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杏里_Bi・Ki・Ni ◇ 2006年 07月 08日
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1983年にリリースされた杏里の通算6枚目にあたるアルバム『Bi・Ki・Ni』を紹介します。このアルバムは、その後の杏里の方向性を打ち出し、ブレイクへと導いたと言える記念すべきアルバムではないでしょうか。
以前、角松 敏生のプロデュース作品『Timely!!』を紹介しましたが、このアルバムは、角松プロデュース・アルバムで人気・売上共にブレイクに至った、布石のアルバムと言えると思います。
このアルバムで、角松はプロデュースではないのだがアナログ盤A面5曲の楽曲提供、アレンジ、演奏にと全面的なバック・アップをしています。B面5曲の内、3曲を小林 武史、2曲を杏里が曲を書き、佐藤 準がアレンジを手掛けています。

それまでの杏里のアルバムにも、夏・海を感じさせる作品は多くありましたが、このアルバムで角松は当時の十八番とも言える夏・海路線の曲はもちろんですが、ポップ・ファンクといった感じのダンス系のナンバーを提供しています。
ウィークデーの夜は都会でディスコで踊り、ウィークエンドには海に出かけて行くという80年代の遊び好きの若者のライフ・スタイルを上手く取り入れたとも言えるでしょう。
事実、アナログ盤ではA面がDisco Side、B面がSea Sideとなっています。
夏の私の定番アルバムでもあり、杏里のアルバムの中でも大好きな1枚です。

『杏里 / Bi・Ki・Ni』
Disco Side
01. Good Bye Boogie Dance
02. Dancin' Blue
03. September Walkin'
04. Lady Sunshine
05. Yes I'm In Love
Sea Side
06. Surf City
07. Just Be Yourself
08. Beach Boy In My Heart
09. Summer Focus
10. Affection

故・青木 智仁の軽快なスラップ・ベースが印象的なメロディアス・ファンクなナンバー01。当時の角松はこの手の曲を書かせたら抜群でした。
このアルバムの中で1番好きなナンバー02。角松と土方 隆行のギター・カッティングが格好良く、EVEのコーラスも効果的です。佐藤 準のブラス・アレンジが角松のリズム・アレンジを素晴らしく際立たせています。しかし、EVEは上手いですね。
キャッチーなメロディー、特にサビの部分のメロディーは、角松らしさ全開のミディアム・ナンバー03。
角松の人気曲「Take You To The Sky High」を彷彿させる04。曲の構成やアレンジが非常によく似ています。
Rajie、杏里等による重厚なコーラスで始まるバラード曲05。角松のメロディー・センスが光る1曲。当時は本当に良い曲を量産してましたね。どことなく林 哲司の曲風に近いような気がします。数原 晋のフリューゲル・ホーンが良い音出しています。
小林 武史の作詞・曲、編曲によるミディアム・グルーヴ06。夏の終わりの少しグレイがかった海を上手く表現している佳曲です。
小林 武史の作品07。岡沢 茂のベース、鈴木 茂のギターが地味目ながらも職人といったプレイを聴かせてくれます。小林の書くメロディーもとても良いですね。後の活躍が頷けます。
波のSEに続いて、杏里の作品08。夕暮れに似合う聴きやすいナンバーです。
小林作品09は、テンポのあるポップ・ナンバー。こういうテンポの曲ではやはり角松に軍配があがりますね。
杏里の作詞・曲のバラード曲10。杏里もソング・ライターとしての才能を開花し始めた頃の曲と言えますね。美しいメロディー・ラインです。

アルバムを通して聴くと、やはり角松作品が際立っていますね。次回作でプロデュースを依頼されたのも、ある意味当然の流れだったのかも知れません。
BOOK OFFでは安棚の常連の杏里ですが、このアルバムを含め角松関連のアルバムはあまりお目にかかれません。見つけたら買っておいて損は無いですよ。

裏ジャケットに記された言葉を最後に書いておきましょう。
COME BACK TO THIS BEACH WHEN SUMMER COMES.・・・by Anri
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by kaz-shin | 2006-07-08 00:02 | CITY POP / J-AOR系 | Trackback(1) | Comments(8) | |
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Tracked from リスニング☆BAR at 2006-07-08 10:04
タイトル : Bi・Ki・Ni / 杏里
・TAPE(AXIA SD-Master46) 「ビキニ」と言えば やっぱり夏のオネーチャンでしょう!  と、ムフムフした顔で叫ぶ人(まあ男でしょうけど)は多いだろう いやいや違う 1950年前後にアメリカが何度も核実験を行った「ビ... more
Commented by ゆきもも at 2006-07-08 08:40 x
はじめまして杏里検索でやってきました
私もビキニ大好きです!Surf CityやAffection
切ない夏の歌泣けちゃいます

昨夜のライブも素敵でした
もしかして、いかれましたか!?
ネタバレもありますがよろしかったらあそびにきてくださ
いネ

Commented by しげぞう at 2006-07-08 10:15 x
こんにちは
出ましたね、Bi・Ki・Ni
僕はテープしか持っていないのでバックが全然分からなかったのですが
05のコーラスはなるほど、Rajieでしたか!
国分かな~と思っていたのですが
何だかスッキリしました
Commented by kaz-shin at 2006-07-08 10:26
ゆきももさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
杏里さんは、80年代のアルバムはよく聴いていたのですが90年代以降
の作品はよく知りません。
ライブに関しても未体験です。でも、80年代のアルバムに関しては思い入れの
強いものが多いので、毎年この季節になると聴きたくなります。
杏里さんの情報で面白いものがあれば、ぜひ教えて下さい。
これからもよろしくお願いします。
Commented by kaz-shin at 2006-07-08 10:50
しげぞうさん、こんにちは。コメントとTBありがとうございます。
このアルバムは、好きで今でもよく聴きます。
01~05の角松作品の出来の良さに感心させられますね。
05のコーラスに関しては、正確にはラジさん、白石よしひこ(漢字分かりません)さんと
杏里さんの3人みたいですよ
Commented by WESING at 2006-07-09 00:07 x
僕は杏里さんがブレイクしたのは♪CAT'S EYE と ♪悲しみがとまらない の連続ヒットによるもので、角松さんは関係ないと思ってますけどね。(苦笑)
あまりブレイクして欲しくなかったし、音楽的にも最初の頃の方が好きです。
角松さんが関わってダンス系ナンバーが多くなってしまったんじゃないかな。バラードにも良い曲があるし、嫌いではないんですけどね。

余談ですけど、FMで山本達彦さんとデュエットしてました。
Commented by kaz-shin at 2006-07-09 00:18
WESINGさん、こんばんは。
杏里さんのブレイクに関しては、「CAT'S EYE」は別にしても「悲しみがとまらない」は、
角松さんのプロデュースで、角松さんが林 哲司さんに曲を依頼したものなんですね。
自分で曲をかけるにも関わらず、ヒットさせる使命を忘れずにプロデュース
している姿勢を林 哲司さんが誉めていたのを読んだことがあります。
その辺の事をふまえて、ああいう書き方をしました。
Commented by zz at 2007-03-16 13:46 x
kaz-shinさん、こんにちは。
またまた拝見しにまいりましたが、
kaz-shinさんの守備範囲の広さに関心しながら、読ませていただいております。
自分も杏里さんは「Bi・Ki・Ni」から「Timly!!」、「COOOL」まで大好きで、今でも頻繁に聴いてます。
特に「COOOL」が気に入ってます。
杏里さんには悪いけど、最近の曲はどうも・・・。
個人的には、この「Bi・Ki・Ni」、「Timly!!」、「COOOL」あたりが最高の時だと思います。
当時の渋公ライブ、LDの「杏里 イン コンサート」最高でした。
「Bi・Ki・Ni」では、1曲目「Good Bye Boogie Dance」から6曲目「Surf City」までが特に好きです。
Commented by kaz-shin at 2007-03-17 00:14
zzさん、コメントありがとうございます。
このブログでは、まだ『COOOL』は紹介してませんでしたね。
私も大好きなアルバムです。角松さんがプロデュースしているというのも
ありますが・・・。
夏に近くなったら紹介しようかなと思っています。
角松さんが絡んだ3枚のアルバムがリリースされた頃が、1番CITY POP色が
強かったですね。これ以降はダンス系の曲が多くなりました。
CITY POP好きなので、そういう意味でも角松さんが絡んだ3枚のアルバムが大好きです。

『Bi・Ki・Ni』は特に02、05が好きです(笑)
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