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CLAUS OGERMAN_Claus Ogerman Featuring Michael Brecker ◇ 2010年 03月 22日
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不思議なもので体調や精神状態によって聴く(聴きたい)音楽って変わりませんか?
最近疲れが溜まっているせいか、心地良いインスト系の音楽ばかり聴いています。特に夜、眠りにつく時に流す音楽は、自分にとってヒーリング効果の高い音楽を自然と選択しているみたいです(笑)
今回紹介するのも心地良い眠りを誘ってくれる、私にとって癒し効果の高いアルバムです。
1960年代においてはCTIレーベルの多くの作品でアレンジを手掛け、1970年代以降名匠・Tommy Lipumaのプロデュース作品の多くにアレンジャーとして関わっているClaus Ogermanが1991年にリリースしたリーダー作『Claus Ogerman Featuring Michael Brecker (邦題:ブルヴァール・トリステス)』です。

Claus Ogermanの名を知らなくても、彼のアレンジした美しいストリングスを聴いたことがある人はきっと多いことでしょう。彼がアレンジした代表作と言えば、Antônio Carlos Jobimの『WAVE』、Michael Franksの『Sleeping Gypsy』、George Bensonの『Breezin'』や渋いところではDr.Johnの『City Lights』があります。Claus Ogerman自身も1978年に『Gate Of Dreams』、1982年に『Cityscape』という傑作リーダー・アルバムをリリースしています。

本作『Claus Ogerman Featuring Michael Brecker』は、プロデューサーにTommy Lipumaを迎え、1988年~1990年という長期にわたってレコーディングされました。アルバム・タイトルでも分かるようにOgermanのお気に入りだったMichael Breckerをフィーチャーして制作され、アレンジャーとしては勿論ですが作曲家としてのOgermanをも堪能出来ます。
参加ミュージシャンは、Michael Brecker(ts)、Randy Brecker(tp)、Robben Ford(g)、Dean Parks(g)、Marcus Miller(b)、Abraham Laboriel(b)、Eddie Gomez(b)、Vinnie Colaiuta(ds)、Steve Gadd(ds)、Alan Pasqua(key)、Paulinho DaCosta(per)の面々です。

『CLAUS OGERMAN / Claus Ogerman Featuring Michael Brecker』
01. Corfu
02. Lyricosmos
03. After The Fight
04. Adonia
05. Boulevard Tristesse

ピックアップ曲:
「Corfu」
Randy & Michael兄弟のユニゾンによる柔らかなテーマが印象的なナンバーです。Robben FordのJAZZYなギター・プレイも耳に残りますが、やはりMichael Breckerのテナー・ソロが素晴らしいの一言ですね。メロディー的には特に良いという感じはありませんが、JAZZとオーケストラの融合と言えそうな絶妙なアレンジが面白いです。私にはヒーリング効果が高くて、寝る時に聴くと大抵この1曲目で寝てしまいます(笑)

「Lyricosmos」
ストリングスで始まるイントロはFUSIONとは思えません(笑)。テーマはここでもRandyとMichaelの二人です。聴き所としてはMichael BreckerのJAZZYなテナーのソロ・プレイと後半のRandy Breckerの力強いトランペット・ソロでしょう。

「After The Fight」
都会的で独特な翳りみたいなものを感じるナンバーです。今までの2曲とは異なり、オーケストラが主役といった趣きのある曲ですね。Alan Pasquaのピアノとオーケストラのバランスが個人的にはとても気持ちの良いものです。こういうオーケストレーションは流石にOgermanだと思わせます。

「Adonia」
重厚なオーケストラに柔らかいRandyのフリューゲル・ホーンが絡み、まるで映画音楽のようなスケールを感じさせます。

「Boulevard Tristesse」
オーケストラにRobben Fordのギター、Steve Gaddのドラム、Eddie Gomezのベースというシンプルな構成ですが、アルバム中で最も面白く好きな曲です。透明感溢れるRobenのギターが凄く印象的です。
中盤からタンゴ調となり、哀愁が漂い何とも言えない気持ち良さがあります。

個人的には好きなアルバムですが、決してお薦めしません。
Michael Breckerが好きな人やRobben Fordが好きな人には良いかも知れませんが・・・。あくまでもBGMとして聴く分には良いと思いますが、曲自体良い曲と思えるのは05程度です。
ただ、録音とミキシングにAl Schmitt、Elliot Scheiner、Bill Schneeが関わっているので音は良いですよ。
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by kaz-shin | 2010-03-22 22:32 | FUSION系 | Trackback | Comments(4) | |
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Commented by じょん at 2010-03-22 22:44 x
Michael Breckerが亡くなられた時にesqの三谷さんがファンクラブで「お薦め」にcityscapeを教えてくださいました。寝付けない夜には定番のCDです。もう一枚このアルバムもあるんですね。
Commented by kaz-shin at 2010-03-22 22:52
じょんさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
『City Scape』を聴いておられるなら、このアルバムを聴く必要はありませんよ。
『City Scape』を超える作品にはなっていませんから・・・。
BOOK OFF等で安く入手出来るようでしたら、聴いてみて下さい。
Commented by たにぴ@変化球 at 2010-03-24 16:36 x
CityScapeを聴いてたらこのアルバムは不要だなんて、また珍しくズバッとした物言いですね。
かく言うぼくも、前者は天才肌のアルバム、こちらは少しそれを聴き易くしたもの、と感じます。
Commented by kaz-shin at 2010-03-26 01:22
たにぴさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
レスが遅くなりました。すみません。
このアルバムが決して悪いという訳ではないのですが、『City Scape』に比べると、やはり物足りなさを感じてしまうもので・・・(笑)
確かに聴き易いのですが、今ひとつ面白みに欠ける感じでしょうかね。
録音に時間をかけ過ぎたのかも知れません。
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