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坂本 龍一&カクトウギセッション_SUMMER NERVES ◇ 2006年 05月 18日
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1979年にCBSソニーから、坂本 龍一&カクトウギセッション名義のアルバムです。カクトウギセッションと言えば、渡辺 香津美と坂本 龍一とが組んだ名盤『Kylyn』を思い浮かべますが、渡辺 香津美は参加していません。坂本 龍一、小原 礼、高橋 ユキヒロを核として、ギターに鈴木 茂、松原 正樹、大村 憲司、アブドゥーラ・ザ・"ブッシャー"の4人が加わり、山下 達郎、吉田 美奈子、矢野 顕子、イブをバックグラウンド・ボーカルに従えて繰り広げられる豪華なセッションが聴けるご機嫌なアルバムです。

発売当時は、本当によく聴いてました。このアルバムが発売された時には、すでにYMOも結成されていましたが、私の興味は教授のアレンジでした。1970年代後半の教授のアレンジには、素晴らしいものが多くて、まさに神懸りとさえ思える仕事ぶりでしたね。
南 佳孝の『OUTH OF THE BORDER』や、大貫 妙子の『MIGNONNE』等のアルバムでのアレンジは本当に素晴らしいの一言。このアルバムでは、どんなアレンジを施しているのかが興味津々だった事を思い出します。

『SUMMER NERVES』
01. SUMMER NERVES
02. YOU'RE FRIEND TO ME
03. SLEEP ON MY BABY
04. THEME FOR "KAKUTOUGI"
05. GONNA GO TO I COLONY
06. TIME TRIP
07. SWEET ILLUSION
08. NEURONIAN NETWORK

爽やかなハープの音を生かしたイントロからレゲエ調のリズムに変わる01は、山口 真文のソプラノ・サックスがフィーチャーされたナンバー。下手なんですが、何故か味のあるボーカルですね、教授のボーカルは。
02もレゲエ調のリズム。ナイル・ロジャースとバーナード・エドワーズの作品で、確かSister Sledgeのナンバーだったと思います。ボコーダーを使った教授のボーカルにイブのコーラスがよくマッチしていますね。
いかにも矢野 顕子らしい作品03。教授と矢野 顕子のデュエット風な曲です。
私はよく知らないのですが、プロレスが好きな人には割りと知られているらしい04。馴染みやすいメロディーで、ホーン・セクションにイブのコーラスが印象的ですが、松原 正樹のロック色の強いソロが強烈ですね。
教授のボコーダーの声と山下 達郎の生声との調和が面白い05。
唯一の日本語の歌詞の06。教授の歌謡曲チックなメロディーにボコーダーによるボーカル。なんとなく癒される曲です。大好きな曲のひとつです。
インスト・ナンバー07。ライト・フュージョンな曲です。大村 憲司とアブドゥーラ・ザ・"ブッシャー"の二人のギター・ソロに山下、吉田コンビのコーラスが曲を盛り上げます。アルバム中1番好きなナンバーです。ユキヒロのドラミングも良いですね。
細野 晴臣の作曲による08。細野は演奏には参加していません。YMO的な技法を使ってはいますが、メロディーとピアノが美しいナンバーです。テクノが苦手な人でも大丈夫でしょう(笑)

このアルバムは、ジャンルで言うと正直何なのか難しいですね。このブログでは、一応FUSIONのカテゴリに入れましたが、J-POPでも良さそうだし・・・。別に聴いていて楽しければ、ジャンルなんて別にどうでも良いんですけどね(笑)
初夏の頃に聴きたくなるアルバムです。今の教授の音楽に物足りなさを感じている人にお薦めです。

ところで、アブドゥーラ・ザ・"ブッシャー"というギタリストは誰なんでしょう?憶測ですが渡辺 香津美ではないかとずっと思っているのですが・・・。
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by kaz-shin | 2006-05-18 00:25 | FUSION系 | Trackback(1) | Comments(6) | |
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Tracked from ち~旦のレコ堀り日記 2 at 2006-05-20 08:06
タイトル : 大村憲司 / THAT'S ALL E.C.
大村憲司さんは生前、ベースプレイヤーの青木智仁さんらとエリッククラプトンの楽曲... more
Commented by pyonta_z at 2006-05-18 02:43
このアルバムは、CD化されてから初めて聴きましたが、これだけ豪華な
メンバーがある意味好きなことを演るというのはホントに凄いなあと感じた
ものです。

アブドゥーラ・ザ・"ブッシャー"は香津美というのが有力なんでしょうね。
レコード会社の都合なんでしょうか、名前が出ないのはちょっと残念な
気がします。
「長万部太郎」みたいなパターンは楽しいのですが(笑)
Commented by WESING at 2006-05-18 18:25 x
香津美さんですよ。
とりあえず一言だけ。(笑)
Commented by kaz-shin at 2006-05-18 23:24
pyonta_zさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
コロンビアとCBSの間の問題なんでしょうね。でもミュージシャンとして
参加しているのだから、別に問題無いようにも思えるんですけどね。
カクトウギ・セッションという事で洒落で、そういう名前にしたのだったら
面白いですけど、渡辺 香津美の名前出した方が売れると思うのですが・・・(笑)
長万部 太郎もすぐに正体ばれてしまいましたね。当然ですけど(笑)
でも、面白い試みでしたね。メインで歌わなければ、ばれなかったかも知れないですね。
Commented by kaz-shin at 2006-05-18 23:26
WESINGさん、こんばんは。
教えて頂いてありがとうございます。やはりそうですよね。
カクトウギ・セッションと言えば、坂本さんと渡辺さんですからね。
Commented by WESING at 2006-05-19 21:30 x
変名の件は雑誌(ADLiB?)に書かれていたような気がします。
レコード会社の関係でそういうのが多かったみたいですね。
松岡直也さんの「Fiesta Fiesta」でもYoshio Genという名前が使われていましたが、こちらはネットをするようになって初めて知りました。

このアルバムは僕にとってはKYLYNの陰に隠れてました。(苦笑)
この頃のポップス系ミュージシャンのアルバムはフュージョンとは言い難いですよね。
Commented by kaz-shin at 2006-05-19 22:17
WESINGさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
やはりレコード会社間の問題なんですね。どうでも良いように思えるのは
私だけでしょうか(笑)
私もこのアルバムをFUSIONと呼ぶには、少し抵抗があります。
それらしい曲もあるますが、全体の色としてはPOPSだと思います。
昔は、教授の歌に馴染めず、アレンジ部分のみに関心がいってましたね。
最近は、これも味のひとつだと思えるようになりましたけど。
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