今夜は、洋楽カヴァー(日本語詞)で私がオリジナル曲よりも魅力的に感じている数少ない曲を紹介しようと思います。
その曲は、伊東 ゆかりが1979年にシングル・リリースした「あなたしか見えない」です。AORや洋楽好きな方なら、オリジナルがCarole Bayer SagerとPeter Allenの名コンビの作品で、1978年にMelissa Manchesterがリリースした「Don't Cry Out Loud」であるとご存知の方も多いでしょう。
オリジナルも好きなんですが、この曲に関しては正直なところ、伊東 ゆかりのカヴァーの方が断然好きなんですよね。
何故好きなのかと言うと、まずは日本語詞。なかにし礼が日本語詞を書いているのですが、この歌詞が実にメロディーにマッチしていると思うんですよね。
そして、何より伊東 ゆかりの歌が良いんです。伊東 ゆかりという人は、熱唱タイプではありません。どちらかと言えば淡々と歌を歌っている感じなんですが、それでいて表現力が豊かでスーっと聴いている者の耳に届いてくる感じがたまらないんです(笑)
この歌詞が本当に似合うシンガーという気がするんですが、如何でしょうか?
既にこの曲もUPされていますが、構わずUPしています。良かったら聴いてみて下さい。
「あなたしか見えない」 / 作詞・作曲:Peter Allen、Carole Bayer Sager、日本語詞:なかにし礼、編曲:鈴木 茂
原曲も嫌いではないのですが、
伊東 ゆかりの、この情感を抑えた歌唱が、かえって心に沁みました。
kaz-shinさんが魅力を感じるカバー曲を、
機会があれば、また紹介していただけると嬉しいです。
新シリーズ!?
ちなみに、自分は、
稲垣 潤一の「ハート悲しく」fromアルバム『246:3AM』が好きです。
Marty Balinの原曲の方が歌謡曲ぽく聞こえてしまいます。
(歌謡曲が悪いというわけではないのですが…笑)
オリジナルのDon't cry out loudを直訳すれば
「そんなに大きな声で泣かないで」になりますが
わたしもなかにしのセンスの良い翻訳詞に軍配をあげたいです。
1950年代終わりから、日本には映画を下敷きにした
翻訳ソングの文化がありました。
伊東ゆかりというベテラン歌手に、この曲を歌わせるという試み
ですが、プレイボーイのなかにしがポンとプレゼントした宝物が
こんな素敵な曲であった、という解釈はどうでしょう。
今ではヒット曲制作の流れも変わりましたし、こんな遊び人が
芸能音楽を手がけたり、歌い手、聞き手も真面目な人ばかり。
大人の文化を愛する同世代人で、この曲に乾杯しておきましょう。
懐かしい曲があがっていますね。
この曲は当時気に入った曲のひとつでした。
ちょうど同時期に歌っていたRITA COOLEDGEの英語のほうとを
両方よく聞いていました。
RITA COOLEDGEの代表曲みたいに言われることもあるのですけど
Melissa Manchesterが一足先に歌っていたと
持っていたベスト盤の歌詞カードの解説に書いてありました。
Melissa Manchesterのは聞いたことないので
全然気づいていませんでしたが。
そういえば、岩崎 宏美がライブで歌っていたなあと思って
ライブのレコードを調べると'79のライブでした。。。
レスが遅くなって、失礼しました。
なかなかセンスの良い日本語詞ですし、伊東さんの声にも似合っている楽曲だと思っています。
洋楽カヴァーと言っても侮れない曲もありますよね。
>kaz-shinさんが魅力を感じるカバー曲を、
>機会があれば、また紹介していただけると嬉しいです。
ありがとうございます。日本語詞の洋楽カヴァーに限らず、好きな洋楽カヴァーがあれば機会を見て紹介しようと思います。
レスがいつも遅くなってしまい、本当にすみません。
最近の日本の音楽シーンでは、こういう大人が安心して聴ける曲っていうのが本当に少なくなりましたね。
その内、音楽が大衆文化では無くなってしまうのではないかと不安になる時があります。
色んな世代が楽しめる音楽がもっと存在しても良いはずなんですがね。
レスが遅くなってしまい、すみませんでした。
ご無沙汰です。
確かにリタ・クーリッジの方が知名度が高かったですね。当時よく比較されたのはリタの歌だったように思います。
リタもカヴァーでヒットを飛ばす人でした。
>リタもカヴァーでヒットを飛ばす人でした。
でしたね。
で、カバーで思い出したのが、倉田まり子。
first ALBUMで、ABBAの「落葉のメロディ」「エンジェル・アイズ」や
「サンセット・キッス」等カバーをいろいろ歌っていたので、
この路線でいくのかなと思っていたら、全然違っていて、
結構気に入ったからもったいないなと思ったのを思い出しました。
(当時、グラジュエイションが気に入ったのでいくつか聞いていました。
グラジュエイションって卒業式のシーズンに結構かかると思ったけど、
翌年からは、全然だったし。もう少しはやってもいい人だと思っていたけど。)
倉田まり子さんは全くのノーマークでした。
正直なところ、満足に曲も聴いたことが無いです。
そう言えば、CDの中古店巡りをしていても倉田さんのアルバムはほとんど見かけたことが無いですね。
Thundererさんが聴いていたということなら、聴いてみたい気もします。
アイドル系歌手も洋楽カヴァーを結構歌ってますよね。
今度私の好きなアイドルの洋楽カヴァーを紹介しようかと企んでます。