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今夜の1曲 / サーカス 「二人だけ」 ◇ 2011年 04月 20日
かなり昔の話(30年位前でしょうか・・・笑)になりますが、当時私は洋楽の日本語カヴァー曲というものに抵抗感がありました。
勿論先日照会した伊東 ゆかりの「あなたしか見えない」のようにオリジナルを凌駕する出来栄えの曲も存在していましたから、決して嫌いとか聴かないという訳ではありませんでしたが、オリジナルが名曲と誉れの高い曲ほど日本語によるカヴァーというものに馴染めなかったというのが本音です。

今夜紹介する曲も初めて聴いた時には、「何でこの曲を日本語で歌っちゃうの?」という感想を抱いた曲でした。
しかし、時が流れて久しぶりにこの曲を聴いた時、最初に感じた嫌悪感のようなものは無くなっており、なかなか面白いなと思えたんですね。不思議なものです。私が歳を重ねたせいなんでしょうかねぇ(笑)

前置きが長くなりましたが、その今夜紹介する洋楽の日本語カヴァー曲というのは、サーカスが1978年にリリースした1stアルバム『CIRCUS 1』に収録されていた「二人だけ」です。タイトルだけで既にお判りだと思いますが、オリジナルはあのAORの名曲中の名曲であるBoz Scaggsの「We're All Alone」(1976年リリースのアルバム『Silk Degrees』に収録)です。
オリジナル曲の完成度が高いほど、その曲を日本語詞でカヴァーするということ自体に抵抗を感じる人は少なからず存在すると思います。しかし、騙されたと思ってUPした音源を聴いてみて下さい。このサーカスのカヴァーを単純にAORの大名曲の日本語詞カヴァーと捕らえてしまうのではなく、実にサーカスらしいコーラス・ワークを活かした歌謡バラードというような捕らえ方で聴くと悪くないんですよね~。
元々サーカスは、洋楽の日本語詞カヴァー(「Mr.サマータイム」)で大ヒットを飛ばしたグループですし、この路線を大事にした当時のアルファ・レコードのスタッフの戦略も理解出来ます。しかも単なるカヴァーに仕立てずにサーカスらしさを前面に出しているのは、さすがにセンスの良いアルファ・レコードのスタッフだという気がします。
この「二人だけ」が、サーカスらしさがよく出たカヴァーに仕上がっているのは、個人的には日本語詞を担当したなかにし礼とアレンジを手掛けた前田 憲男の功績が大きい気がします。

皆さんはこの大名曲の日本語詞カヴァーを聴いてどのような感想を持たれるでしょうか・・・!?

「二人だけ」 / 作詞:Boz Scaggs、日本語詞:なかにし礼、作曲:Boz Scaggs、編曲:前田 憲男


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by kaz-shin | 2011-04-20 00:59 | YouTube | Trackback | Comments(5) | |
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Commented by Kenny U at 2011-04-24 07:26 x
久々に、コメント一番乗り!!

サーカスの「Mr.サマータイム」と
ハイ・ファイ・セットの「フィーリング」が、
うっかりするとごっちゃになって、
混同されてしまうのは、私だけでしょうかー??(笑)

どちらも、洋楽の日本語カヴァー曲ですよね。

kaz-shin さんが、書かれている様に、
「何でこの曲を日本語で???」というのは、
私も良く感じました。・・・今でも感じます。

椎名恵の「LOVE IS ALL ~愛を聴かせて~」も
Winkの「愛が止まらない Turn It Into Love」も
同様の感想だったから、
バラードだとか、ダンスナンバーだとか、あまり関係ないんでしょう。

でも、これって音楽通だから??
洋楽(原曲)の完成形を知っているから??

私の場合ですけど、
きっと、日本語詞で印象に残ったのが先で、英語詩が後だと、
この違和感はかなり薄れると思うんですよね。
でも、如何せん、同時期か、先に、原曲を聴いてしまうと
もう駄目ですねーーー
Commented by Kenny U at 2011-04-24 07:41 x
ちなみに、「We're All Alone」の場合、
一番印象深いのが、リタ・クーリッジのヴァージョン。

その後、高中インスト物 → ボブ・ジェームスのアップテンポ版 → ボズの原曲という形で接して来たんです。
今でも、私が一番気に入っているのは、リタ版のメロウなアレンジです。

サーカス版、今回、歌詞カード見ながら再チェックして見ました。
まず、松木恒秀風な”うねうね”ギターが良いですね。
なかにし礼の訳詩も見方に寄ってはすごく旨く出来ています。
(歌詞カードを見てないとわからないと思うけど)
もう少し楽器の活躍度が高いとさらに良いんですけど。

この『CIRCUS 1』は、すごく面白い構成ですねー。

洋楽の日本語カヴァーと国内楽曲のカヴァーが、混在していて。
ところが、一番、気に入ったのは、何故か、
歌謡曲カヴァーで、1970年辺見マリが歌った「経験」
それこそ、かなり昔(40年以上前)の昭和歌謡!!
あらー、世代がもろバレになりますねー(笑)

追記:
ちなみに私が嫌悪感を感じる洋楽カヴァー曲の第一位!
西城秀樹『ヤングマン』
これだけは、どうしてもいただけないなーーー
Commented by kaz-shin at 2011-04-24 20:04
Kenny Uさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
興味深い内容のコメントでした。
いつもありがとうございます。

でも1番印象深かったのは"追記"でした。
私も同感です!
私も西城秀樹『ヤングマン』だけは、曲がどうこうということでは無くて、
何故か生理的に受け付けません(笑)
Commented by kotaro at 2011-04-29 03:15 x
これはもろ「サウンド・イン・S」の世界ですね。
ほら、アレンジが前田憲男になってるじゃ、ないですか(笑)
詞はなかにし礼だし。

もうちょっと味を変えるとティナみたいなボイスに聞こえるところもあるのですが。

ところで大阪府豊中市は、府立桜塚高校と大阪音楽大学の提携をするという、地元のニュースが出ていました。
これぞ前田憲男さんつながりですね。
私の住む隣りの池田市は「てるてる家族」の舞台で、なかにし礼さんが、小説にして話題になりました。
地元の話題ばかりでスミマセン。
Commented by kaz-shin at 2011-04-29 21:10
kotaroさん、コメントありがとうございます。
今は本当に大人が純粋に音楽を楽しめる番組がありませんね。
「サウンド・イン・S」は、そんな大人が楽しめる音楽番組でしたね。
関西の土地や地理的な話題に関しては、疎いために気の利いたコメントが出来ず、心苦しいです。
すみません。
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