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X'mas Songs ・・・ Vol.7 ◇ 2005年 12月 22日
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山下 達郎_CHRISTMAS EVE C/W WHITE CHRISTMAS

現在、日本のクリスマス・ソングとしては音楽史上最高峰にあり、この曲がある限り山下 達郎の名前が語り継がれていくだろう名曲である。メロディー、アレンジ共に完璧な仕上がりは、まさに職人の仕事だ。
この曲に関しては、エピソードがかなりある。もともとは、竹内 まりやに提供する為に書いた曲だったが、ボツになり自分でレコーディングした事や当時、犬猿の仲と言われていたオフ・コースのコーラス・ワークを意識・対抗して書いた事などもその一つである。
そして、病的にも思える拘りが達郎の特徴でもある。聴いている人間の殆どが解らないであろう部分、例えばボーカル録り用のマイク1本にさえ拘るのである。多重録音によるコーラスに対する拘りも尋常ではないようだ。声質の関係で低音部が弱い為、低音部パートはユニゾンで重ねて厚みを出したり、一人多重録音で1番難しいと達郎自身も語っていたブレス(息継ぎ)に関しても、昔は自分で指揮棒を振っている姿をVTRで見ながら録音していたという事だ。こうなると言葉が無い(笑) ミュージシャンを職業として考えて出来る事ではないだろう。好きじゃなければ到底出来ない事だ。

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このレコードは、1983年に限定枚数販売された12インチ・シングル・レコードである。雪の結晶のピクチャー盤である。ピクチャー盤と言えども45回転で高音圧なので、レコード・プレイヤーの針圧に注意しないと音がビビッてしまう。大事な宝物の1枚なので、聴くのにも神経を使った1枚だった(笑)

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最後に達郎自身のこの曲に対するコメントを引用すると・・・

「この曲はアルバム「メロディーズ」のラストにひっそりと収められていた作品です。
バロック音楽でよく聞かれるコード進行なので、何かその種の風味を入れたいと考え、ふと思いついたのが「クリスマス」というテーマでした。
その時、シュガー・ベイブ時代にトライして未完だった曲の歌い出し「雨は~」が突然頭によみがえり、歌詞はあっという間に出来上がりました。
どうせなら間奏に本物のバロックを引用してやれということになり、昔から大好きだったバッヘルベルのカノンを選んだというわけです。
スウイングル・シンガーズのスタイルを一人アカペラでやろうというのですから、難しいなんてもんじゃありません。
あそこの8小節で半日費やしました。
エンディングのコーラスは一転してアソシエイション風のアプローチですが、これは当時一世を風靡していたオフ・コースへの対抗意識からでたアイデアーです。
いくらシングルには地味だといっても、せっかく作ったクリスマス・ソングだったので、毎年末に、カラー・ビニール、ピクチャーレーベルと、趣向を変えて出していました。
それが88年から4年間にわたってJR東海のクリスマス・キャンペーンに使用されたことで急激にブレイクし、毎年チャートのベストテンにランクされるようになり、89年暮には、ついにナンバー・ワンとなりました。
おかげで、発売されてから1位獲得までの最長記録(6年6ヶ月)、ベスト・テンに再チャートされた回数の最多記録などなど、へんてこな記録を沢山持った曲となってしまいました。

どうでもいい話だが、JR東海のCMに出ていた頃の牧瀬 里穂、可愛かったなぁ(笑)
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by kaz-shin | 2005-12-22 00:16 | 企画モノ | Trackback | Comments(2) | |
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Commented by daisuke_Tokyocity at 2005-12-23 20:11
こんばんは!
この曲、知らない人はいないところまで来ておりますね。
この時期カラオケで歌うと大合唱になるし(笑)
オフコースへの対抗心って凄かったんでしょうね。その時の小田和正の反応も知りたかったりして。
JR東海のCMは牧瀬が一番っしょ!あのシーンに憧れましたが未だ実現しません(笑)
Commented by kaz-shin at 2005-12-24 00:58
daisukeさん、メリー・クリスマス!
コメントありがとうございます。
実は以前、小田 和正氏のクリスマス特番(今年も昨夜やってました)で
達郎氏へ出演依頼の自筆の手紙を出した事がありました。
小田氏も言ってましたが、やはり当時は達郎氏の事が嫌いだったようです(笑)
達郎氏からの返信は、丁重な断りの手紙でしたがその内容に感動しました。
お互いライバルとまではいかなくても、才能に関しては認め合う部分が
あったゆえの対抗心だったのでしょうね。
それにしても誰もが認める名曲ですね、「クリスマス・イブ」という曲は。
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