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門 あさ美_PRIVATE MALE ◇ 2010年 03月 30日
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今回紹介するのは、門 あさ美が1983年にリリースした5作目のアルバム『PRIVATE MALE』です。実は私が門 あさ美をリアル・タイムで聴いていたのはこのアルバムまででした。別に嫌いになったということではなくて、自然と聴かなくなってしまったというのが本当のところで、このアルバムに関しても特に思い入れが無いというか、あまり印象に残っていませんでしたね。
2007年に紙ジャケでリイシューされた時に何となくまた聴きたくなって購入したんですが、アルバムがリリースされた1983年当時よりもずっと良いと思えました。音楽って不思議ですね(笑)

『PRIVATE MALE』は、門 あさ美が全曲(10曲)の作詞・作曲を、井上 鑑が全曲の編曲を手掛けています。曲調としてはまだ初期作品に通じるアダルトなPOPS路線ですが、初期の3作品程インパクトはありません。しかしながら門 あさ美らしい世界観は変わらず、なかなかの佳曲が揃っていると思います。
またアレンジを手掛けている井上 鑑は、当時最も忙しいアレンジャーの一人。そんな彼のアレンジの凄い所は、聴けば井上 鑑のアレンジとすぐに判る独特なサウンドが特徴のひとつですが、そんな癖のあるアレンジなのにアーティストの個性を決して消してしまわないという絶妙なアレンジを施すところでしょうね。井上 鑑のアレンジに関しては、人によっては好き嫌いがはっきり別れるかも知れませんが、私は独特で結構好きですね。

井上 鑑のアレンジということになれば、ある程度参加ミュージシャンも決まってきます(笑)。参加しているのは、井上 鑑(key)、山木 秀夫(ds)、高水 健司(b)、岡沢 茂(b)、今 剛(g)、土方 隆行(g)、浜口 茂外也(per)、土岐 英史(sax)、Jake H. Concepsion(sax)、数原 晋(tp)、EVE(cho)等という顔触れ。特に今 剛は、当時の井上 鑑のアレンジには欠かせないミュージシャンでした。

『門 あさ美 / PRIVATE MALE』
01. ミストレス
02. ミステイク・パートナー
03. Mrs. アバンチュール
04. 夕凪ぎ
05. うわさ
06. TO ONE TWO ONE
07. きゅっとぎゅっといい
08. 感度は良好
09. 愛情回路
10. 極上フレンド

ピックアップ曲:
『ミストレス』 / 作詞・作曲:門 あさ美、編曲:井上 鑑
軽快で門 あさ美らしさが出ているPOPなナンバーです。数多い女性アーティストの中でも門 あさ美ほど"女臭さ"が前面に出ているアーティストも珍しいかも知れませんね。ストレートでキャッチーなメロディーが耳に心地良い1曲。

『Mrs. アバンチュール』 / 作詞・作曲:門 あさ美、編曲:井上 鑑
タイトルからして門 あさ美らしい1曲(笑)。ちょっとサンバのエッセンスの混じった軽快なアレンジと、今 剛ならではのギター・ワークが光っています。何とも妖しげな曲を妖しげに歌いながらもいやらしく感じないところが門 あさ美のヴォーカルの魅力でしょう。

『TO ONE TWO ONE』 / 作詞・作曲:門 あさ美、編曲:井上 鑑
AメロからBメロへの展開、サビのメロディーが実に私好みの1曲です。割とオーソドックスなアレンジながらもギターのリフ等のギターの使い方の随所に井上 鑑らしさが窺えるアレンジも良いですね。シングル向きの曲では無いかも知れませんが、個人的には大好きです。

『感度は良好』 / 作詞・作曲:門 あさ美、編曲:井上 鑑
7枚目のシングル・リリース曲です。ファンの間でも割りと人気のある曲みたいですね。確かにキャッチーなメロディーで聴き易いですが、私としてはちょっぴりナイアガラ・サウンドっぽさを感じる心地良いアレンジが好きです。

『極上フレンド』 / 作詞・作曲:門 あさ美、編曲:井上 鑑
井上 鑑らしさと今 剛らしさが全開といった感のあるナンバーです。アルバムの最後にこういうビートが効いて、メリハリのある曲を持ってくるというのは珍しいですね。あきらかに井上 鑑というアレンジなのに、不思議と門 あさ美のヴォーカルにもマッチしているんですよね。やはり井上 鑑というのは天才肌のアレンジャーなのかも知れませんね。

今回ピックアップした曲にはバラード曲がありません。「夕凪ぎ」、「うわさ」、「愛情回路」の3曲がバラードなんですが、決してこの3曲は悪い訳ではありません。ピックアップした5曲が単に私の好みというだけのことです(笑)。なかなかの傑作アルバムだと思いますので、興味があれば聴いてみて下さい。
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by kaz-shin | 2010-03-30 01:16 | CITY POP / J-AOR系 | Trackback | Comments(4) | |
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Commented by antifleur at 2010-03-30 03:18 x
こんにちは。はじめまして。
前作『HOT LIPS』に少し邪魔された感じを受けますが、これも良いですね。まぁ、全てのアルバムが良いのですが^^; 次の『麗(u ra ra)』を2nd Fascinationと勝手に決め付けている私です。
Commented by kaz-shin at 2010-03-30 21:25
antifleurさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
記事にも書いた通り、私の場合この5作目迄は聴いていたんですが、6作目以降は馴染みがありません。
『麗(u ra ra)』が2nd Fascinationですか!
これは俄然聴きたくなってきました(笑)
アレンジを惣領泰則さんが手掛けているんですね~。
ぜひ聴いてみたいと思います。
Commented by エキナセア at 2010-04-19 10:41 x
ご無沙汰しております。
このALBUMはサウンドが最高ですね。1番好きなALBUMです。
ちなみに2007年の紙ジャケはわたくしがライナーを書いております。短いライナーですが。
Commented by kaz-shin at 2010-04-19 23:27
エキナセアさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
そうでしたか!
あのライナーを書かれたのがエキナセアさんでしたか!
本名が判明してしまいました(笑)
当時の井上鑑さんの勢いがそのままサウンドに表れている感じがしますね。
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