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村田 和人_SHOWDOWN ◇ 2006年 10月 04日
村田 和人_SHOWDOWN_e0081370_21533688.jpg 

昨日まで3日間、ニューヨークにちなんだアルバムを紹介してきたので、今回は一気にウエスト・コーストへ飛びます。乾いた空気が気持ち良い、秋晴れの1日に聴きたくなるようなアルバムです。
村田 和人が1986年にリリースした通算4作目の『SHOWDOWN』です。それまでもウエスト・コーストの風を感じるような数々の素晴らしい楽曲を届けてくれていましたが、意外にもこのアルバムの録音で訪れたのがL.A.初体験だったようです。

ロニー・フォスターをプロデューサーに迎え、デヴィッド・ガーフィールド(key)、ジミー・ジョンソン(b)、カルロス・リオス(g)、マイク・ミラー(g)、マイク・フィッシャー(per)、フィリップ・イングラム(vo)等が参加しています。全10曲中9曲のアレンジをロニー・フォスター、1曲を中村 哲がアレンジしています。
このアルバムが失敗したら引退を覚悟していたという程、村田の気合の入った楽曲、歌が揃っています。
夏=村田というイメージがありますが、この季節に1番似合うのがこのアルバムかも知れません。

『村田 和人 / SHOWDOWN』
01. JUST A LITTLE LOVE
02. FIND SOMEBODY NEW
03. MOON BIRDS
04. BLUE EYES
05. ORLEANS ~想い出のオーリアンズ~
06. NIGHT ROCKERS
07. SEASIDE SONGS
08. LOVE YOU FOR THE NIGHT ~25時のアベニュー~
09. ROOM No.1848
10. SEE YOU AGAIN

村田 和人らしいメロディー・ラインの01。サビのメロディーなんか村田節全開です。
ロック色の強いアレンジが特徴の英語詞のナンバー02。おそらく曲が先で後から英語詞を付けたものでしょう。間奏での渋いギター・ソロはカルロス・リオスです。
しっとりしたバラード曲03。大好きなバラード曲なんですが、抑え気味に歌う村田 和人のヴォーカルも実に魅力的です。
西海岸AORといった趣きの04。少し気障な詞だと思ったら、秋元 康でした(笑) キャッチーでどことなく淋しげなサビのメロディーが印象に残ります。
香坂 みゆきのシングル用に書き下ろした曲のセルフ・カヴァー05。詞も違っていて、アレンジも香坂バージョンに比べるとゆったりめです。香坂 みゆきの曲のタイトルは「Horizon」、1度聴き比べると面白いと思いますよ。コーラスで山下 達郎が参加しています。
ゴスペル調のコーラスで始まるロック・ナンバー06。作詞は吉田 美奈子です。ロニー・フォスター、フィリップ・イングラム、村田の3人による分厚いコーラスが効いています。
日本で録音された曲07。アレンジは中村 哲。青山 純、伊藤 広規のリズム・コンビに大村 憲司のギターで、すこしテクノ風な味付けが施されたポップ・ナンバーです。
アーバンなテイストで大好きなナンバー08。真夜中の感じがよく出ていて、まさに大人のポップス。
少し重たい歌詞で村田の曲にしては珍しいタイプの09。暗い歌詞ですが、さらっとしたメロディーと村田のヴォーカルが暗さを感じさせません。
竹内 まりやが作詞した10。切ない別離を歌ったミディアム・バラードです。

それまでの夏のイメージを前面に押し出してきたアルバムに比べると、地味に感じるかも知れません。しかし、しっとりと歌いながらも乾いた感じの村田のヴォーカルが実に気持ち良くて、今の季節にもピッタリくるアルバムです。車のエアコンも入れず、窓を開けて走れば気持ちの良い秋のドライブのお供に如何ですか?

村田 和人の場合、海外録音の必要は無いと私は思っています。彼の作ったメロディーと歌声だけで乾いた風が吹いてきますから・・・。それで十分です。
by kaz-shin | 2006-10-04 00:01 | CITY POP / J-AOR系 | Comments(4) | |
Commented by 240_8 at 2006-10-04 23:10
出ました!村田和人!!
私もこのアルバム、特に「JUST A LITTLE LOVE」が大好きです。
いきなり「村田節全開」。ホント村田節ですね。
秋のドライブにも絶対合いますよね。週末はサンルーフを全開にして、これ聴いてみようと思ってます。
Commented by kaz-shin at 2006-10-04 23:31
240_8さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
村田さんの曲を聴くと何故か活力みたいなものが漲ってきます(笑)
本当に不思議なんですが、歌を聴いて元気をもらえるアーティストって
そんなに多くはないのですが、村田さんの歌はどんな時でも元気をくれます。
一生手元に置いて、聴きたいアーティストの一人です。

話は変わりますが、ベイ・シティ・ローラーズの『恋のゲーム』に嵌ってます(笑)
近い内に記事を書きますので、コメントよろしくお願いします。
Commented by at 2006-10-06 12:43 x
RONNIE FOSTERといえばブラジリアン・ミュージックのジャバンや
STIVI WONDER等のレコーディングを努めていましたね。
自作のアルバムも あの「BLUE NOTE」からリリースされています。
Commented by kaz-shin at 2006-10-06 23:20
誠さん、はじめまして。コメントありがとうございます。
私がロニー・フォスターの名前を初めて意識したのは、ジョージ・ベンソン
の『Weekend In L.A.』での演奏ですね。
残念ながらソロ・アルバムは聴いた事がありません。
70年代終盤頃の、例えば『LOVE SATELLITE』あたりを聴いてみたいと
思ってます。情報ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
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