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佐藤 允彦_ALL-IN ALL-OUT ◇ 2006年 04月 08日
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JAZZピアニスト・佐藤 允彦が1979年にリリースしたFUSION作品です。NYでレコーディングされたものですが、素晴らしい作品ですね。
JAZZ界の人達が、この手の音楽を演るとよく「FUSIONへのアプローチ作品」みたいな表現されます。
しかし、当のミュージシャンはきっと曲の表現方法の違いだけの話で、根本にある精神性みたいなものはなんら変わっていないのだというのを教えてくれるようなアルバムです。
音楽のジャンルなんて所詮便宜上のモノなんですよね。
聴いて楽しいのが音楽なのだからそれで良いって気がしてくる、そんなアルバムです(笑)

参加しているミュージシャンは、
Keyboards : 佐藤 允彦
Sax : デイヴ・リーブマン
Guitar : 川崎 燎
Bass : フランシスコ・センテーノ
Drums : ハーヴィー・メイスン
Percussion : ルーベンス・バッシーニ
が中心となっていますが、ホーン・セクションにはランディ・ブレッカー等が参加しています。

ローズ、ピアノ、シンセを巧みに使った佐藤 允彦の卓越したキーボード・プレイと曲の構成やアレンジが光っている1枚だと思います。

01. SAPAJOU WALK
02. GRAMA GRASS
03. SALAMANDER
04. MOTH BALL
05. THUS THE SONG PASSED OUT OF THEIR MIND
06. FALLOUT

全曲、佐藤 允彦の作曲・アレンジです。

親しみやすいメロディーが印象的な01。何と言っても佐藤 允彦の弾くフェンダー・ローズのプレイが凄いですね。繊細なプレイとFUNKYなプレイの両方を堪能出来ます。ロック色の強い川崎のソロ、リーブマンのソプラノ・サックスのソロも聴き所。
02は、美しい調べのバラード曲と思いきや、テンポが変わってスリリングでスピーディーな演奏に変わります。そしてまたバラード調に・・・という風にテンポの変化の激しい曲です。リーブマンのソロと佐藤のローズ、ハーヴィー・メイソンのドラム、センテーノのベースのコンビネーションが凄い。ベースのラインが特徴的ですね。
シンセとベースのユニゾンが面白い03。センテーノのベース・プレイが渋井です。しかし、圧巻はリーブマンのソプラノ・サックスのソロと川崎のギター・ソロに尽きます。
防虫剤(ナフタリン)がタイトルという04。JAZZ色の強い曲ですが、スリリングな演奏が素晴らしいですね。短い曲ですが、テナー・サックスやピアノのソロの緊張感溢れるプレイが凄いです。
ストリングス・アレンジが見事な05。高級レストランのBGMに似合いそう?(笑) アルト・フルートがフィーチャーされています。
8分を超える大作06。落下物という何だか意味深なタイトルです。これまた緊張感溢れるプレイの連続。メンバー全員のプレイの凄さを凝縮したような曲になっています。シンセも効果的に使われていますが、注目はハーヴィー・メイスンのドラミングでしょう。

アレンジの手法などは、どことなくデイヴ・グルーシンに似ている印象もあります。しかし、キーボード・プレイの凄さは、佐藤 允彦そのものを感じさせてくれます。
このアルバムは、世界でも通用する内容だと思いますね。

このアルバムはずっとレコードで楽しんでいて、CD選書シリーズでCD化されてる事も全く知りませんでした。
ある日、いつものようにBOOK OFFを探索中にこのアルバムを見つけ、大変驚いたのと同時に喜び勇んでこのCDをレジへ持って行きました(笑)
今ではおそらく入手困難だとは思いますが、FUSIONの好きな方にはぜひ聴いて欲しい1枚です。
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by kaz-shin | 2006-04-08 14:18 | FUSION系 | Trackback | Comments(2) | |
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Commented by WESING at 2006-04-09 10:01 x
昔、佐藤允彦 & M.S.B.をバックのメンバー目当てにレコードを買っているんですけど、佐藤さんはジャズ系の人だと思っているからこれは買いませんでした。
CD化されていることも知ってたんですけど、同じ理由で買いませんでした。
ところが、今年ですが、CDショップがある電気店でこのQ盤未開封品を300円で売っていたので、思わず買ってしまいました。(笑)
でも、まだ聞いてません。未開封です。(^_^ゞ
なるべく早く聞いてみることにします。(苦笑)
Commented by kaz-shin at 2006-04-09 23:32
WESINGさん、こんばんは。
新品を300円というのは、お買い得ですね。ぜひ、じっくり聴いて下さい。
このレコードを買った当時は、JAZZの事はほとんど知りませんでした。
おそらくジャケットのインパクトで買ったんだと思います。
当時より今の方が、よりこのアルバムの良さが分かった気がします。
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