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CINDY_LOVE LIFE ◇ 2006年 09月 17日
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昨日の記事で日本人アーティスト(タイロン橋本)による全曲英語詞によるアルバムを紹介したので、今夜はその第2弾。CINDYの『LOVE LIFE』(1986年)を紹介します。
彼女のデビュー・アルバムです。実は彼女の経歴等を調べてみたんですがよく分かりません。
純粋な日本人なのかも分からないのですが、活動の場が日本だった事や写真を見た感じで日本人アーティストとして紹介しています。経歴その他の詳しい方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えて下さい。

以前紹介した2ndアルバム『ANGEL TOUCH』も素晴らしいCINDYの歌声を堪能出来る作品でしたが、打ち込み主体によるサウンドだったことや中山 美穂に提供した「人魚姫」がヒットした影響もあったと思うのですがダンス系のナンバーが多かったです。
この1stは、生のリズム隊を起用してAOR風なアプローチで作られています。全9曲中、2曲が海外録音であのStevie Wonderが曲を提供(1曲のみ)したり、アレンジと演奏(2曲とも)に加わっています。新人のしかも日本人アーティストへの全面的なバック・アップというのが、相当Stevie Wonderが彼女の歌を気に入っていた証かも知れませんね。

国内録音の7曲のアレンジを担当したのが、CINDYの音楽には欠かせない鳥山 雄司、そして佐藤 博の二人。ミュージシャンもドラムスに山木 秀夫、青山 純、ベースに美久月 千晴、伊藤 広規、高水 健司、ギターは鳥山 雄司、土方 隆行、キーボードは佐藤 博という面々。
アルバム全体に漂う洋楽風(AOR風)味付けが、後のダンス・ナンバー主体の作品とは趣が違います。

『CINDY / LOVE LIFE』
01. AURA ~ ONE TRACK MIND
02. GARDEN OF LOVE
03. INSIDE OF YOUR LOVE
04. SKIN DEEP
05. SPREAD THE LOVE
06. THINK YOUR LOVE AWAY
07. TRY YOUR LUCK AGAIN
08. YOU & I
09. SOMETHING IN THE AIR ~ AURA

山木 秀夫作のパーカッションによるオープニングに続き、青山 純の重厚なドラミングで始まる01。鳥山 雄司のアレンジ曲でキャッチーなメロディーのPOPナンバーです。
青山・伊藤コンビによる重めのビートに鳥山 雄司のロック・フィーリング溢れるギターが絡む02。途中で入るシモンズのフィルは山木 秀夫。ロック色の強い1曲です。鳥山 雄司のアレンジ曲。
佐藤 博のアレンジ曲03。美しいメロディーを持ったバラード曲で、佐藤のローズ、鳥山のリフ、土方 隆行のギター・ソロがとにかく渋いナンバーです。
まるで打ち込みのように聴こえる山木 秀夫のドラムが印象的な04。アルバムの中で最も80年代の洋楽のエッセンスの詰まった曲だと思います。佐藤 博のアレンジ曲。
Melody McCullyとCINDYの共作曲05。アレンジは、Melody McCullyとStevie Wonder。ドラムの打ち込みプログラムとキーボードはStevie Wonder自身です。
Stevie Wonderが提供した06。アレンジ・演奏は05と同じです。Stevie Wonderらしいナンバーと言える1曲かも知れません。
佐藤 博アレンジによる07。吉川 忠英のアコースティック・ギターをフィーチャーしたバラード曲で、CINDYの多重コーラスが素晴らしくその歌声はミニー・リパートンを彷彿させます。
鳥山 雄司のアレンジがとにかく格好良い08。切味抜群のギター・カッティングにタイトな山木のドラミング、高水 健司のスラッピング・ベースがイカしたナンバーです。RAPも取り入れ、アルバム中1番FUNKYな仕上がりで大好きな1曲。
佐藤 博とCINDYの共作による09。明るい感じのPOPナンバーで、ドラムを叩いているのは何と佐藤 博自身。土方 隆行のギターも印象的に残る曲です。

このアルバムでCINDYは、ソング・ライティングには数曲しか関わっていません。ソング・ライターとしての才能は2ndや3rdアルバムで開花していったように思います。
しかし、ヴォーカリストとしての素晴らしい才能はこの1stアルバムで既に開花、いや満開状態と言えます。
そして曲についてもはっきり言って国内録音の方が、アレンジも演奏も抜群に良いですね。お金使って海外録音も悪くはありませんが、日本のミュージシャンの演奏も素晴らしいと再認識しました。
CITY POP好きの人以外にも洋楽好きの方にも聴いて欲しい1枚です。BOOK OFFで250円ではありませんが、たまに見かけますので良かったら聴いてみて下さい。
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by kaz-shin | 2006-09-17 00:01 | CITY POP / J-AOR系 | Trackback | Comments(4) | |
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Commented by ebel.1911 at 2006-09-17 01:55 x
kaz-shinさんこんばんは。
CINDYは、2nd,3ndから入ったので、この1stは知りませんでした。やっぱり、ダンス系好きですが、以前角松さんのところで書いたように、打ち込みよりは、生のリズム隊の方がより好みです。是非探してみたいと思います。
Commented by kaz-shin at 2006-09-17 11:09
ebel.1911さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
演奏面で言えば、このアルバムが1番良いですね。鳥山 雄司さんや
佐藤 博さんのアレンジが素晴らしいですよ。
ダンス系の音楽は少ないですが、その分AOR風で非常に良いアルバムです。
やはり生のリズム隊と言うか、人間の作り出すリズムに勝るものは無いですね。
このアルバムはBOOK OFFで見つけました。1,000円位でしたよ。
是非頑張って見つけて下さいね。
Commented by きゃちゅ at 2006-11-23 03:55 x
kaz-shin さん、はじめまして。
ふと CINDY さんは今も活動しているのだろうか?と調べていたらヒットしました。
亡くなられたことを知ってかなりショックを受けています。

私は CINDY 単体としては 1st 〜 3rd とベスト盤の4枚とアニメ「うる星やつら」の
オープニング(Chance On Love)とエンディング(Open Invitation)が収録されている
アルバムとほぼコンプリートしているくらい好きでした。1997年にベスト盤が出たので
また活動するのでは?と期待をしていたのですが、出来なかったのかもしれませんね。
あと私が知っている活動歴としては GWINKO さんのアルバムにコーラスとして参加されていた
ようです(クレジットにて確認)。これは憶測ですが当時いろんな方のコーラスに参加されていたの
かもしれませんね。

彼女自身のアルバムについてですが個人的には先に紹介された2枚目の方が好きですが
このアルバムも相当何度も聴きました。今でもたまに聴いています。

以上好き勝手に書いてしまいました。
Commented by kaz-shin at 2006-11-23 08:52
きゃちゅさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
CINDYさんが亡くなって、ショックを受けたというミュージシャンも多かったと聞いてます。
山下達郎さんなんかもその一人のようでしたよ。
コーラスや曲を提供したりと、ご自身の歌の活動以外でも沢山活躍されてましたね。
中山美穂さん、山下達郎さんとの仕事はその代表と言えるかも知れません。

ヴォーカリストとしてでなく、ソング・ライターとしても素晴らしい才能を持った方
だったので、すごく残念ですね。

ちなみに私も2ndアルバムが1番好きです。
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