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木戸 やすひろ_KID ◇ 2006年 03月 19日
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70年代からスタジオ・シンガーとして、数多くのアーティストのコーラス要員として活躍し続けている木戸 やすひろの1978年に制作された唯一のソロ・アルバム『KID』が先月25日に初CD化され発売されました。
私自身は、タイムリーでこのアルバムを聴いていたわけではありません。完全な後追いになります。
コーラスで活躍している事は当時から知ってましたし、アルバムをリリースしている事も知っていました。
しかし、アルバムまで買って聴こうとは思いませんでした。その理由は、ジャケットかもしれません(笑) 
なんとも微妙なジャケットで買う気が起きなかったというのが正直なところ・・・。
木戸 やすひろの曲との出会いは、2003年に発売されたコンピレーション・アルバム『CITY POP - COLUMBIA MUSIC ENTERTAINMENT edition』に収録されていた「Zin Zin Zin」という曲でした。
シティ・ポップと呼ぶにふさわしく、洒落た感じの曲だったので一度アルバムを聴いてみたいなと思ってました。今年に入りCD化される事を知り、非常に楽しみでした。
全曲木戸 やすひろが作曲しています。ポップで親しみやすい曲ばかりで聴きやすいのですが、アレンジで損をしてるなというのが正直な感想です。

01. Mr.Music
02. Zin Zin Zin
03. Take A Chance
04. 街は眠り始めて
05. 君にほのぼの
06. 長い夜
07. Wink'n Kiss
08. Love Magic
09. April Fool
10. 君がそばにいれば

01は、ポップなメロディーでオープニングにふさわしい曲ですが、木戸のアレンジがフォーキーな感じが強すぎて野暮ったく聴こえてしまうのが残念な気がします。
大村 雅朗のアレンジによる02。これは良い曲ですね。シティ・ポップ感が強いのは、やはり大村のアレンジのセンスの良さでしょう。
木戸 やすひろのアレンジ曲03。これまたニュー・ミュージック色を強く感じてしまうアレンジなのが残念ですね。メロディーは悪くないのですけど・・・。
イントロを聴いた時にフォーックっぽいと感じた04は、大村 雅朗のアレンジ曲。歌が入るとイントロ部で感じたフォークっぽい匂いが薄まります。不思議なんですけど・・・。アレンジャーの手腕なんでしょうか?
元クレープの吉田 正美がアレンジした05は、美しいメロディーのバラード曲です。アコースティックなサウンドですが、メロディーによく似合っています。木戸の優しい歌声が良いです。
芳野 藤丸のギターが何とも時代を感じさせる06。歌謡曲風なメロディーで、シティ・ポップという感じではないですがなかなか良い曲です。
実に気持ちの良い曲07。木戸自身のアレンジですが、ボッサ調でシティ・ポップな1曲です。村上 秀一、渡辺 健、松原 正樹、笛吹 利明、羽田 健太郎、斉藤 ノブ、向井 滋春という豪華メンバーです。
アルバム中1番歌謡曲風な08ですが、大村 雅朗のアレンジが良いですね。跳ねた感じのリズムに松岡 直也のピアノ、渋井 博のクラビネットのコンビネーションが面白いですし、松岡 直也のピアノ・ソロも聴き所のひとつです。
初期のオフ・コースみたいな09。吉田 正美のアレンジ曲。
ストリングスの美しいバラード曲10は、大村 雅朗のアレンジ曲です。やはりアレンジャーとしての才能の素晴らしさを感じます。

木戸 やすひろと大村 雅朗は、同じ職場で働いていたこともあったとか。
アルバム全曲を大村 雅朗のアレンジだったらもっと素晴らしいものに仕上がったのではないかと勝手に思ってしまいます。やはりアレンジというのは、非常に大事だなと痛感した1枚でもあります。良いメロディーに良いアレンジの組み合わせほど強いものはないですね。
メロディーが良いので、アルバムとしては決して悪くはありません。気持ち良く聴ける1枚です。

余談ですが、木戸 やすひろの奥様はやはりコーラス等で活躍している広谷 順子。夫婦で綺羅というユニットを組んでいます。
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by kaz-shin | 2006-03-19 00:30 | CITY POP / J-AOR系 | Trackback | Comments(2) | |
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Commented by WESING at 2006-03-22 17:49 x
今回の初CD化で松岡さんが参加されていることを知って購入しました。
松岡さんは僕が今まで知らなかった組み合わせ(ミュージシャン)での演奏でしたね。驚きの発見です。(笑)

アルバムはニュー・ミュージックからJ-AORへの過渡期という感じで、悪くはなかったですね。
Commented by kaz-shin at 2006-03-23 00:32
WESINGさん、こんばんは。
長岡 道夫さんや芳野 藤丸さんとの共演というのは珍しいですよね。
作られた年代を考えれば、よく出来たアルバムでしょうね。
ニュー・ミュージック色が若干強いのが、個人的には気になりますけど(笑)
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