえろ78のとある曲とは、ロッキーのテーマ2です。
何とも乗りのいい曲で、最近中古でアルバム(CD)を入手しました。

貴重な情報ありがとうございました。
Commented by Kenny U at 2010-03-25 00:15 x
6枚組BOX 定価12,000円 ともなると、
よっぽど「太陽にほえろ!」の大ファンで無いと手が出ないですよねー。

先ほど、ヤフオクで検索、掛けて見ましたら、入手困難になっている様で、
過去の落札価格が、2万円超えとか、3万円超えとか・・・になってましたー。

しかしまあ、どうしても『FREE WAYS』をCDで入手したいとなると
話は変わってきます。

これ、1994年発売のBOXセットですが、
私は、2004年頃に、縁があって音源をゲット出来たんです!
見つけた時は、驚喜しましたねー。

5枚のサントラに関しては、DISC 1 は、聴けるけど、後は、ほとんど聴かず、です。

ちなみに、関西では、何故か今頃、
第1シーズン(ショーケン時代)の再放送をやっていて
出来る限りですが、DVDに録画していますよ。
Commented by kaz-shin at 2010-03-26 01:06
横浜のvafanさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
レスが遅くなってしまい、すみませんでした。
このソロ・アルバムは、FUSION色が強くサントラ盤のイメージとはかなり違います。
それなのに「太陽にほえろ!」のBOXに収録されていたのが不思議です。
収録曲がドラマの中で使われていたのを憶えていますが、その関係でBOXに入ったのかも知れませんね。
これはかなりFUSION音楽としても良いアルバムだと思うので、機会があったらぜひ聴いてみて下さい。
Commented by kaz-shin at 2010-03-26 01:26
kenny Uさん、コメントありがとうございます。
このアルバムはぜひとも単品で再発して欲しいです!
多少シンセの音に時代を感じる部分もありますが、メロディーの良さや
シンプルながらも繊細なアレンジが施され、1978年当時としては極上のFUSION作品ですよね。
FUSIONが好きな人にはぜひともお薦めしたい1枚なんですが・・・。
やはり単品での再発を願うばかりです。
Commented by オヤジ at 2010-09-29 19:48 x
はじめまして。この作品は86年に一度CD化されてますね。
Commented by kaz-shin at 2010-10-01 00:11
オヤジさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
86年に単品でCD化されていたとは知りませんでした。
もしレコード屋で見かけていたら絶対に購入していたのですが、残念です。
Commented by オヤジ at 2010-10-02 15:58 x
度々すみません。
私もCD化されていたのは全く知らず、2年ぐらい前にヤフオクで落札しました。CD化されたとはいっても86年だけあってか音がショボイです。最新デジタル・リマスタリング、本人による最新ライナーノーツを加えて再発して欲しいです。
Commented by kaz-shin at 2010-10-03 02:20
オヤジさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
86年頃と言うとアナログ盤からCDへ切り替わりつつあった時代ですね。
その頃は聴きたい音楽が沢山あって、既存のアナログ盤のCD化されたモノまで買う余裕が無かったですね。
今だったら真っ先に飛び付いていたと思います(笑)
私もぜひ再発して欲しいと願っています。
Commented by makigen at 2012-07-04 13:53 x
私の記憶が確かならば,このアルバムでのガットギターのソロは矢島さんではなくて大野さんだったはずです。
Commented by kenny U at 2012-07-06 07:25 x
おー、ホント!
ガットギターは、大野克夫御自身が弾いていますねー。
(先ほど、アナログLP盤を取りだして確認してみました)

参考までに、LPジャケット裏、ミュージシャンクレジットには、

KATSO OHNO (electric piano,synthesizer,solina,gut guitar)

KEN YAJIMA (electric guitar)

と書かれています。

KATSO → ジャケット表面と帯は、KATSUO なのに、ジャケット裏の表記は、KATSO です(笑)

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