私にも勿論沢山あります。その後の音楽の聴き方を大きく変えてしまったような曲もありますし、大袈裟では無く鳥肌が立った曲もありました。
今夜お届けする曲は、私が初めて聴いた時に本当に鳥肌が立った曲です(笑)
その曲は、八神 純子が1979年にリリースしたシングル曲「想い出のスクリーン」です。この曲はシングル・リリースだけでオリジナル・アルバムには未収録の名曲です。(ベスト盤には勿論収録されています)
八神 純子の書いたメロディーや透き通った歌声も勿論鳥肌が立ちそうな位に素晴らしいのですが、実際に鳥肌が立ったのは後藤 次利のベース・プレイなんです。
実はこの曲にはミュージシャン・クレジットが記載されていません。しかし、1979年当時に歌モノのバックのプレイで、こんなに高度なテクニックと小粋で洒落たセンスのフレーズのベース・プレイは、後藤 次利以外には考えられませんから・・・。
ぜひともベース・プレイに注目(注耳?)して聴いてみて下さい。特に1分15秒~29秒のワンコーラス目と2コーラス目の間のプレイは凄いですよ。これが1979年のプレイなんですから!
「想い出のスクリーン」 / 作詞:三浦 徳子、作曲:八神 純子、編曲:大村 雅朗
私はポールマッカートニーの「歌う」ベースが大好きなので、自然とベースに耳が行きますが、この曲のベースプレイは文句のつけようがないですね。
個人的には、大ヒットした「パープルタウン」「水色の雨」ではなく、この「想い出のスクリーン」こそが八神純子さんを表す曲だと思っています。
大村雅朗さんは素晴らしいアレンジャーですが、おそらくここまで細かいベースのフレーズを譜面に書いていたとは思えません。
おそらく後藤次利さんの感性に任せていた部分が大きかったのではないかと思っています。
記事には間奏部のベース・プレイを中心に書きましたが、seigi4さんの仰るように全編で素晴らしいプレイが堪能できますよね。
終盤のギターはおそらく松原正樹さんだと思うのですが、この頃は後藤さんと松原さんはよく一緒にプレイしてましたし、この二人が関わった曲には好きな曲が多いです。
じょんさんのコメントでふと納得したことがあります。
私が打ち込み系のサウンドが決して嫌いな訳ではないのに、今ひとつのめり込めないのは、個性的で光る楽器のプレーが無いところなのかも知れません。
やはり素晴らしいミュージシャンの演奏というのは、時代に左右されませんよね。
70年代終盤から80年代中盤にかけては、良い曲は勿論の事、良い演奏の曲というのが沢山存在しました。
昔聴いてた曲を今改めて聴くと、結構驚きがあったりしますね。
いやいや、これまた懐かしい曲でござます。
このシングルは中学生の私がなんど
あのせまく汚い部屋で聴いたことか!
ナイスな音質できかせていただきありがとうございます。
お久しぶりです。
仰るように松原さんのギター・ソロも最高ですね。
J-POPにおいて、松原さん、今さん、後藤さんの功績って絶対に大きいですよね。
何度もブログに書いてますが、松原さんのギターに出会ってなければ、こんなにもCITY POPやJ-POPにのめり込まなかったと思います。
今 剛さんは、バラード系の曲で良いソロが多いと思います。
先日UPしたイルカさんの「もう海には帰れない」の終盤のソロは今 剛さんだと思うのですが、これが結構良いソロなんです。
今回は、後藤さんのかわりに今さんがギターでさりげなく美味しいフレーズを入れてましたね。
純子さんライブ、復活ぜひお願いしたいところです。
純子さんが参加した岩崎宏美さんの「真夜中のドア」のカバーですが、まもなく発売いうことで、先行試聴可能です。いやいや、カッコイイ感じです。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/3895907
再放送を確認して既に録画予約済みです。
わざわざ情報ありがとうございました。
「真夜中のドア」を試聴しましたが、これは格好良いです!
この曲聴きたさに購入しても損が無さそうなアルバムですね。
購入を検討します(笑)
明日深夜の再放送を楽しみにしております。
結構評判が良かったみたいですね。
今度はしっかり録画予約していますので、見逃すことはないと思います(笑)
活動を再開して新しいアルバムをリリースしてくれると良いのですが・・・。
古い曲を新しいアレンジで聴かせてくれるアルバムも期待したいですね。
後藤、松原コンビで間違いないです。