今回紹介するコンピレーション・アルバムは、Victorの人気シリーズ『breeze』。80年代の音楽好きにはたまらない永井 博のイラスト・ジャケットです。
もともとはAORのコンピレーションとしてスタートして、AORモノだけで既に6枚がリリースされました。今回紹介するのは、シリーズ7作目と8作目です。この2作品は、少し趣向を変えてあるのが特長です。
まずはシリーズ7作目の『breeze / Crossover best selection』(ジャケット写真:右)。文字通りのクロスオーヴァー(FUSION)作品のコンピです。70年代半ば~後半の曲を中心に80年代半ばまでの選曲になっています。はっきり言ってベタな選曲ですが、バランスの良い選曲だと思います。曲の解説をしている音楽誌「アドリブ」編集長の松下 佳男が選曲にも関わっているのではないでしょうか。ドライブ時に聴くには良い選曲だと思いますね。
『breeze / Crossover best selection』
01. MORNING DANCE / SRYRO GYRA
02. CAPTAIN CARIBE / LEE RITENOUR & GENTLE THOUGHTS
03. FEEL SO GOOD / CHUCK MANGIONE
04. CALIFORNIA SHOWER / 渡辺 貞夫
05. RAG-BAG / DAVE GRUSIN
06. MY SWEETNESS / STUFF
07. TAKE ME TO THE MARDI GRAS / BOB JAMES
08. VIRGINIA SUNDAY / RICHARD TEE
09. DOUBLE STEAL / FUSE
10. CHICAGO SONG / DAVID SANBORN
11. LIVING INSIDE YOUR LOVE / EARL KLUGH
12. NIGHT BIRDS / SHAKATAK
13. COME WITH ME / TANIA MARIA
14. KARI (Edit Version) / BOB JAMES & EARL KLUGH
15. FLY OVER THE HORIZON / AZYMUTH
続いてジャケット写真:右のシリーズ8作目が『breeze / AOR J-Selection Cruising』です。
これもまたありがちな選曲です。ただ、この手のコンピレーション・アルバムのターゲット層は、学生時代はすごく音楽が好きで聴いていたのに、社会に出て仕事に追われて音楽を聴かなくなってしまった中年のおじさんやおばさんなんでしょうね。そう考えると、あながち悪い選曲ではないでしょう。このアルバムを聴いて、若かったあの頃を思い出すには良いアルバムなのかもしれませんね(笑)
『breeze / AOR J-Selection Cruising』
01. 君は天然色 / 大瀧 詠一
02. ふたりの夏物語 Never Ending Summer / 杉山 清貴&オメガトライブ
03. ピンク・シャドウ / ブレッド&バター
04. 夏のクラクション / 稲垣 潤一
05. 恋のブギ・ウギ・トレイン / アン・ルイス
06. CALIFORNIA SHOWER / 渡辺 貞夫
07. 思いきりアメリカン / 杏里
08. Got That Feeling / 秋山 一将
09. モンロー・ウォーク2004 / 南 佳孝
10. 思い出は美しすぎて / 八神 純子
11. 虹とスニーカーの頃 / チューリップ
12. BLUE CURACAO / サディスティックス
13. 今夜だけきっと / スターダスト・レビュー
14. Moonlight Surfer / 石川 セリ
15. Hellow Again / 村田 和人
16. SOMEDAY / 佐野 元春
お馴染みの曲が多いと思いますが、08や12、15辺りの曲は少しマニアックな部類に入るかもしれませんね。私はほとんどの曲を既に所有していましたが、永井 博のイラストに惹かれまして・・・買ってしまいました(笑)
長時間のドライブの時には、この2枚を車に積んでいくことが多いですね。コンピレーション・アルバムの使い方の大半が、ドライブのお供用に購入するケースがほとんどです。
すごく重宝しています。
僕も本日ドライブしてきたんですが、Breezeの2作目とMelodiesをずっとかけてました。晴れた日のドライブBGMはAORコンピにかぎりますね。ちなみに鈴木英人もいいけど永井博のほうが好きです。
ブログ拝見しました。静岡へのドライブだったんですね。
breeze2作目というと「SUMMER」ですね。このアルバムは、選曲が
気に入ってまして私もよく聴く1枚です。
鈴木さんも永井さんも80年代を代表するイラストレーターですよね。
描き方も全く違いますが、鈴木さんはアメリカそのものを、永井さんは
理想の楽園を描いているといった感じでしょうかね。
この二人のイラストが使われているアルバムは、必ず手に取って見て
しまうんですよ(笑)