Music Avenue
musicave.exblog.jp
Top
今井 裕_A COOL EVENING ◇ 2006年 07月 23日
e0081370_22181476.jpg 

今回紹介するアルバムは、当ブログ2度目の登場になります。今年2月15日にVIVID SOUNDから初CD化で発売された今井 裕の『A COOL EVENING』です。1977年の作品。
前回記事を書いたのが昨年12月、「CD化してくれ!」のカテゴリーで書いたのですが、記事を書いた時点でCD化の情報は入っていました。実際にCDを購入し、このアルバムが似合う季節になったので改めて紹介したくなりました。それ程お気に入りのアルバムなので、ご容赦下さい(笑)

サディスティックス・ミカ・バンド解散後、高中 正義、後藤 次利、高橋 幸宏、今井 裕でサディスティックスを結成し、1stアルバム『SADISTICS』をリリース(1977年)するも高中 正義や高橋 幸宏のソロ活動が忙しくなり、バンドとして思うように活動できない状態が続いたらしいです。そこで時間の余裕が生まれた今井のソロ・アルバム制作となったようです。高中や高橋は既に他社でのリリースが決まっていたので、ビクター/インビテーションとしても今井のソロ・アルバムに期待をしていたようです。

私としてはそんな背景があった事をCDのライナーを読んで知った訳ですが、重要なのはこの名作がCD化され、今実際にCDで聴くことの出来る喜び、そのものなんですね。
いかにも今井 裕らしい洒落たサウンドが溢れるアルバム。夏が終るまで何回も聴くことになるでしょう。

『今井 裕 / A COOL EVENING』
01. A Cool Evening
02. この軽い感じが・・・・・・
03. A Song in my heart
04. マルガリータ
05. ぼちぼち
06. あぶない感じ
07. 夏の弔い

1977年当時の青山5丁目あたりの街の雰囲気を写したという01。曲中のスタンダードの「Blue Moon」は、ジェイク・H・コンセプションに依頼して50年代風に仕上げてもらったとか・・・。8分を超える大作ながら全く退屈させない構成とアレンジは見事です。特に今井 裕、桑名 晴子、芳野 藤丸、ケーシー・ランキンによるヴォーカルとBlue Harmonicatsによるハーモニカ演奏が印象的です。
決して上手くは無いのだが何とも言えぬ味のある今井のヴォーカルが光る02。それを支える桑名 晴子のコーラスの存在感は凄いですね。彼女無しでは成立しない曲ですね。今井のブラス・アレンジと林 立夫の派手さはないけれど渋いドラミングに注目です。
林 立夫が中心になって録音されたという03。鈴木 茂、細野 晴臣、中牟礼 貞則がゲスト参加しています。中牟礼のガット・ギター、今井のYAMAHA CPのプレイが素晴らしい1曲。ストリングス・アレンジも見事です。
南国風味満点の04。トロピカル・ムードを高めるマリンバは細野 晴臣。ベースにマリンバにと細野が大活躍の1曲です。この手の南国調の曲は細野の得意とするところではありますが・・・。
美しいストリングスで始まるインスト・ナンバー05。ストリングス、今井のピアノ、林のドラムだけで奏でられる美しい曲です。映画のエンディングで使われてもおかしくないような叙情的なナンバー。
ゆったりとした時間が流れていくような06。森園 勝敏、徳武 弘文の2本のギターに太い後藤 次利のベース、土岐 英史の渋いアルト・サックスと聴き所満載の1曲です。このアルバムの影の功労者だと思う桑名 晴子のコーラスも素晴らしいですね。
人気の無くなった初秋の海辺を連想させる07。沁みる曲です。数原 晋のフリューゲル・ホーンが雰囲気を一層盛り上げます。

これだけの作曲・アレンジのセンスがありながら、ソロ・アルバムがこの1枚だけというのは淋しい気がしますが、それだけにこのアルバムがCD化されたことの意義は大きいように思います。

砂浜にしろ、部屋の中にしろ何もしないで、ただその場に寝そべって、まったりと流れていく時間の中で何もしないで聴いていたいアルバムです。
寝苦しい熱帯夜の夜に、ベッドに入ってヘッドフォンで聴くことが多いです。
梅雨が明けて、暑くなるこれからの季節にお薦めの1枚です。
[PR]
by kaz-shin | 2006-07-23 00:04 | CITY POP / J-AOR系 | Trackback | Comments(2) | |
トラックバックURL : https://musicave.exblog.jp/tb/3859778
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by kotaro at 2011-05-04 11:35 x
こんにちは。骨休めできていますか。
私も連休前に壊した体調を、少し戻しております。

この今井裕のクールイブニングは、夕方、車の窓を開けて走る
のが心地よい時間帯に、実にぴったりするのだなあと気づいて
レコードを近年わざわざテープに録音して聴いています。

車は割と最近のやつですが、なぜかカセットデッキ付き。
細野晴臣さんも、30数年ぶりにボーカルアルバムを出されましたが
今井裕さんの新作、今だったらイケルのじゃ、ないかしら。
聴きたいですね。
では。
Commented by kaz-shin at 2011-05-07 23:51
kotaroさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
レスがまたもや遅くなってしまい、すみませんでした。
この連休は本当にのんびりさせてもらいました。
ほとんどPCに向うことなく、好きな映画を観たり、音楽を聴いたりして過ごしていました。

当時、仲間内では本当によく聴かれていたアルバムでした。
昔のようにわざわざ浜辺で聴くようなことはなくなりましたが(笑)、夏の深夜に少し窓を開けて、夜風を感じながら聴いています。
夏が近づくと必ず聴きたくなるアルバムです。
今新作を出したら、どんな内容になるんでしょうね?
興味深いです。
<< CITY POP - SONY... ページトップ 杉山 清貴_1986 - 19... >>
XML | ATOM

個人情報保護
情報取得について
免責事項
Ice Green Skin by Sun&Moon