Music Avenue
musicave.exblog.jp
Top
杉山 清貴_1986 - 1989 SUMMER SELECTIONS ◇ 2006年 07月 22日
e0081370_21432723.jpg 

オメガトライブ時代は結構聴いていたのですが、1986年のソロ・デビュー後の杉山 清貴の音楽に関しては、ほとんど聴いていませんでした。ヒット曲などを耳にすることはありましたが、特にレコードやCDを買って聴くまでには至りませんでした。オメガトライブ時代は、大好きな作曲家・林 哲司が大きく関わっていたので聴いていたというのが本音です。
しかし、元来彼の歌声は嫌いでは無かったし、オメガトライブ時代よりも一層夏を意識した作品が多くなっていたので機会があれば聴きたいと思っていました。

ある日、いつもようにBOOK OFFの安棚を物色中にこのアルバムを発見。杉山 清貴関連のCDは店によって値段は結構異なっているのですが、このお店では250円で売られていました。
値段の安さもあり、またソロ・デビューから3年間の1980年代の作品から選曲されていたので買ってみることにしました。ジャケットもいかにも夏らしいです。
1990年6月に発売されたアルバムのようです。

『杉山 清貴 1986 - 1989 / SUMMER SELECTIONS』
01. さよならのオーシャン
02. 僕の腕の中で
03. OKINAWA IN MAY
04. タイをはずして
05. DOUBLE RAINBOW
06. 水の中のAnswer
07. Cape Light
08. long time ago
09. REALTIME TO PARADISE
10. KONA WIND
11. 想い出のサマードレス
12. you don't know me
13. BORDER LINE
14. I'LL BE THERE
15. SHADE (夏の翳り)
16. モノローグ

1stシングルの01。最初聴いた時にロック色の強いアレンジだなと思ったんですが、オメガトライブのサウンドとの差別化する意図があったのかななどと勝手に推測しています。アレンジは佐藤 準。
1988年のシングル02。作曲は林 哲司です。サビのメロディーなどはいかにも杉山らしく、流石林 哲司だなと感じた曲です。アレンジは佐藤 準で、やはり若干重めの感じですね。
タイトルにある沖縄らしさは特に感じません。杉山自身の作曲ですが、特に可も無く不可も無くといった曲。
これくらい軽い感じのアレンジが良いなと思った04。アレンジャーは松下 誠、作曲は杉山自身です。
珍しくFUNKYなアレンジの05。芳野 藤丸のアレンジですが、ギターのカッティングやコーラス・ワークは藤丸らしいかも知れません。サビのメロディーがキャッチーでなかなか良いです。
1987年のシングル曲06。波の音のSE、パーカッションを効かせたサウンド。松下 誠のアレンジが冴える曲。
ヒット・メーカー、小田 裕一郎作曲、笹路 正徳のアレンジによる07。親しみやすいメロディー・ラインを持った曲で、流石にプロの作品だなと感じます。
バラード曲08に続く09は、佐藤 準によるロック色が強いアレンジ。ドライヴ・ミュージックの趣の強いナンバーです。
木戸 やすひろ、比山 清というコーラスの達人がアレンジした10。聴き所はやはりコーラス・ワークですね。
角松敏生の初期のバンド・マスターでもあった磯 広行の作・編曲による11。
CITY POP風な12。アレンジは志熊 研三。
笹路 正徳による重厚なアレンジと、杉山の軽い感じのヴォーカルの対比が面白い13。
夏らしさを感じる14は、鈴木 茂のアレンジによるミディアム・ナンバー。お気に入りの1曲です。
またも佐藤 準のロック色の強いアレンジ曲15。アレンジが濃すぎて夏らしさを感じません(笑)
ラストを飾るバラード曲16。良いメロディーだなと思ったら、佐藤 健の作・編曲でした。

アルバムを聴いて残念に思ったのは、杉山 清貴の書いた曲のインパクトの弱さですね。曲自体は決して悪くないのですが、一聴して耳に残るメロディーが少ないですね。その点では、林 哲司や佐藤 健の作った曲というのはプロの作った曲だという気がします。もちろん杉山 清貴もプロですが・・・(笑)
それとアレンジに違和感を感じてしまいます。おそらくオメガトライブのイメージを払拭したかったのだろうと思いますが、逆に不自然さを感じました。杉山 清貴の声質には、軽めのサウンドが似合うと思います。ロック色の強い重めのサウンドには、私は馴染めませんでしたね。
しかし、悪いアルバムでは無いです。ドライブのBGMにはもってこいの1枚だと思います。
最近の杉山 清貴のサウンドはどうなっているのかなと、少し気になったりしています(笑)
[PR]
by kaz-shin | 2006-07-22 00:02 | ベスト盤 | Trackback(1) | Comments(14) | |
トラックバックURL : https://musicave.exblog.jp/tb/3854392
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Tracked from KINGO WEBlog at 2006-07-22 10:06
タイトル : KIYOTAKA SUGIYAMA/1986-1989 ..
その昔、ドライブ用にアーティストやその季節に似合うお気に入りの曲を選曲してベスト...... more
Commented by しげぞう at 2006-07-22 09:23 x
こんにちは
私もこのアルバムに入ってる曲あたりまでは杉山清貴聴いていました
06・08・16あたりはかなり聴きこみました
kaz-shinさんのおっしゃるロック色・・・という件は私も全く同感です
杉山サンはそのセンで徐々に方向が固まりましたけど
もともとロック系は--そのこだわりは評価できるかもしれませんが--
少し声質・歌い方とは合わないんじゃないかと思っています
サザンの桑田はうまい変化球を投げますが
杉山サンは変化球が元々あまりうまくないのかと・・・
むしろアンダースローのピッチャーがシンカーに磨きをかけるように
メロディーありきで手法を変えていってたら(たとえばアカペラ、楽器を生かすようなセッションなど)
今も出される新しいものを聴き続けてたかもしれません
すみません、なぜか長いコメントになってしまいました
Commented by KINGO at 2006-07-22 10:05 x
このアルバムが250円というのは、物凄くコストパフォーマンスが高いと思われますが・・・・・・。
俺とこもたまには音楽ネタみたいなものを載っけていこうかと思ってますんで、ツッ込みの方ヨロシクお願いしますw
Commented by monksiiru at 2006-07-22 10:48 x
kaz-shinさん、こんにちは。
杉山ベストアルバムですね。この年に他にもバラード曲のベストも
出しています。私は両方買いました(笑)250円はお得ですよ。
この時期の杉山清貴のサウンドはロック色がかなり強かったん
ですよね。メッセージソングみたいな曲もたくさん書いていたと
思います。SHADE (夏の翳り)は今、聴くとちょっと笑ってしまうく
らいのハードさですね(笑)
皆勤賞並みでソロになってから毎年ライブに行っていたのがとても
懐かしいく思い出されてI'LL BE THEREは名曲ですよね。
こういう曲を歌ってほしいなーと思います。
ちなみにここ何年か杉山清貴はアコースティックギターでの
弾き語り一人ライブしていますがロック色は大分消えて優しい
メロディーの夏歌を歌っています。変な力抜けていい感じだと
私は思うんですが。

追伸、Favorite Blogにリンクありがとうございました。アンテナに登録
していつもお邪魔しております。これかもら宜しくお願いします。
Commented by kaz-shin at 2006-07-22 11:19
しげぞうさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
実はこのアルバム、買ってから結構経ってます。最初に聴いた時に
アレンジと杉山さんのボーカルとが、微妙に合ってない気がして
暫く聴いてなかったんです。
最近また聴くようになって、今回記事にしました。
しげぞうさんと同意見なんですが、あまりロック色の強いサウンドだと
杉山さんの声の良さが活かされない気がします。メロディー自体悪く
ないので、少し勿体無いなと思えてしまうんですね。
Commented by kaz-shin at 2006-07-22 11:23
KINGOさん、こんちは。毎度です。
TBありがとうございました。こちらが先にTBしなければいけないのに・・・。
なんせKINGOさんの記事読んで、このアルバムの事を思い出したのだから(笑)
音楽記事はいつも楽しみにしてますよ。でもKINGOさんも結構マニアックだから
突っ込み入れられるアルバム記事を書いて下さいよ。よろしくです。
Commented by kaz-shin at 2006-07-22 11:37
monksiiruさん、こんにちは。
そうですか。最近はアコースティックなライブなんですね。
絶対その方が良いと思いますね。
杉山さんの風を運んでくるような歌声は、ゴテゴテしたサウンドよりも
シンプルなアレンジ、演奏の方が持ち味を活かせると思います。
最近の杉山さんの音楽聴いてみたくなりました。

いつも楽しく日記を拝見しています。こちらこそ、これからもよろしくお願いします。
Commented by 哲学者になりたい猫 at 2008-08-05 20:50 x
当時、私は杉山ソロを結構すんなり受け取りました。。シングル曲に関して言えば、かなりキャッチーな曲作りをしており、このアルバムには収録されてませんが、クリスマスの定番ソングの一つになって久しい「最後のHoly Night」等、私は杉山氏もかなり才能のあるメロディライターだったと思っています。……ただ幸か不幸か80年代を代表するオメガトライブの林作品群に比べてなんか少し足りないなぁ…言葉にできないけど…って当時から思っていて、それは時を経た今改めて聴きかえしてみると決してソロ時代の楽曲が悪いわけでないのですが、尚更オメガの楽曲の味わい深さ、奥深さを感じるのが分るのです。杉山氏がソロになった時代は自作のアーティストが偉いとされる時代に入っていく時代だったのですが、私はやはり職業作家達が作った作品の素晴らしさを当時誰にもいえないまま悶々と思っていました。それは実も蓋もなく一言で言えば才能の差なんでしょうが、でも林氏含めて職業作家やユーミンなどの一流の人達の提供曲のあの輝きに満ちた楽曲群の輝きの正体って何なんだろう…そして拙くても自作がもてはやされる時代の幸・不幸ってなんだろう…答えの出ないまま年老いた自分が今ここにいます。
Commented by kotaro at 2008-08-06 09:36 x
共業でやってたことを単独でやることに移行する最大の不幸は、対話の不在だと思うのですが、どう思われますか。
ふた昔前なら、作詞、作曲、編曲が三位一体となり曲を提供。
アーチストは第一印象やときに違和感を覚えつつその作品を
消化しようと努めました。
ときに外れ、たまに当たり、滅多な大当たりが出る。それを
聴衆も時代の期待値と共に観測していたのではないでしょうか。

消化は昇華になり、うた歌いたちの人生はストーリーに。
ひとことでいえば、あれは相乗効果ってやつだったのではないでしょうか。

松本典子さんのこと>
「青い風のビーチサイド」という曲、「渚のバルコニー」を
リファインして、1、2年ワインみたいに熟成させて、その
上澄みから一番美味しいところを取り出して「どうだ」、と
いわんばかりの出来ばえを提示してると思いました。一番最初に聴いた時はよく出来た社内製アンサーソングかな、という感想です。

昔は最初に、コンセプトありき、だったんだと思います。

Commented by 通りすがりの埼玉人 at 2008-08-06 18:06 x
哲学者になりたい猫さんとkotaroさんへ一言申し上げさせてください。それくらい熱く語っていらっしゃるなら、是非自分でブログを開設されて語ってみた方がいいのではと思いますが。
お二方、いかがでしょうか?
Commented by kaz-shin at 2008-08-08 00:20
哲学者になりたい猫さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
興味深くコメントを読ませて頂きました。
セルフ・プロデュースで自作曲で成功しているアーティストも沢山いますから一概に言えないと思いますが、
セルフ・プロデュースになった途端に"らしさ"の追求が多くなり、面白みに欠けたなと思うことは間々ありますね。
専門業としてのプロデューサーや作曲家というのは、いかにヒット作を作るかという指名もありますが、
やはり客観的にアーティストを見つめて、何がそのアーティストに必要なのか、どんな曲を歌わせたら面白いのかを冷静に分析できる能力に長けているのだと思います。
ですからある程度人にプロデュースを任せていても、ある程度名前が売れたら自分の思うように作ってみたくなるのかも知れませんね。
そんな事を考えながら、オメガ時代の作品、ソロの作品を聴き比べるのも
面白いかも知れませんね。
Commented by kaz-shin at 2008-08-08 00:26
kotaroさん、コメントありがとうございます。
>共業でやってたことを単独でやることに移行する最大の不幸は、対話の不在だと思うのですが、どう思われますか。
なるほど!一理あるかも知れませんね。
私の場合、アルバムはやはりコンセプトがしっかりしているアルバムほど面白いし、良いアルバムが多いと思っています。
セルフ・プロデュースの場合、余程本人、あるいはブレーンの人間がしっかりした考えを持っていないと、
明確なコンセプトを打ち出すというのは難しくなってくるのかも知れませんね。
これからはアルバムという概念が薄れてくるのでしょうね。
好きな曲をピックアップしてネットでダウンロードで買える時代・・・。
ジャケットも歌詞カードの持つ意味さえ曖昧になってくるでしょう。
もはやアルバムにコンセプトを求めるのは厳しいのかも知れませんね。
Commented by kaz-shin at 2008-08-08 00:30
通りすがりの埼玉人さん、コメントありがとうございます。
お二人が音楽について語るブログだったら、確かに面白いブログになるでしょうね。
しかし、経験上好きな事とは言え、継続するというのは結構根気が必要です。
ですから、私の書く拙い記事でも熱いコメントで盛り上げてくれているのは、私にとっては有難い事なんです。
もし通りすがりの埼玉人さんも、私の記事で興味が湧いた作品があったらぜひ熱く語って下さい。よろしくお願いします。
Commented by kotaro at 2008-08-09 01:28 x
杉山さんと関係ないスレッドばかりつけてごめんなさい。
現在杉山さんは、まっすん(増田俊郎さん)とよく一緒にコンサートされています。僕は増田さんのサイトで情報を得ています。

埼玉人さんへの返答ですが、当時はブログなんてものはなかったですね。いま、この場所を提供していただけること、これが一番
素晴らしいことだと感じています。
kaz-shinさんに概要を見ていただこうとピクチャーレコードに詳しいサイトからリンクさせてもらいました。
僕も現物は持っています。
語弊が少しありますが他人の褌を借りれるというのは、マナーと敬意さえあれば、ネット時代の大いなるの恩恵だと思います。

それと情報の共有ですね。今月のスタジオボイスは素晴らしい細野晴臣特集です。
明菜や聖子のみならず、キララとウララやスターボー、とんでもない細野ワールドが垣間見えます。
実は和田アキ子に書いた大昔のシングルも持ってたりして(爆)
Commented by kaz-shin at 2008-08-09 23:55
kotaroさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
増田さんは元気に活動されているんですね。嬉しい限りです。

さて、私もブログで書いている記事に関して、熱いコメントを頂戴していることは本当に嬉しいですし、感謝の気持ちで一杯です。
私が情報を発信している訳で、それに関して熱く語って頂くというのは書いている私にとって凄い励みでもあります。
kotaroさんに限らず、皆さんもこれから興味のそそる記事がありましたら遠慮無く熱く語っちゃって下さい。
よろしくお願いします。
<< 今井 裕_A COOL EVE... ページトップ BOSSANOVA CASSA... >>
XML | ATOM

個人情報保護
情報取得について
免責事項
Ice Green Skin by Sun&Moon