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JOE SAMPLE_RAINBOW SEEKER (虹の楽園) ◇ 2006年 09月 14日
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今朝、目が覚めて表を見ると雨模様。何となく出勤するのが億劫になりますね(笑)
そんな滅入った気分を晴らそうと朝の通勤電車の中で聴いていたのが、ジョー・サンプルの1978年にリリースされたソロ作品『RAINBOW SEEKER (虹の楽園)』でした。FUSIONが好きな人には名盤としてお馴染みのアルバムですね。
クルセイダーズの音楽とは異なり、非常に繊細でメロディアスな音楽で聴く者を魅了するアルバムです。

『RAINBOW SEEKER (虹の楽園)』は、スティックス・フーパー(ds /perc)、ロバート・ポップウェル(b)とジョー・サンプル(keys)の3人を核に、ゲスト・ミュージシャンを迎えて録音されています。リズム隊を固定することで軸をしっかりと保ちながら、ゲスト・ミュージシャンのプレイで彩りを付けていくといった感じでしょうか。この手法がアルバムのトータル・バランスの良さに繋がっているように思います。
アルバムを通して圧巻なのは、ジョー・サンプルのピアノ・プレイ。メロディアスなナンバーを時にリリカルに、時にダイナミックにと変幻自在の彼のピアノ・プレイが素晴らしいの一言です。
理屈抜きで彼のピアノ・プレイに聴き惚れてしまえばそれで良い、そんなアルバムなのかも知れません。

『JOE SAMPLE / RAINBOW SEEKER (虹の楽園)』
01. RAINBOW SEEKER (虹の楽園)
02. IN ALL MY WILDEST DREAMS (野生の夢)
03. THERE ARE MANY STOPS ALONG THE WAY (道草)
04. MELODIES OF LOVE
05. FLY WITH WINGS OF LOVE (飛翔)
06. AS LONG AS IT LASTS (愛は限りなく)
07. ISLAND IN THE RAIN (雨の島影)
08. TOGETHER WE'LL FIND A WAY (旅立ち)

アルバム・タイトル曲01は、小気味良いリズム隊の演奏をバックにディーン・パークスの切れの良いギターが絡みます。ジョー・サンプルのピアノはまるで踊っているかのような軽快なタッチです。
デヴィッド・T・ウォーカーの渋いギター・プレイが光る02。タイトルとは裏腹に実にメロディアスなナンバーです。ジョー・サンプルのローズ・プレイの魅力が最大限に発揮されている曲でしょう。
レイ・パーカーのカッティング・ギターにビリー・ロジャーズのリード・ギターが印象的なリズミカルなナンバー03。ここでのピアノ・プレイは力強さが特徴なんですが、決して荒っぽくならないところが凄いですね。ロバート・ポップウェルのベース、ロバート・O・ブライアントのトランペット・ソロ等聴き所満載のナンバーです。
ジョー・サンプルを代表する名曲04。人気の高い美しい曲ですね。ストリングスの優雅さ、ローズとピアノ、そしてシンセと使い分けていますが、やはりリリカルなピアノ・プレイが鳥肌が立つほど素晴らしいです。地味ですがバリー・フィナティーのギターにも注目。
まさに浮遊しているような感じのする05。ダイナミックなピアノ・プレイを堪能できます。それとは対照的に線の細い感じのバリー・フィナティーのギターとのバランスが面白いです。
ビリー・ロジャーズとレイ・パーカーのギター・カッティングが実に軽快な06。スティックス・フーパーの跳ねたドラムも良いですし、明るい雰囲気の楽しいナンバーです。素晴らしいローズ・プレイが聴き所。
07は、雨に煙った感じがよく表現されていると思います。キレの良いリズムに乗せて、ピアノが歌いまくります。ここでもバリー・フィナティーのギターが大活躍です。
ピアノの独奏による08。邦題の「旅立ち」というイメージにピッタリな気がします。旅立つ時の希望、そして一抹の不安が入り混じった感じが伝わってきます。

以前紹介した1978年リリースの『CARMEL (渚にて)』の方が個人的には好みなんですが、このアルバムも甲乙付け難い素晴らしいアルバムですね。
神経を集中させて聴いても決して疲れないですし、BGM的な聴き方でも凄く気持ちの良いアルバムです。
これこそが、ジョー・サンプルのメロディー・メーカーとしての才能の豊かさの証かも知れません。
FUSIONが好きな人はご存知の方も多いでしょうが、FUSIONに興味が無くてもピアノ演奏が好きな方にはお薦めの1枚です。
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by kaz-shin | 2006-09-14 00:02 | FUSION系 | Trackback(1) | Comments(6) | |
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Tracked from 音楽なしは、人生なし! at 2006-09-17 08:30
タイトル : よく聴きました
1978年ぐらいから81年ぐらいまでが彼の ソロでのキャリアの第一次全盛期ではないかな、 と思ってます。 前年に『Rainbow Seeker』が出ていて、それも よく聴いていました。 当時は「ジョー・サンプルって誰?」 って感じだったので、日本盤はビクターから出たけど ....... more
Commented by rs at 2006-09-14 08:55 x
ジョー・サンプルは、唯一オアシスを持っていますが
なかなか他のアルバムに手が行きません、
なので、久しぶりに色々探してみようと思います。
FUSION自体も最近はめっきり聞かなくなってしまいましたね、
80年代スクエアやカシオペアが元気だった頃は頻繁に聞いてたんですけど。
Commented by kaz-shin at 2006-09-15 00:22
rsさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
もしジョー・サンプルのピアノ・プレイが好きならこのアルバムと『CARMEL』をお薦めします。
1度聴いてみて下さい。
バリバリのFUSIONではありませんが、聴き応えのあるアルバムですから。
Commented by 元うぃんどおやじ at 2006-09-15 22:59 x
私もこのCD持ってます。
クルセイダース好きです。Live under the skyも見に行きました。
それと他のCDで
Rhapsody and Blues/Standing Tall
という2枚の内容が1つになったものを輸入版で買いました。
これもなかなか良いです。
Commented by kaz-shin at 2006-09-16 02:50
元うぃんどおやじさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
『Rhapsody and Blues』も『Standing Tall』も未聴ですが、
ジョー・サンプルのピアノ・プレイが好きならば、絶対気に入るでしょうね。
聴いてみたいです。その輸入盤探してみます。
2in1のCDというのは凄く魅力的ですよね(笑)
Commented by Sken at 2006-09-17 08:30 x
こんにちは。私も、これは好きですよ。
かなり聴いていますが、飽きません。
Commented by kaz-shin at 2006-09-17 11:12
skenさん、こんにちは。いつもコメントとTBありがとうございます。
そうなんですよね。何度聴いても飽きないアルバムなんですね。
FUSION系ではギタリストのアルバムを聴く事が多いのですが、
キーボード・プレイヤーのアルバムでこれほど聴いた回数の多い
アーティストはジョー・サンプルだけです。
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