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松任谷 由実_OLIVE ◇ 2006年 08月 25日
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1979年の夏にリリースされたユーミンの8枚目のアルバム『OLIVE』を紹介します。
このアルバムが結構好きでよく聴いていました。年2枚のペースでアルバムをリリースしていた頃の作品で、ユーミンの才能が開花した時代だと言えるかも知れません。
このアルバムが発売された頃のユーミンは、女子大生や若いOLから絶大な人気を誇っていました。
当時私は大学生でした。友人達の間では、女の子とデート用にユーミンの歌が好き・嫌いに関わらず車にユーミンのカセットを積んでいる輩が多かったですね(笑)
何故こんなに女性に指示されていたのか不思議に思ってましたが・・・。

ユーミンの音楽について、荒井 由実時代の音楽を今でも好きという人も多いようですが、私は松任谷 正隆と結婚して、彼がプロデュース、アレンジを担当して夫婦二人三脚で作り上げたサウンドの方が好みです。
バックを支えるミュージシャンもティン・パン・アレー関連だった頃より、パラシュート関連のミュージシャンを集めていたこの時代が、松原 正樹が好きな私にはピッタリです。

『松任谷 由実 / OLIVE』
01. 未来は霧の中に
02. 青いエアメイル
03. ツバメのように
04. 最後の春休み
05. 甘い予感
06. 帰愁
07. 冷たい雨
08. 風の中の栗毛
09. 稲妻の少女
10. りんごのにおいと風の国

ユーミンの私小説という印象を受ける01。東京オリンピックやアポロの月面着陸という出来事があった1960年代に多感な少女時代を過ごしたユーミンならではの曲ですが、アルバムのトップを飾る曲にしては地味かも知れませんね。
アコースティックなサウンドに美しいストリングスが絡むバラード曲02。こういう切ない詞に女性はぐっとくるのでしょうね。
大好きな曲の一つである03。初期のユーミンの作品の題材としてたまに取り上げられている「死」をテーマにした曲。飛び降り自殺した女性を歌った歌ですが、こんなに重たい題材を悲壮感が漂う事無くポップなメロディーに乗せ、歌ってしまうところが凄いですね。こんなアーティストは他にはいないでしょう。高いビルから飛び降りた女性を「束の間彼女はツバメになった・・・」と例える比喩のセンスはまさに天才ですね。松原 正樹のギター・ソロも素晴らしい曲。
4曲目にして初めて明るい曲調の04。卒業式を終えた後の心情を歌った曲です。
アン・ルイスに提供した曲のセルフ・カヴァー05。オリジナルよりもポップな感じに仕上がっています。間奏のサックス・ソロが渋いです。
フォルクローネ調のシングル曲06。研 ナオコがカヴァーしていました。ユーミンが声を張った時の歌声が少し耳障りに感じてしまうのは私だけでしょうか(笑)
荒井 由実時代の名曲の一つ07。元はバンバンへ提供した曲ですが、Hi-Fi SETのカヴァーの方が有名かも知れませんね。ポップな感じのアレンジで、ホーン・セクションを効果的に使っています。
ヨーロピアンな香りのするポップ・ナンバー08。アレンジの凝った曲で、間奏のベース・ソロが聴き所ですね。堀川 まゆみに提供した曲のようです。
サーファー・ガールを歌った09。いきなり聴こえてくる山下 達郎のコーラスが印象的です。コーラス・ワークが素晴らしい曲ですが、ユーミンの歌詞のセンスの良さも光ります。
寒々しい空気感の漂う10。暗い感じの曲調ですが、詞に関しては深いですね。

私は曲を聴く時、メロディーとアレンジを重視して聴いてきました。詞というものにそれほど注意を払っていませんでした。そんな私に詞の凄さを感じさせてくれたのがユーミンでした。
この『OLIVE』というアルバムは、CITY POP関連のガイド本でもあまり取り上げられていませんが、前作『流線形'80』(1978)、次作『悲しいほどお天気』(1979)の3作品には思い入れが強く好きな作品です。
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by kaz-shin | 2006-08-25 21:38 | CITY POP / J-AOR系 | Trackback | Comments(2) | |
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Commented by LOVE☆YUYA at 2006-08-26 22:14 x
こんばんは!
そうですね。歌詞に反して「ツバメ〜」はこのアルバムの中でも特にポップでサウンドもオシャレでしたね。
この曲、大好きです。
Commented by kaz-shin at 2006-08-27 02:25
LOVE☆YUYAさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
普通こういう「死」をテーマにした歌詞の場合、イメージ的に暗くなりがちですが
ユーミンは詞に関しても比喩を上手く使っていますし、メロディーもフォーク・ソング
のように暗いイメージのものは書きません。
こういうタイプの曲を聴くと、ユーミンは天才だと思いますね。
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