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細野 晴臣_TROPICAL DANDY ◇ 2006年 03月 22日
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1975年に発表された細野 晴臣のソロ・アルバムです。いわゆるリゾート・ミュージック元祖と言えるかもしれませんね。
リゾート感覚溢れる音楽と言えば、高中 正義を思い浮かべる人も多いでしょう。高中の音楽がジェット機で南国リゾートへ出かける旅ならば、細野の音楽は、ゆったり船旅による世界一周旅行といったイメージではないでしょうか(笑)
歌が上手い・下手とか、サウンド的にどうとか言うよりアルバム全体に漂う不思議なムードに酔えてしまうのが細野 晴臣の音楽なんですよね。
どこかの国の缶詰のラベルのようなジャケット・デザイン。世界のあちこちのリズムや音を取り上げ、まさしく航海日誌のようなアルバムに仕上がっています。
理屈抜きにリラックス・ムードの中、楽しんで聴ける1枚です。バックを支えるのは、もちろんティン・パン・アレーの面々が中心です。

01. CHATTANOOGA CHOO CHOO
02. HURRICANE DOROTHY
03. 絹街道
04. 熱帯夜
05. 北京ダック
06. 漂流記
07. HONEY MOON
08. 三時の子守唄
09. 三時の子守唄
10. 漂流記

01は、1940年代にグレン・ミラー楽団がヒットさせて有名な曲のカバーです。ブラジリアン・サウンド風に仕立てられています。林 立夫のドラミングが見事な1曲。
ハリウッド映画「ハリケーン」からのイメージで作られたらしい02。タイトルのハリケーンのイメージは無く、カリブの熱い風を感じさせてくれる気持ち良い曲です。
03は、西遊記をイメージして作られたとのことです。シルクロードを旅する孫悟空一行の姿が浮んできます。甲高い声で南 こうせつがコーラスで参加しています。
波の音に鳥の囀りのSE、フェンダー・ローズの調べが南国ムード満点の04。日本の蒸し暑い夏の夜に聴けば、気持ち良く寝れることでしょう。アルバム中1番好きな曲です。
チャンキーな雰囲気の05は、舞台は横浜中華街です。以前中華街へ行った時に、不思議にこの曲が頭の中を流れました(笑)
75年の映画「宵待草」のテーマ曲として作られた曲08。なんとものどかな感じの曲です。
ボサノバ調の07。この曲も夜にぴったりくるナンバーです。新婚旅行のハニー・ムーンとは無関係だそうです。
サブ・タイトルに「冬の出逢い」という名前の付いた08。前作のアルバムに収録出来ずに、このアルバムに入れたそうです。フォーキーな感じの曲。
09、10は、06、08のインスト・バージョンです。

このミュージシャンの、このソロが凄いとかいうのはありません。演奏は地味であってもところどころ光るプレイは沢山あります。しかし、このアルバムの本当の良さは、全体に漂う不思議な細野ワールドをただ楽しめば良いというところではないかと思っています。
睡眠のお供にお薦めの1枚です。
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by kaz-shin | 2006-03-22 00:56 | CITY POP / J-AOR系 | Trackback(1) | Comments(6) | |
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Tracked from 3度のメシよりCD at 2007-03-06 08:27
タイトル : 細野晴臣 「トロピカルダンディー」 「泰安洋行 」 (紙..
僕自身ベースを弾くって事もあって、細野晴臣のベースは昔からすごい好きで、「はっぴいえんど」「ティン・パン・アレイ」のアルバムは聴いていたんですが、彼のソロアルバムは未聴でした。先日購入したコンピレーションに「ハリケーン・ドロシー」「蝶々San」が収録されており、その不思議な雰囲気のサウンドに興味が湧き、アルバムを聴いてみることにしました。 購入したのは、75年のセカンドソロ「トロピカル ダンディー」と76年のサードソロ「泰安洋行 」。アルバムの音楽性を言葉にするのはなかなか難しいんですが...... more
Commented by WESING at 2006-03-22 17:59 x
細野さんははっぴいえんど系だからリアルタイムでは聞いてないんですけど、少しは聞いてみようとレコード2枚買って聞いたら、他のアルバムを買ってまで聞きたいとは思いませんでした。(苦笑)
でも、僕が持っているレコード以外の紙ジャケCDを買いました。その1枚がこれです。どんなサウンドだったかさえ覚えていないくらいなんですが(^_^;、バックで聞き流すのに良さそうかな。
リゾート・ミュージックの元祖は僕的には加山雄三さんの「ハワイの休日」だったりします。(笑)
Commented by kaz-shin at 2006-03-23 00:36
加山 雄三さんの曲を詳しく知らないのですが、リゾート・ミュージックの
元祖的な曲があるんですね。知りませんでした。
しかし、60年代のグループ・サウンズの中にもリゾート・ミュージック的な
曲もあったかもしれませんね。私が知らないだけでしょう、きっと(笑)
どうもグループ・サウンズは苦手でして・・・、加山さんの音楽というと
バックでワイルド・ワンズが演奏しているイメージが強すぎて・・・・
駄目でした(笑)
Commented by WESING at 2006-03-23 10:47 x
加山さんのバックはザ・ランチャーズなんですけどね。(笑)
「ハワイの休日」はタイトル通りウクレレを使ったりでのハワイをイメージした曲ばかりだから、おそらくkaz-shinさんがイメージするリゾート・ミュージックとは違うと思いますよ。
翌年'67年にも「太陽の恋」という映画「南太平洋の若大将」のサントラ的アルバムを発表していますが、その中にスキャットで歌われている「ア・サンバ」というボサノヴァの曲があります。
その他にもボサノヴァの曲を書いているんですけど、2001年に発行された「Soft Rock in JAPAN」という本でも紹介されていました。
TVに出演しても決まりきった曲ばかりしか歌わなくて、僕もつまらなく思っているんですけど、そういうボサノヴァの曲ばかり集めたベスト盤を作ってもらいたいと思ってます。
Commented by kaz-shin at 2006-03-24 01:38
WESINGさん、こんばんは。
ソング・ライターとしての加山 雄三さんの才能には興味があります。
機会があれば聴いてみたいですね。情報ありがとうございます。
ザ・ランチャーズがバックだったのですね。TV番組などでは、ワイルド・ワンズ
と一緒に出ていることが多かったので、ワイルド・ワンズがバックだと
思ってました。
いつも色々ありがとうございます。
Commented by shintan_shintan at 2007-03-06 08:35
おはようございます。TBありがとうございました。
独特な雰囲気のアルバムですよね。、kaz-shinさんがおっしゃるように「ゆったり船旅による世界一周旅行といったイメージ」がピッタリですね。最初は違和感があったんですが、細野さんの朴訥とした唄もいいです。
Commented by kaz-shin at 2007-03-06 22:58
shitanさん、こんばんは。コメントとTBありがとうございます。
最近のshintanさんのブログには突如として、CITY POPなアルバムが
登場するので毎日覗くのが楽しみです。
もちろん洋楽の勉強もしっかりさせてもらってますよ(笑)
ベースを弾く人なら、細野さんのベースは興味津々でしょうね。派手な
プレーはありませんが、フレーズが本当に良いですからね。
歌に関しては、shintanさんが仰るように最初は?なんですが、慣れて
くると結構嵌るんですよ(笑)
本当に不思議な魅力を持ったアーティストですね。
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