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NOEL POINTER_NEVER LOSE YOUR HEART ◇ 2006年 08月 20日
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1977年にデイヴ・グルーシンのプロデュースによるアルバム『PHANTAZIA』でデビューしたフュージョン・ヴァイオリニスト、ノエル・ポインターの1993年に発表したラスト・アルバムを紹介します。ラスト・アルバムというのは、1994年に37歳の若さで亡くなっています。

ジャズやフュージョンの世界で、ヴァイオリニストと言えばジャン・リュック・ポンティを思い浮かべる人も多いでしょう。ジャン・リュック・ポンティもジャズ、フュージョン、ジャズロックと幅広い音楽ジャンルで活躍する天才肌のプレイヤーですね。ただ、個人的にはノエル・ポインターの温かみのあるヴァイオリンが好きです。特にBLUE NOTE時代にデイヴ・グルーシンのプロデュースで発表した2枚のアルバム『PHANTAZIA』、『HOLD ON』が大好きでした。しかし、それ以降の彼の作品はほとんど聴いていません。

先日BOOK OFFを探索中に偶然このアルバムを見つけ、250円という安さだったので購入しました。
久しぶりに聴いた彼のエレクトリック・ヴァイオリンは、少しも変わらず暖かい音色でした。トータル的なサウンドは昔のようにFUSION色の強いものではなく、ブラック・コンテンポラリーの色が強くお洒落なものになっています。都会の夜に似合うそんな楽曲が揃っています。

『NOEL POINTER / NEVER LOSE YOUR HEART』
01. DRIVE TIME
02. BACK TO PARADISE
03. SAMOA
04. THE LOOK OF LOVE
05. NEVER LOSE YOUR HEART
06. NOEL'S SONG
07. MAKE IT REAL
08. SEASONS

打ち込みによるグルーヴ感が気持ち良い01。エレクトリック・ヴァイオリンの音色が実に美しく、真夜中に車を走らせながら聴きたいそんな1曲です。
Paulette McWilliamsのヴォーカルをフィーチャーした02。この曲もリズムは打ち込みですが、実に渋いナンバーに仕上がっています。ノエルのヴァイオリン・ソロも素晴らしいの一言。
大草原や荒野の中で聴きたいようなスケールの大きいインスト曲03。ドキュメンタリー番組のBGMに似合いそうな曲です。
Chieli Minucciの美しいアコースティック・ギターが印象的な04は、何とも幻想的なインスト曲です。エレクトリック・ヴァイオリンの音色というのは夜に似合いますね。
ノエル・ポインター自身がヴォーカルをとるアルバム・タイトル曲05。決して上手いとは思いませんが、何とも味のあるヴォーカルですね。極上のラヴ・ソングに仕上がっています。
アルバム中で1番跳ねた感じのリズムで躍動感のある06。インスト曲です。
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ等の弦楽器をメインにした綺麗なインスト曲ですね。映画音楽として使われてもおかしくない、そんな美しいメロディーを持っています。
最後の10は、再びノエルのヴォーカル曲。ポップなメロディーとゴスペル調のコーラスが印象的です。

打ち込みによるリズムの曲が大半の為、フュージョンが好きな人には物足りなさを感じるかも知れません。
深夜の都会を車で走る時などに聴くのにピッタリな雰囲気を持っているアルバムです。
もっと活躍して欲しかったのですが、もう彼のヴァイオリンの音が聴けないのが残念でなりません。
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by kaz-shin | 2006-08-20 01:51 | 250 - BOOK OFF | Trackback(1) | Comments(8) | |
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Tracked from ~猫と提琴~Fiddle.. at 2006-10-09 17:56
タイトル : Calling you, Noel.
NOEL POINTER: PHANTAZIA BLUE NOTE, BN-LA736-H(LP) (P)(C)1977 UNITED ARTISTS, INC., USA RELEASED: 1977, USA RE-ISSUED: BLUE NOTE, CDP 0777 7 89543 2 3(CD) (P)(C)1977 CAPITOL RECORDS, INC., USA RELEASED: 1993, USA このジャケットを最初に見たのは、アメリカ郊外のタワーレコードで、だっ...... more
Commented by でんた at 2006-08-20 21:09 x
どーも、毎度です^^
ジャズ・フュージョン方面のバイオリニストって寺井尚子さんくらいしかしりませんねぇ。
GRPの極初期のプロデュースみたいですし、聞いてみたいなぁ。
Commented by kaz-shin at 2006-08-21 00:39
でんたさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
このアルバムは、あまりFUSION色が強くありません。
最初に聴くとすれば、やはり『PHANTAZIA』あたりがお薦めですよ。
あまり中古では見かけませんが、新品でも入手可能ですから
ぜひ聴いてみて下さい。
Commented by kyoko_fiddler at 2006-10-09 17:57
初めまして
バイオリン弾きなのに、今年になって初めて彼を知りました。ブログ トラックバックさせていただきました。
Commented by kaz-shin at 2006-10-09 23:00
kyokoさん、はじめまして。コメントとTBありがとうございます。
バイオリンを弾いておられるのですね。楽器が弾ける人って羨ましいです。
私は昔少しギターを弾きましたが・・・今は全く弾いてません。

ノエル・ポインターのヴァイオリンに関して、技術的な事はわかりませんが
温かみのある音色が好きです。70年代終り頃の彼のアルバムは、FUSION色が強いですが
ここで紹介したアルバムは、都会的で落ち着いた雰囲気が良いですよ。
このアルバムでも5弦のZETA(エレアコ含め)のようです。
Commented by つる姫 at 2006-10-09 23:52 x
ヴァイオリンで思わず食いついてしまいました(笑)

ジャズ・フュージョン・ニューミュージックの方面のヴァイオリニストって
私も国内のアーティストが多いです。外人さんですと
レジーナ・カーターを聴いたことがあるぐらいで(汗)
あとはクラシック界の方ばかり・・・^^;

kaz-shinさんのお薦め、聴いてみたくなりました(^-^)
Commented by kaz-shin at 2006-10-10 00:07
つる姫さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
ヴァイオリンに4弦、5弦があるのさえ、ノエル・ポインターを聴くまで
知りませんでした(汗)
つる姫さんなら、FUSION色の強いデビュー・アルバム『PHANTAZIA』
あたりを聴いても気に入ってもらえると思います。
ぜひ、聴いてみて下さい。
Commented by kyoko_fiddler at 2006-10-10 07:02
今、手許にPHANTAZIA HOLDON それからこのNEVER LOSE YOUR HERATがあります。
ファンタジアのナイトソングを聴いて ああ、これだぁ と感じました
指先まで彼の音が沁みるようでした。彼の早世は惜しまれますが、あんな音を出すのだから、それも納得できてしまったりします。
バイオリンの5弦というのは、ある、というか作っちゃった、というか
実際には7弦ぐらいまで、存在します。…弾く人はそんなにいないんですけど。(ネックが太くなっちゃって私なんかには 弾けません)わたしも5弦弾きです。
Kaz-shinさんのブログ これから参考書にさせてくださいね
実は私 恐ろしくモノシラズなので(^^;;;
Commented by kaz-shin at 2006-10-10 23:10
kyokoさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
「ナイトソング」は良い曲ですね。私の大好きです。
7弦のヴァイオリンまで存在するとは驚きました。もはやヴァイオリンと
いうイメージでは無いような気が・・・(笑)

>Kaz-shinさんのブログ これから参考書にさせてくださいね
嬉しいお言葉、ありがとうございます。
好きな音楽を好き勝手な事を書いているだけで、恥ずかしいのですが
これからもよろしくお願い致します。
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