CITY POPやAOR系の音楽の醍醐味というのは、"楽曲の良さ"、"センスの良いアレンジ・演奏"、"ヴォーカルの良さ"の三拍子が揃っていることだと思っているのですが、今回紹介する「Rainy 2・4・6」という楽曲が収録されている1982年リリースの1stアルバム『Again』は、その三拍子が揃った典型的なCITY POPアルバムで、発売されて30年近い時が経った今でも愛聴盤となっている1枚です。
この名盤がCD化されないかとずっと待ち焦がれていたのですが、念願叶って2009年に金澤 寿和氏の監修するLightMellow ChoiceからCD化されました。しかし、これが本当にオリジナル・マスター・テープからのリマスタリングなのかと疑いたくなるほど音が良く無くて少々がっかりもしました。
それでもこの名盤が多くの人の耳に届くようになったのは、昔から愛聴していた私としてはとても嬉しいことには変わりありませんが・・・。
アルバム『Again』の魅力は、黒住 憲五の書くキャッチーなメロディーと甘い歌声、そしてサウンド・プロデュースを手掛けた松原 正樹のセンスの良いアレンジとギター・プレイに尽きると思います。松原 正樹フリークには絶対に押さえておいて欲しいアルバムですね。
バラードも良いのですが、初めて聴く方も多いだろうと思い、いかにも80'sのCITY POP色の濃いアナログ盤のB面のTOPを飾ったナンバー「Rainy 2・4・6」を選んでみました。
「Rainy 2・4・6」 / 作詞:鈴木コウ、西尾 尚子、作曲:黒住 憲五、編曲:松原 正樹
Drums : 林 立夫、青山 純、菊池 丈夫
Bass : Mike Dunn、美久月 千晴
Guitar : 松原 正樹、真下 芳彦
Keyboards : 佐藤 準
Percussion : 斉藤ノブ
Sax : Jake.H.Conception
Lyricon : 伊東 たけし
Flugel Horn : 数原 晋
Chorus : EVE、伊集 加代子
Strings : 加藤グループ
(アルバム・クレジットより)
この曲、リマスタリング盤ではじめてて知ったのですが、すぐに気に入りました!
今でも日々持ち歩いています。
雨の246号線がテーマでしょうか。
ほとんど詩を聞かないので、勝手に想像して楽しんでます。
246といえば川島なお美さんとEPOさんを思い浮かべます。
”青山通り”=”女子大生”を起想する時代がありましたね。
CDを購入されて気に入っているとのことですから、やはりCD化されたという意義は大きいですね。
同じように良いアルバムなのにCD化されていないもの、再発されないものが多いのも事実で、
これからもCD化、再発の動きが活発になってくれるのを密かに期待しています。
"雨の青山通り"という和風タイトルでも良い曲が出来そうですよね(笑)
黒住憲五の「Again」、個人的には杉真理「STARGAZER」松尾清憲「SIDE EFFECTS」伊藤銀次「SUGAR BOY BLUES」と並ぶ愛聴盤です。
比喩でもなんでもなくLPが擦り切れるくらい聴きました。
特にLusiaはかなりの名曲だと思っています。
本当にCD化してくれたことに感謝しても感謝しきれない作品。
次はぜひ岸正之のアルバム&シングルのCD化を…
確かに名盤だと私も思います。
「Lusia」が好きというのは渋いですね(笑)
私は落ち着いた感じの曲だと、ラストナンバー「Losing You」がたまらなく好きです。
岸正之さんのアルバムのCD化というのは、私のずっと昔からの願い事のひとつです。
実現して欲しいですよね。