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サーカス_SUPER BEST OF CIRCUS ◇ 2006年 07月 06日
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私が夏になると聴きたくなるアーティストの一人(一組)にサーカスがいます。
叶 正子・卯月 節子・叶 高・叶 央介の4人組で、1978年に「Mr.サマータイム」でデビューしました。本当は前年(1977年)に男性陣二人が違うメンバーで、デビューしていたという話を聴いた事がありますが、正式には「Mr.サマータイム」がデビューになるらしいです。
デビュー当時、この「Mr.サマータイム」がカネボウの夏のキャンペーン・ソングとなり大ヒットしました。当然ながらリアル・タイムで聴いてました。一応このシングル・レコードは購入したものの、特に興味は湧かずアルバムを聴いてみようとまでは思わなかったのです。当時は、洋楽のカヴァー曲を日本語詞で歌われる事を毛嫌いしていた節がありました。生意気なガキの発想ですよね(笑)

その状態のまま、15年程経過した頃にふと伊東 ゆかりのシングル・レコード「あなたしか見えない」(1979年)を聴き返したところ、これが実に良いなと思えたんですね。
この「あなたしか見えない」は、「Don't Cry Out Loud」という曲がオリジナルで、ピーター・アレンとキャロル・ベイヤー・セイガーとの共作による名バラードです。リタ・クーリッジやメリサ・マンチェスターが歌ったことでも有名ですが、1番歌として良いなと思ったのが伊東 ゆかりの日本語詞のものだったんです。何だか目が覚めたような感じでした。
肝心なのは、歌手の表現力やアレンジ、演奏がいかにバランスが良いかって事なんですね。その事をこの曲で教えられました。

そこで気になりだしたのが、このサーカスという訳です。国内外のカヴァー曲を多く取り上げていたサーカスの音楽をじっくり聴いてみたくなりました。ましてや70年代後半に素晴らしいアルバムを数多くリリースしていたアルファ・レーベル時代の音楽を・・・。
そこで購入したのが、今回紹介する1996年に発売された2枚組のベスト盤でした。2枚組で30曲収録されています。国内外のカヴァー曲もかなり入っていますが、残念ながらベスト盤なのでミュージシャンのクレジットがありません。しかし、アレンジャーの名前やアルファ・レーベルという事で考えれば悪い訳が無いですね。

叶 正子の素晴らしい声と歌唱、その声によくマッチしたコーラス。何とも爽やかで、夏の季節にピッタリなハーモニーを聴かせてくれます。夏向きの曲が多いのも頷けます。
毎年、涼風のようなコーラス・ワークを堪能しています(笑)

「サーカス / SUPER BEST OF CIRCUS」
Disc.1
01. ミッドナイト・フリーウェイ
02. 去りゆく夏(LA MAISON EST EN RUINE)
03. ワンダフル・ミュージック
04. 二人だけ
05. Mr.サマータイム
06. ムーヴィング
07. モン・シェリー
08. 六月の花嫁
09. 恋はマジック
10. 経験
11. ケッペキにいさん
12. 鏡の街
13. 愛はイエスタデイ
14. 夢で逢えたら
15. 夏の恋人
Disk.2
16. マイアミ・ドリーミング
17. アデュー(LES DIVORCES)
18. 夏のページ
19. 愛で殺したい
20. アメリカン・フィーリング
21. ヒッチハイク
22. サルバドール紀行
23. アムール
24. もっとエメラルド
25. デイ・ドリーミング
26. マイ・シンプル・ライフ
27. アワー・ウインター・ヴァケイション
28. 火の鳥(映画「火の鳥」主題歌)
29. フライ・アウェイ
30. エピローグ

アメリカン、ヨーロピアン、ジャパニーズというあらゆるタイプのポップスをカヴァーしていますが、どの曲も実にサーカスらしい仕上がりになっています。
特にボズ・スキャッグスの04や辺見 まりの10、シリア・ポール、吉田 美奈子の14のカヴァー曲においては、前田 憲男のアレンジが素晴らしく、サーカスの持ち歌のように上手くフィットさせています。
04は、日本語詞で歌っているのですが、メロディーは確かにボズの「WE'RE ALL ALONE」なのに全く別の曲のように聴こえてくるのが不思議です。前田 憲男のアレンジ・センスとサーカスのコーラス・ワークがあってこそなんでしょうね。
アレンジャーとしてクレジットされている面々だけでも凄い顔ぶれです。マイク・マイニエリ、前田 憲男、坂本 龍一、鈴木 茂、佐藤 博、萩田 光雄、井上 鑑等・・・凄いです。
難しいことは抜きにして、サーカスの気持ち良いコーラスをただ楽しんで欲しいですね。最近アルファ・レーベル時代のベスト盤が新たに発売されているようなので、興味のある方はぜひ!
オリジナルも良い曲が多いですよ。ゆったりとした気分の時にBGMとして聴けば、そこには気持ち良い海風が吹き抜けていくことでしょう。
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by kaz-shin | 2006-07-06 00:05 | ベスト盤 | Trackback | Comments(6) | |
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Commented by monksiiru at 2006-07-07 11:18 x
kaz-shinさん、ご無沙汰ぶりです。
サーカスの「Mr.サマータイム」はCMに使わていたので記憶に
とても残っています。イントロも凄く印象的なんですよね。
そして素晴らしいコーラス。ゴージャスな夏という贅沢な感じが
するのは私だけでしょうか?
海辺の太陽に目を細めながら聴きたい一曲です。
そして、このアルバム凄ーく聴きたくなりました。
Commented by kaz-shin at 2006-07-07 21:16
monksiiruさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
昔はそれほど好きではなかったのに、最近は好きでよく聴いています。

>海辺の太陽に目を細めながら聴きたい
すごく良い表現ですね。よく分かります。
眩しい太陽の光が似合いますね。でも決してジメジメした感じはしないという・・・。
これと同じベスト盤は入手は難しいと思いますが、新しいベスト盤も出て
いますから、ぜひ夏を楽しんで下さいね。
Commented by WESING at 2006-07-07 23:08 x
サーカスは音楽的にはニュー・ミュージック/ポップスなんでしょうけど、TV出演も多くて歌謡曲のジャンルの人達でした。
デビュー曲の「Mr.サマータイム」はどちらかと言えば好きな曲だし、別に嫌いでもないんですけど、聞こうとしなかったですね。
FMでライブがあまり放送されなかったということもあります。

数少ないライブ放送で'85年に出演した時のメンバーは叶高、叶正子、原順子、嶋田徹でした。
メンバー・チェンジしたのか代理出演したのか覚えてません。
Commented by kaz-shin at 2006-07-07 23:46
WESINGさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
私も昔はたいして興味が湧かなかったのですが、何故か最近聴いています(笑)
メンバーは80年代半ば以降、結構変わったみたいですね。
私は初期メンバーの84年頃までの、アルファ・レーベル時代しか
知らないですけど(笑)
Commented by DNA at 2011-07-27 00:39 x
アカペラだとかハモネプだとかの影響で、
コーラスグループという存在は今も健在ですが、今のコーラスグループって魅力感じないんですよね・・・。
ゴスペラーズとかも・・・。

サーカス、デュークエイセス、ラッツ&スターとかは魅力的だと思いますけど。
宇多田ヒカル以降、特に歌唱力がR&B系の人が多くなり、
それが今は普通になってしまったせいかもしれません。
オーソドックスでも魅力的な歌唱もあるんだよ、と。

サーカスの曲で死ぬほど1番好きなのは、「マーマレイドサンセット」(’82年)という曲。
残念ながら、収録CDは全て廃盤ですけど・・・。
作曲・編曲が清水信之で、サビのマイナーからメジャーへの転調が秀逸。
それをさらにドリーミーポップにしているのが、「彼らがコーラスグループ」であること。
ソロ歌手が歌ってもこの曲の良さは出せません。

もし中古で収録されてるのを見つけたら是非オススメです。
Commented by kaz-shin at 2011-08-07 22:04
DNAさん、コメントありがとうございます。
コーラスの場合、そのコーラスを構成する人数、アレンジによっても印象が変わりますからね。
サーカスの場合、男声2女声2という構成が聴いていて気持ち良いという強みはあったと思います。
ただ、コーラスのパターンとしては平凡かなという印象はありますが・・・(笑)
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