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ラジ_LOVE HEART ◇ 2006年 09月 11日
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人間というのは実に贅沢な生き物で、夏の時期に雨が多いと晴れて夏らしい暑さが戻って欲しいと願うし、9月に入り残暑の厳しい日が続くと早く涼しくなって欲しいと願う訳で・・・(笑)
ここのところ暑い日が続いているので、音楽だけが涼しげなモノを紹介します。

涼しげでクールなヴォーカルで、都会的でセンスの良い曲を届けてくれるラジの1978年リリースの2ndアルバム『LOVE HEART』です。
1977年の1stアルバム『HEART TO HEART』では、高橋 ユキヒロ、後藤 次利の二人をサウンド・プロデューサーに迎え、77年という年代にしては非常にお洒落なPOPSを聴かせてくれました。
高橋、後藤の両名がミュージシャンとしてだけではなく、ソング・ライターとしての才能の豊かさに驚かされたアルバムでもありました。

この『LOVE HEART』では、高橋 ユキヒロ、坂本 龍一の二人がサウンド・プロデュースを担当。
作詞には、高橋 ユキヒロ、来生 えつこ、森田 由美、竜 真知子、大貫 妙子、作曲には、坂本 龍一、高橋 ユキヒロ、南 佳孝、後藤 次利、ラジという顔ぶれを揃えています。
編曲は全て坂本 龍一と高橋 ユキヒロのコンビだと思われます。ミュージシャンも高橋 ユキヒロ、細野 晴臣というYMOのリズム隊の曲と、高橋 ユキヒロ、後藤 次利のサディスティックスのリズム隊での曲に分かれていて、そこに鈴木 茂、高中 正義、松原 正樹、水谷 公生といったギタリストが加わっています。もちろん全曲キーボードは坂本 龍一です。そしてデュエット・ヴォーカルに南 佳孝、コーラスに山下 達郎がゲスト参加しているという豪華絢爛なメンバーで録音されています。

1stアルバム『HEART TO HEART』もかなり都会的で洒落た感じのアルバムで名盤だと思いますが、この2ndの方がメロディーが親しみやすい曲が多くなっており、坂本・高橋コンビの神懸りとも思える素晴らしいアレンジにより、1stよりも一層聴きやすさが増しています。初めて聴く人にはこの2ndが良いかも知れません。

『ラジ / LOVE HEART』
01. ティー・フォー・ワン
02. 風によせて
03. クール・ダウン
04. ラヴ・ハート
05. 冬の肖像
06. たびだち
07. 優しい関係
08. ラスト・チャンス
09. ジャスト・イン・ザ・レイン

坂本 龍一作曲による軽快なポップ・ナンバー01。高橋、後藤コンビによるカチっとしたリズムに高中 正義のギターとBUZZの美しいコーラスが絡みます。
高橋 ユキヒロの作詞・曲による明るい感じのポップ・チューン02。高橋、細野のリズム隊に鈴木 茂のソロ、松原 正樹のカッティングが絶妙ですね。
1stの名曲かつ名デュエット・ナンバーである「THE TOKYO TASTE」の第2弾的な曲03。作曲とデュエットは南 佳孝です。「THE TOKYO TASTE」でのラジ・南 佳孝のデュエットは、都会的で洒落た感じの素晴らしいものでしたが、今回もまた息の合ったデュエットを披露してくれます。
ラジ自身の作曲によるミディアム・ナンバー04。シンプルながら親しみやすいメロディーです。ブラス・セクションの使い方が実に上手いなと思いますね。松原 正樹、水谷 公生のギターも印象的です。
後藤 次利作曲のスケールの大きいバラード曲05。高橋 ユキヒロ、ロバート・ブリルによるツイン・ドラムに後藤 次利の唸るようなベースが聴き所です。冬のイメージを上手く表現した曲だと思いますね。
大貫 妙子作詞、高橋 ユキヒロ、坂本 龍一作曲の軽いポップ・ナンバー06。ソロはありませんがギターは高中 正義です。
後藤 次利の作曲による07は、再びツイン・ドラムと唸るベースによる重厚なリズムが印象的なミディアム・ナンバーです。涼やかに伸びるラジの歌声が美しいナンバー。
高橋 ユキヒロ作詞・曲によるボッサ・ナンバー08。坂本 龍一のシンセ・ベースがボッサ調でありながら、実に都会的な雰囲気を醸しだしています。地味ですが松原 正樹のギター・プレイも聴き逃せません。
高橋 ユキヒロ作詞・曲の09は、70年代のフィラデルフィア・サウンドを彷彿させる名曲。特に山下 達郎のコーラス無しでは成立しない曲と言っても過言ではありません。ここまで達郎が前面に出ているコーラスの仕事は珍しいと思います。

ラジの歌声は本当に綺麗です。ある本ではシルクのようだと紹介されていましたが、まさにその通りです。
秋~冬の都会の夜にピッタリと嵌る声ですね。CITY POPを代表する美声の持ち主だと思います。

3rdアルバム以降も高橋 ユキヒロと組んで、アルバムをリリースしていきますがヨーロピアンな色が強まり、サウンド的にもテクノ風になっていきます。5作目の『ACOUSTIC MOON』は、POPさが戻ってきて良いアルバムですが、CD化されていません。(いずれ紹介するつもりです)
ラジと言えば、やはり1stと今回紹介した2ndを聴いて欲しいと思います。幸いにもこの2枚は去年再発されていますので、簡単に入手出来ますよ。
1977~78年という年代にこれだけお洒落なアルバムをリリースしていた事に驚くはずです。
CITY POPが好きな人には1度聴いて欲しいアーティストであり、アルバムですね。
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by kaz-shin | 2006-09-11 00:01 | CITY POP / J-AOR系 | Trackback | Comments(6) | |
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Commented by blue_koichiro at 2006-09-11 10:50
ラジ...
懐かしい名前です。
当時話題になりましたよね〜。
しかし、聴いていないんですよ、、、再発されているのであれば聴いてみようかな。。
Commented by WESING at 2006-09-11 17:02 x
1stアルバムについてはコメントしてませんが、ラジさんの声は大好きなんですよ。微妙にハスキーな感じがするけれど透き通っているというか、透明感が溢れて延びる声が好きなんですよね。
アルバムで言えば、僕も1,2枚目が好きです。
Commented by kaz-shin at 2006-09-12 00:29
blue_koichiroさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
ラジはお薦めですよ。CD化されてるのは1stと2ndのみですが、この2枚は
特に自信を持ってお薦め出来ます。機会があったら聴いてみて下さい。
Commented by kaz-shin at 2006-09-12 00:32
WESINGさん、こんばんは。いつもありがとうございます。
ラジの声は良いですよね。本当に透明感のある声で・・・。
その声のせいか、秋から冬の空気が澄んだ頃になると聴きたくなります(笑)
ちなみに私は、『午後のレリーフ』迄聴いていました。
Commented by Jun at 2006-09-12 22:48 x
このアルバムは好きなアルバムです!ラジの爽やかな歌声は最高です!「風によせて」とか好きですね。
Commented by kaz-shin at 2006-09-13 00:44
Junさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
本当に1978年頃に出たアルバムとは思えないセンスの良さですね。
そして、ラジさんの声には本当に癒されます(笑)
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