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中森 明菜_BITTER AND SWEET ◇ 2006年 03月 02日
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BOOK OFFに通っていると、思いもかけないアルバムに遭遇します。CDが欲しいと思った時には、既に廃盤状態で入手困難になっていたりする事も多いのです。今回紹介するアルバムも欲しいなと思いながらも見つからず、半ば諦めていた時に偶然見つけたものです。しかも、250円という価格で・・・(笑)
中森 明菜の通算7枚目となるアルバム『BITTER AND SWEET』です。1985年の作品になります。個性溢れる作家陣と豪華なミュージシャンを迎え、アイドル歌手のアルバムという偏見を吹き飛ばす程、非常に質の高い仕上がりになっています。

01. 飾りじゃないのよ涙は
02. ロマンティックな夜だわ
03. 予感
04. 月夜のヴィーナス
05. BABYLON
06. UNSTEADY LOVE
07. DREAMING
08. 恋人のいる時間
09. SO LONG
10. APRIL STARS

01は、ご存知大ヒット曲。私は苦手なタイプの曲なんですが、売れましたね。井上 陽水作詞・曲のこの曲は、シングルのバージョンとは別のものが収録されています。アレンジは、こちらのバージョンの方が好きです。富樫 春生のシンセ、矢島 賢、芳野 藤丸のギターが冴えています。
EPO作詞・作曲、清水 信之編曲の02は、01からの繋がりが良い感じでEPOの曲にしてはハードなタイプの曲。シンセ・ベースと村上 秀一のドラムとの相性が抜群で、今 剛の切れの良いカッティングが素晴らしいです。清水 信之のセンスの良さを感じる1曲。
03は、飛鳥 涼の名バラード曲。後に飛鳥自身もセルフ・カバーした曲です。飛鳥の書く詞は、難解なものも多いですが、この作品は切なさに溢れた良い詞だと思います。
松岡 直也作・編曲の04。シンセを駆使したサウンドと和田 アキラのギターが印象的です。松岡 直也の曲と中森 明菜の声との相性が良いような気がします。「赤い鳥逃げた」を聴いた時にもそう感じました。
05は、サンディ作詞、久保田真琴作曲のダンサブルなナンバーです。かなり格好良い仕上がりですね。井上 鑑のアレンジですが、松原 正樹のギターがあまり松原っぽくないところや、サンディのコーラスの力強さがとても印象的です。
角松 敏生の作詞・作曲・編曲の06。当時の彼のバンド・メンバーで録音されていますが、まんま角松サウンドです。角松自身もこの曲をセルフ・カバーしています。
斉藤ノブ作詞、与詩古作曲、そして知る人ぞ知るというバンド、AKAGUYのアレンジによるボッサ調のナンバー07。聴き所と言えば、これはもう松原 正樹のギターでしょう。ライト・メロウな素晴らしい作品です。
超テク・ドラマー、神保 彰作曲、井上 鑑のアレンジの08。神保 彰のソング・ライティングの才能に驚かされた1曲です。土方 隆行、土岐 英史、神保 彰のコンビネーションが素晴らしいナンバー。
唯一2曲を提供している角松作品のバラード曲09。サビのメロディーが角松らしく、アレンジも当時の角松自身の作品によく似た感じのものがありました。CITY POP風な作品です。中森 明菜の抑え気味のボーカルが良いですね。
最後は、吉田 美奈子作詞・作曲のナンバー。しっとりとしたバラード曲で、軽めな歌声とコーラスのバランスが絶妙です。名曲だと思います。

アルバムの構成、特に曲順などはよく考えられていて聴いていて飽きることがありません。最後の2曲などは、バラード曲が続きますがタッチの違う曲なので違和感もありません。楽曲、演奏、ボーカル、アルバム構成のどれをとっても素晴らしい仕上がりです。
数多い中森 明菜のアルバムの中でも最高傑作だと思っている1枚です。
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by kaz-shin | 2006-03-02 00:35 | 250 - BOOK OFF | Trackback(2) | Comments(13) | |
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Tracked from 無駄遣いな日々 at 2006-03-05 18:15
タイトル : 中森明菜紙ジャケ・リマスター17枚一挙発売!
昨日から風邪&下痢で体調悪い大介です。健康の良さって体調崩さないとわからないではいかんですな。昨日一晩寝て、今日病院行ったら少しは楽になりました、まだお腹は雷のようにゴロゴロしておりますが。 さて、今年のレコード業界のセールスポイントは紙ジャケで再発でしょうか。新しいのは初動が売れるが、その後はそうでもない。ネット配信が多くなり、CDが無くなってくる日も近いような気がする。でも紙ジャケはパッケージソフトとしては生き残れそうな気がする。 その中、今回の驚きリリースは今年の6月に中森明菜デビュ...... more
Tracked from Kenny's Musi.. at 2007-10-03 23:19
タイトル : AKA-GUY(1986)
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Commented by daisuke_Tokyocity at 2006-03-03 00:27
こんばんは!
エイティーズアイドルもかなりレベル高いアルバムを作っておりました。聖子ちゃんは「ユートピア」と「canary」がその部類。
明菜のオリジナルなら断然コレ!ですね。最初はリアルタイムでレンタルレコードで、そしてその後は名古屋でQ盤中古を¥600で買い、更にオフで¥250で見つけました。
僕は02,09が好きです、特に09の明菜の囁くような決めセリフとkazu-shinさんが仰る抑え気味のヴォーカルが最高に好きです。
明菜はアイドル超えたアイドル、彼女はとても素敵なsingerです!
Commented by kaz-shin at 2006-03-03 00:34
daisukeさん、ありがとうございます。
このアルバムでの明菜さんのボーカルを聴いて上手くなったなぁと
思いました。曲に合わせて歌い方を微妙に変えられるテクニックが
身に付いたという気がしました。
本当に飽きのこない名盤ですね。
Commented by WESING at 2006-03-03 13:34 x
デビュー曲の「スローモーション」は好きな曲でした。
「少女A」で売れてしまったから、ある意味残念だったり。(笑)

このアルバムは僕もレコードをレンタルしましたが、Q盤が出たので買いました。ところが、ミュージシャン・クレジットがないんですよね。
通常盤だと大丈夫かな。だったら、ブックオフで250円以下で買いたいと思うけど。
Commented by kaz-shin at 2006-03-03 14:08
WESINGさんへ
私の所有しているのは、通常盤です。歌詞カードに曲毎に
ミュージシャンが記載されていました。

Commented by daisuke_Tokyocity at 2006-03-05 18:21
こんばんは!
TBありがとうございます。このアルバムも紙ジャケ・リマスターでリリースされます。当時の歌詞カードも再現されるようです。
発売が楽しみです。
Commented by kaz-shin at 2006-03-05 18:35
daisukeさん、こんばんは。
お体の具合如何ですか?
こちらこそdaisukeさんのブログで良い情報いただきました。
ありがとうございます。
楽しみですね!もちろん「Bitter & Sweet」は買いますよ(笑)
Commented by LOVE☆YUYA at 2006-09-08 01:37 x
ライブビデオで「SO LONG」歌ってるの見たことあるのですが、やはり抑え気味のボーカルとアイラブユーのセリフの切なさは表情豊かな明菜だけに生はいいなぁ…と思いました。シングルで出してこのタイプの曲が当時の明菜のアーティストパワーでヒットするのも見てみたかったですけどね(笑)
角松さんはアルバム向きということで(^_^;)
Commented by kaz-shin at 2006-09-08 01:51
LOVE☆YUYAさん、こんばんは。遅い時間にありがとうござます。
「SO LONG」をライブで歌っている映像があるんですか?
観てみたいですね。
確かにこういうタイプの曲がシングルで切られるケースは少ないですね。
ただ、当時の明菜さんのアーティスト・パワーがあればそこそこ売れて
角松さんの知名度もより一層高まったかも・・・(笑)

言われてみれば、角松さんの曲ってアルバムの中において光ってると
いう感じのが多い気がしますね。
Commented by Kenny U at 2007-10-03 23:18 x
kaz-shinさんって、強力な角松フリークですから、
『角松敏生 EXCEED PRESS POP CULTURE』に載っている作品は
すべてお持ちなのかと思っていましたが…
中森 明菜『BITTER AND SWEET』は、BOOK OFFで入手したんですかー!!

このCD、私は、通常盤を10年以上前に入手しました!
「UNSTEADY LOVE」という曲はライブハウスでバンド演奏した事もあるし…

でも一番好きなのは「恋人のいる時間」です!
神保 彰はソロアルバムでもたくさん作曲してますよね…
彼の曲には好きなのが結構あったりしまーす!

さて、AKAGUYの事にちょこっと触れておられるので、またTBさせてもらいました!
Commented by kaz-shin at 2007-10-04 00:28
Kenny Uさん、こんばんは。コメントとTBありがとうございます。
かなりの角松フリークであると自負しておりますが、『EXCEED PRESS POP CULTURE』
掲載の作品全部は持っておりません(笑)
プロデュースに関わっているのは、ほぼ制覇していると思いますが・・・。

明菜さんのこのアルバムはLPでは持っていたんですが、角松さんがセルフ・カヴァーしたのが
きっかけでCDが欲しくなって探していたんですよ。

そう言えばAKAGUYもアナログ盤しか持ってないですね~。
何故かパラシュート系のアルバムをBOOK OFFではほとんど見かけませんね。
Commented by ロロ at 2009-08-28 13:22 x
kazさん、こんにちは。

先日、NHKで放送された2週にわたって放送された「SONGS 中森明菜・歌姫スペシャル」はご覧になられましたか?
とは言っても、本記事にあげられたような曲をはじめとする80年代の彼女のヒットチューンは歌うことなく、いわゆる昨今のカバー路線の楽曲だけがフューチャーされたので、実況板では「自分の歌歌えよw」などと非難の的になっていましたが…(泣)。安全地帯の「恋の予感」のカバーでは「今の声量に合ってるのはこれだな」と、やはり最近の彼女の歌唱力の劣化を嘆く声が聞かれました。私も残念ながらそう感じざるを得ませんでしたね。

(下に続く)
Commented by ロロ at 2009-08-28 13:27 x
(上の続き)

これに関してちょっと考えたんですけど、歌の世界って「過去」のアーティスト的な言われ方をされますよね。つまり流行の1つみたいな。例えば野球で言いますと過去の名投手は「沢村賞」のように一種の伝説としてファン共有の財産として今に継承されています。競馬もそうです。過去の名馬は古くさいなんて言われ方はしない。それどころかそれを知らないことは恥ずべきことです。今でもレース名や血統の中にちゃんと息づいています。

しかし、80年代の多くの歌い手は単なる回顧趣味の1つに取り上げられるだけ…(亡くなれば別ですが ex.阿久 悠)。彼ら・彼女らの功績を今に伝える何らかの場がないものか。

うまく言えませんが、価値を持った者(物)はそれ相応の評価と居場所が与えられるべきだと願います。

※なお、本アルバムは企画盤を除くオリジナルアルバムとしては、確か7枚目のような気がします。間違っていたらすみません<(_ _)> 
Commented by kaz-shin at 2009-08-29 02:44
ロロさん、コメントありがとうございます。
明菜さんの番組は観ませんでした。カヴァー曲中心なんだろうなと題名から想像できたので・・・。
80年代の明菜さんの曲は好きですし、アルバムも何枚か持っています。
ただアイドルとして見た場合、どうも山口百恵さんを意識しているところが私には顕著に感じられてました。
80年代の山口百恵を目指していたという印象が強いです。
その点、松田聖子さんは周りが何を言おうが"松田聖子"を押し通してきました。これは凄いことだと今でも思ってますし、これぞアイドルという気がしますね。

スポーツや競馬(全く無知ですが・・・)の世界において伝説として語り継がれる名手・名馬というのは実績がありますよね。
つまり勝負の世界で言う勝ち負けです。
音楽というのは、この勝ち負けが無いんですね。売れた売れないがあったとしても・・・。
売れる=勝ちにはならないのが音楽業界なんですね。
良い音楽を作っても売れなければ、評価の対象にもなり得ずマニアの間だけで語り継がれることになります。
特殊な業界ですよね。

ご指摘ありがとうございます。確かにオリジナルとしては7枚目ですね。訂正しました。
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