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須藤 薫_AMAZING TOYS ◇ 2005年 12月 03日
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川端 薫。1972~1985年の間、CBSソニーでディレクター兼プロデューサーとして活躍した人だ。
古くは、清水 健太郎「 失恋レストラン 」や大瀧 詠一「 ロングバケーション 」の製作に関わった名プロデューサーである。彼のプロデュース作品の中でも、特に素晴らしいと思っているのが須藤 薫のアルバムである。今回紹介するのは、須藤 薫が1982年にリリースした3rdアルバム『 AMAZING TOYS 』。
デビュー・アルバムから続いていたアメリカン・ポップス路線の集大成と評判の高いアルバムである。
もちろんプロデュースは、川端 薫。

01. 恋の最終列車 / 作詞・曲:杉 真理 / 編曲:松任谷 正隆・杉 真理
02. さよならはエスカレーターで / 作詞:呉田 軽穂 / 作曲:杉 真理 / 編曲:松任谷 正隆・杉 真理
03. この恋に夢中 / 作詞:有川 正沙子 / 作曲:杉 真理 / 編曲:松任谷 正隆・杉 真理
04. 涙のステップ / 作詞:有川 正沙子 / 作曲:杉 真理・堀口 和男 / 編曲:松任谷 正隆・杉 真理・堀口 和男
05. 1950 TEAR-DROPS CALENDAR / 作詞:伊達 歩 / 作曲:杉 真理 / 編曲:松任谷 正隆・杉 真理
06. RAINY DAY HELLO / 作詞・曲:杉 真理 / 編曲:松任谷 正隆・杉 真理
07. PRETENDER / 作詞:有川 正沙子 / 作・編曲:松任谷 正隆
08. さみしいハートにSING A RING / 作詞:有川 正沙子 / 作・編曲:林 哲司
09. 恋の雨音 / 作詞:伊達 歩 / 作・編曲:林 哲司
10. DIARY / 作詞:有川 正沙子 / 作曲:東郷 昌和 / 編曲:松任谷 正隆
11. 緑のスタジアム / 作詞・曲:田口 俊 / 編曲:松任谷 正隆
12. LITTLE BIRTHDAY / 作詞:来生 えつこ / 作曲:来生たかお / 編曲:松任谷 正隆

男性アーティストのPOPSの雄が杉 真理ならば、女性アーティストの筆頭は須藤 薫であろう。声の質も良く、歌も上手い。まさしく持って生まれたPOPS・SINGERといった感じか・・・。このアルバムの01~06は、杉 真理がCO-PRODUCERとして名を連ねており、須藤 薫との抜群の相性の良さを感じさせる。

林 立夫のドラミングが見事な 01 は、どことなくマンハッタン・トランスファーを彷彿させるJAZZYなナンバー。
02 は、シーナ・イーストンの「 9 to 5 」に似た感じの曲。おそらく杉がこの曲を意識して書いたものではないだろうか。
03 は、ドゥ・ワップ・コーラスが印象的なナンバー。鈴木 茂のギターと、この手のコーラスを得意とする杉 真理、町支 寛二のコーラス・ワークが聴き所である。
04 は、まさに名曲。60年代のアメリカのダンス・パーティーで流れていそうなチーク・ダンス・ナンバーである。
05 では一転して50~60年代風なロックン・ロール調のナンバー。杉はこういう曲を書かせたら日本一だろう(笑) ジェイク・H・コンセプションのSAXが良い味出している。
06 のようなスロー・バラードを聴くと、その歌の上手さ、声の良さを感じる。こういうバラード曲での林 立夫のドラミングも結構好きである。08 は、アレンジがいかにも林 哲司らしい曲。竹内 まりやの『 イチゴの誘惑 』に似たタイプの曲。
09 も林 哲司のナンバーで、もろマージー・ビート。これまた竹内 まりやとオーバー・ラップするが、須藤 薫の方がやはりPOPS向きかも知れない。

全編上質なPOPSのオンパレードといった感じの名盤である。1stアルバム『 Chef's Special 』も2ndアルバム『 PARADISE TOUR 』のどちらも完成度の高い良いアルバムだが、最近再販されて1番入手しやすいであろうこのアルバムがお薦めである。

余談だが、大瀧 詠一の「 君は天然色 」はもともと須藤 薫に提供する為に書いた曲らしい。
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by kaz-shin | 2005-12-03 00:40 | PRODUCER | Trackback(1) | Comments(6) | |
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Tracked from Catcher at 2006-06-16 00:18
タイトル : RAINY DAY HELLO/須藤薫
大阪は、雨が降りしきる一日でした。 遅い時間に会社を出て、傘をさしてトボトボと帰宅。 今日は、雨にちなんだ別れの曲を。 RAINY DAY HELLO/須藤薫 ”別々の傘さして歩いていく”という下りが、 別れの情景をかきたてますね。 この杉真理が創り上げた世界を、須藤薫の透き通ったボイスが 見事に表現しています。名曲です。 この曲が収録されているアルバムはコレ↓ Amazing Toys 須藤薫 杉真理 松任谷正隆 呉田軽穂 有川正沙子 堀口和男 伊達歩 /...... more
Commented by WESING at 2005-12-07 22:48 x
インストを主に聴いていたので、ふとボーカル物が聴きたくなり、
レコード店で探して見つけたのが須藤さんと村田有美さんのどちらもデビュー・アルバムでした。もちろん、まだ2ndは発売されていないときです。
魅力的な声にはまってしまったのは言うまでもないです。
近年は杉さんと一緒にやっていますが、杉さんの歌を聞いた嫁さんは田原俊彦みたいと言います。(苦笑)
Commented by kaz-shin at 2005-12-07 23:31
須藤さんの声は、本当に魅力的ですね。POPSを歌う為の声って気がします。
コーラスでも栄える声ですよね。ユーミンの「恋人がサンタクロース」等
では、そのコーラスが素晴らしくユーミンが霞んでます。
そもそもユーミンと比べるのも何ですけど・・・。
Commented by kotaro at 2007-02-18 10:29 x
須藤薫ー80年代popsの一番良かったクオリティーの部分ではないでしょうか。当時大好きで、関西に来る時は必ず聴きにいってました。「ワンダフルムーン」の時は渋谷まで聴きにいきました。ユーミンと杉真理の組み合わせでも当日入場できたこともいい時代でした。
この3人は共に54年生まれ、大学は慶応と多摩美と独協になりますね。
思い出話になり済みません。私は本人出演の松任谷正隆さんのNHKFMのサウンドストリートを聴いていて、すぐにファンになった1人です。
Commented by kaz-shin at 2007-02-18 11:37
kotaroさん、コメントありがとうございます。
私は、杉 真理さんのライブへは何回か足を運んだんですが、須藤さん
のライブは未体験です。生であの歌声を聴くと、鳥肌立ちそうですね(笑)
CDで入手困難なアルバムが多いので、ぜひ再発して欲しいです。
Commented by アンクル・タロ at 2007-06-08 23:40 x
ベスト盤は聴いた事がないのでこちらにコメントしますね。
ブリキのおもちゃのジャケットが印象的なこのLPは当時大好きで
何度も繰り返し聴いてました(ホント飽きもせずです)。
極上のポップスがこれでもかというくらいに詰まっていて
聴いていて楽しい気分にさせられる1枚でしたね。
ユーミンが作詞した『さよならはエスカレーターの前で』、それと『Rainy
Day Hello』、そしてこのLPで一番に好きな曲が花火?の上がる効果音が印象に残る『緑のスタジム』どれもカラフルな歌でした。

今回紙ジャケで再発されるとの事、もちろん全部買わせていただきます(笑)。その前に杉 真理も出るんでしたね(泣)。もうお金が足りません。
それにしてもソ◯ーさんは頑張ってますね!嬉しい限りです。
杉 真理、須藤 薫と心地よいポップスが続いてますが次は誰を出して
くるんでしょうかね?ちょっと楽しみです。


Commented by kaz-shin at 2007-06-09 02:47
アンクル・タロさん、こんばんは。コメントありがとうございます。

>今回紙ジャケで再発されるとの事、もちろん全部買わせていただきます(笑)。その前に杉 真理も出るんでしたね(泣)。
>もうお金が足りません。
全く同感です(笑)
私のブログは古い作品ばかりを紹介していますので、お薦めしたくても入手困難な作品も多いです。
ですから、今回のような再発で多くの人に聴く機会が出来たことを本当に嬉しく思っています。
再発が活発になっているのは決して懐古主義ではなくて、おそらく今の音楽シーンが
つまらなくなっている証かも知れませんね。
事実、20年以上も前の作品が多いですが今聴いても色褪せない作品ばかりが再発されてますよね。

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