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後藤 次利_MR.BASSMAN ◇ 2005年 12月 02日
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日本の音楽史上に名を残す名ベーシスト・後藤 次利の1stソロ・アルバム。1979年のリリースである。正確には、前年の78年に教則・リスニング兼用というアルバム 『 ON BASS 』 がリリースされているが、オリジナルとしてはこの 『 MR.BASSMAN 』 が最初のアルバムとなる。 そして『 ON BASS 』 はCD化されているのに、『 MR.BASSMAN 』は未CD化。どうゆう事よ、ビクターさん!
後藤 次利と言えばチョッパーみたいなところもあるが、オーソドックスなプレイの中に光るフレーズ、ベース・ランニングがたまらなく格好良い。ベースという裏方的な楽器を表舞台に引き上げた功労者ではないだろうか。

Side. A
01. MR.BASSMAN
02. STRANGE CREW
03. GOTTA GIVE IN
04. TV SHOW

Side. B
05. SOMETHING NEW
06. THE POWER LOOK
07. A SONG FOR MY SHOES
08. THE STRINGS FOR OLD LOVE

01 は、オールディーズ・ナンバーをテクノっぽいディスコ・サウンドに仕上げている。シンセとベースのソロ合戦。1曲目から超テクを聴かせてくれる。02 は、歌姫・桑名 晴子にサポートを受けてのボーカル曲。どことなくサディスティックスを彷彿させてくれる曲で、フレットレス・ベースのフレーズが何とも言えず渋い。
03 は、このアルバムで1番好きな曲。ロバート・ブリル、林 立夫のツイン・ドラム、松原 正樹、鈴木 茂のツイン・ギター、そしてキーボードが佐藤 博という凄い顔ぶれで奏でられる極上FUSION。夏の海辺に寝転んで、夕陽を見ながら聴きたいようなナンバー。数原 晋のフリューゲルと松原 正樹のアコギ・ソロが素晴らしい。
04 では一転してロック色強いボーカル曲。桑名 晴子はサポート・ボーカルだが、その存在感は凄い。
05 は、スピード感のあるナンバーでロバート・ブリルのタイトなドラム、矢島 賢と鈴木 茂のギター・ソロ、曲の最後の次利のベース・ソロという聴き応え満点である。
06、08 は、次利が敬愛している作曲家・筒美 京平が書き下ろしたインスト・ナンバー。次利がメロディーを大切にしてアレンジしているのがよくわかる。筒美氏への敬意の表れだろう。

ベーシストのアルバムだからベース・ソロがバリバリという感じにはしていない。むしろ、メロディーを大事にアレンジしてあってトータル的なバランスが良いアルバムだ。ソロを取っていないのにフレーズだけで格好良いと思わせるというのは、並大抵なベーシストでは出来ない芸当だろう。

繰り返すが、ビクターさん!何故こんなに良い音源をCD化しないの?
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by kaz-shin | 2005-12-02 00:18 | CD化してくれ! | Trackback | Comments(9) | |
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Commented by WESING at 2005-12-07 22:56 x
後藤さんのアルバムはフィッツビート(?)・レーベルのもCD化されませんね。今はCD化されてもレコードを持っているのは金銭的に買わないので、個人的にはどうでもよかったりするんですけど。(^_^;
僕が所有するレコードは(テープに録音して聞いていたので)あまり使ってないから状態が良いんです。
Commented by kaz-shin at 2005-12-07 23:35
何故か、今井裕さんと後藤次利さんのソロ・アルバムはCD化されませんね。CD化されてない音源は、デジタル化してCD-Rに焼いています。
ノイズ除去ソフトでそこそこの音になってるんで、一応は満足してます。
でも、CD化されたら買ってしまいますね。きっと(笑)
Commented by ひと at 2005-12-08 21:17 x
Kas-shinさん、WESINGさん
お二人はレコードプレイヤーを持っていらっしゃるようですね。
私はCD化されていないものは、テープからCD-Rを焼いてるんです。
ああ、スカッとした音で後藤次利の「INNER SUGGESTIONS」を
聴きたいなあ。
Commented by kaz-shin at 2005-12-08 23:47
ひとさん、こんばんは。
レコードプレイヤーは、20年位前に購入したものを使ってます。
ダイレクト・ドライブが良かったのか、今でもちゃんと動いています。
レコードから音源を録る場合は、プレイヤー → フォノイコライザー →
USBデジタルオーディオプロセッサー → PCという接続で録音して、
CLEAN 4.0というソフトでノイズ除去しています。
そこそこ良い音で、満足していますがCDで発売されれば手間がかからないので助かります(笑)
Commented by 猫公爵Poitrine at 2006-11-07 06:38 x
01ですが、後藤氏の指弾きやチョッパーソロと絡んでいる音は、ELECTRO-HARMONIXの"MICRO SYNTHESIZER"というエフェクター(松原氏もあのジュラルミン・トランクのエフェクターラックに内蔵していた代物)を使って、作った音で、一人二役な訳です。早いパッセージではシンセ変換のライズタイムが遅いのでユニゾンですがシンセ音がごく僅か遅れています。本物のシンセならジャストで弾けるので、それが図らずも証明にもなっています(笑)。

私は05が大好きです。後藤氏のベースランのフレーズが、このLPでは一番かっこいいと思えるので。また、いつもながらディストーションが「ヒステリーの蓄膿女」のような音色の鈴木氏ですが、この曲に関してはさほどの不快感もなくマッチしており、矢島氏のギターと好対照です。矢島氏のギターも、失礼ながら、大変「松原的」なフレージングで大好きです。
Commented by 猫公爵Poitrine at 2006-11-07 06:39 x

06のベースソロは、"MICRO SYNTHESIZER"でエンベロープをいじってオートワウ風にしていると思います。確かエレハモの"Envelope Follower"ではなかったと思います。Player誌かADLIB誌かRockin'F誌あたりで読んだ記憶があります。

07では、ブルージーな松原氏のギターが炸裂します(ちなみに、関西ブルース&ソウルの洗礼を受けていた私が、松原氏が上田正樹のバンド"Push & Pull"に参加した時の喜びは筆舌に尽くしがたかったです)。

08の松原氏のワウを使ったオブリ、典型的松原節で歌った、スタジオマンの鑑のようなソロで、素晴らしかった(これもコピーして何度も弾いた)。鈴木氏もLchで忠犬ハチ公的コードプレイに徹してくれており、申し訳ないですが"松原一色"で大変よかったです。
Commented by kaz-shin at 2006-11-07 12:37
猫公爵Poitrineさん、こんにちは。
詳しい解説ありがとうございます。とても勉強になりました。
01の掛け合いが一人二役だったなんて・・・。次利さん恐るべし(笑)
ベースという楽器の素晴らしさを教えてくれたのが、次利さんでした。
ですから今でも私の中でのナンバー・ワン・ベーシストは次利さんです。
松原さんと次利さんの組み合わせが当時大好きでした。
八神 純子さんのアルバムでもこのコンビのものが多くて、繰り返し繰り返し聴いてましたね。
特に「夜間飛行」なんて、いつ聴いても鳥肌立ちます(笑)
Commented by ひと at 2008-09-15 20:41 x
Kaz-shinさん、こんばんは。
連休中にカセットテープを取り出してもう復刻しないであろうものを
CDに焼いていました。邦楽では今井裕のイミテーション、野口五郎の
インストアルバム(久しぶりに聞きましたが五郎さん上手いです)、そして
後藤次利のミスターベースマン。FITZBEATレーベル時代は今度発売
らしいですが、この名盤はたぶん本人が許可しないであろうと確信しま
した。なにせ彼の歌がひどすぎる・・・(笑)そのうえに桑名晴子と一緒に
歌ったらマズイって。
Commented by kaz-shin at 2008-09-16 23:22
ひとさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
私もCD化されていないレコードのデジタル化を、以前はちょくちょくやってました。
最近はサボり気味ですが・・・(笑)
"CD化してくれ!"のカテゴリの記事も最近ご無沙汰なんで、時間を作ってデジタル化をまた始めようかとも思ってます。

後藤次利さんの歌は確かにお世辞にも上手いとは言えませんが、初のソロ・アルバムということで大目に見てます(笑)
でも私の場合、「GOTTA GIVE IN」が聴けるだけで大満足な1枚です。
この曲だけでもCD化して欲しいくらいです。
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