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石川 セリ_NEVER LETTING GO (Part 2) ◇ 2006年 10月 09日
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ブログを始めた頃に紹介したものの、今読み返すとあまりにも記事の内容が薄っぺらなので改めて紹介するPart 2シリーズ。

石川 セリが1978年にリリースした、通算6枚目で初めての全曲洋楽カヴァー・アルバム『NEVER LETTING GO』です。今まで数多くの洋楽カヴァー曲を聴いてきましたが、日本のアーティストの洋楽カヴァー・アルバムとしては1番素敵なアルバムだと思いますし、アルバムがリリースされてから27年間もの間、毎年秋~冬になると必ず聴いてきたアルバムです。

このアルバムが好きな理由は、まず選曲の素晴らしさですね。1978年のリリースなので当然70年代中心に選曲されていますが、誰もが知っているような名曲や少しマニアックな曲も含めて、しっとりと聴かせる曲で構成されています。次にバックを支えるミュージシャン達の素晴らしい演奏の数々です。全ての曲を瀬尾 一三がアレンジしているのですが、このアレンジが実に素晴らしいですね。瀬尾 一三と言うとそれまではフォーク系のイメージが強かったのですが、このアルバムを聴いて今までのイメージが払拭されました(笑)
そして最後に石川 セリのヴォーカルの素晴らしさです。全曲英語で歌っていますが、特に気負ったところも無く自然体で歌っていて、聴いていて実に気持ちが良いです。

素晴らしい演奏を聴かせてくれるミュージシャンを紹介しましょう。
Drums : 島村 英二、村上 秀一、林 立夫
Bass : 高水 健司、後藤 次利、田中 章弘
Guitar : 大村 憲司、松原 正樹、
Acousitic Guitar : 笛吹 利明、吉川 忠英
Keyboards : 渋井 博、佐藤 準、瀬尾 一三、羽田 健太郎
Percussion : 斎藤 ノブ
Sax : ジェイク・H・コンセプション
Chorus : センチメンタル・シティ・ロマンス、梅垣 達志、尾形 道子、槇 みちる、伊集 加代子

『石川 セリ / NEVER LETTING GO』
01. JUST THE WAY YOU ARE (素顔のままで)
02. ONE THING ON MY MIND
03. HOW MANY LIES
04. HERE COME THOSE TEARS AGAIN (あふれ出る涙)
05. WE'RE ALL ALONE (二人だけ)
06. MIDNIGHT PROWL
07. DESPERADO
08. ANTONIO'S SONG - THE RAINBOW- (アントニオの歌)
09. LOVE HAS NO PRIDE (愛は惜しみなく)
10. NEVER LETTING GO

言わずと知れたビリー・ジョエルの名曲01。渋井 博の美しいローズの音色と大村 憲司、松原 正樹のツイン・ギターが素晴らしいです。大村が左、松原が右チャンネルでそれぞれ渋いプレーを聴かせてくれます。センチのコーラスも原曲の雰囲気そのまま。
イヴィー・サンズという女性シンガー・ソング・ライターのカヴァー02。ブルー・アイド・ソウルのテイストを持った好ナンバー。高水 健司のベースと01と同じく大村、松原コンビのギター・カッティングのコンビネーションが鳥肌モノです。
ヴェロニク・サンソンというフレンチ・ポップ界のシンガー・ソング・ライターのカヴァー03。英語曲ですがヨーロピアンの香り漂うバラード曲です。ストリングスと梅垣 達志のハーモニー・ヴォーカルが美しいナンバー。
ジャクソン・ブラウンの名曲04。ウエスト・コーストの雰囲気がよく出ている演奏です。羽田 健太郎のピアノを中心に、村上 秀一、後藤 次利の強力リズム隊がしっかりリズムを刻み、松原 正樹のギターがアクセントを付けています。
ボズ・スキャッグスの音楽史上に残る名曲のカヴァー05。渋井 博の原曲そのままのピアノ、太い後藤 次利のベース、地味ながらリズムをしっかりキープする林 立夫。大村 憲司のギター・ソロが泣かせます。
ジョン・デヴィッド・サウザーの名盤『Black Rose』に収録されていた06。林 立夫のドラミングと大村・松原のギター・コンビが大活躍します。そして唸っているベースは後藤 次利。
もはやスタンダード曲とも言えるイーグルスの名曲のカヴァー07。渋井 博のピアノとセンチのコーラスが特に印象に残ります。ちなみにコーラス・アレンジはセンチの告井 延隆。
マイケル・フランクスの代表曲08。イントロのジェイクのサックスに痺れ、村上 秀一のドラミングの渋さに震え、渋井 博のピアノに驚き、松原 正樹のギターに溜息が漏れる1曲。
ボニー・レイットやリンダ・ロンシュタットが取り上げた名曲09。美しいメロディーのバラード曲ですね。珍しく羽田 健太郎がローズを弾いています。笛吹 利明のアコギのプレイが素晴らしいナンバー。
スティーブン・ビショップの名盤『Careless』に収録されていた曲10。アルバムのラストを飾るのに相応しい石川 セリの熱唱が印象的です。村上 秀一の渋いドラミングに注目です。

私自身、洋楽に関しては疎い方だと思っていますので、洋楽が好きな人から見てこの選曲はどうなんでしょうか?かなり良い選曲だと思っているのですが・・・如何でしょう?(笑)
原曲のイメージを壊すことの無い絶妙なアレンジと演奏、今までこんなに感動したカヴァー・アルバムはありませんでした。
アマゾンでも購入可能なようですので、興味のある方はぜひ聴いてみて下さい。石川 セリのヴォーカリストの魅力を堪能出来ると共に、日本のミュージシャンの素晴らしい演奏の数々にきっと感動すると思いますから・・・。自信を持ってお薦めする1枚です。
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by kaz-shin | 2006-10-09 00:01 | Compilation / Cover | Trackback | Comments(5) | |
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Commented by WESING at 2006-10-09 00:22 x
少し前に石川セリさんの歌との出会いをブログに書いたところですけど、アルバムに関しては後追いでCDを買ってるんですよ。
その上、1回くらいしか聞いてないものだから、こんなアルバムだったことは覚えてませんでした。(^_^;
聞いてみなくちゃ。
Commented by kaz-shin at 2006-10-09 02:57
WESINGさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
私が石川セリさんを聴くきっかけは、アルバム『気まぐれ』からでした。
でも石川さんのアルバムで1番好きなのは、このアルバムだったりします(笑)
本当によく出来たカヴァー・アルバムだと感心しています。
Commented by Kuni at 2007-09-22 14:37 x
はじめまして。
本日懐かしいカセットについてブログに書いていましてこのアルバム関連の検索をしていたところ、こちらにたどり着きました。詳細な説明にびっくり、大変参考になります。私にとってもエバーグリーンな1枚です。失礼ながら勝手にリンクを晴らせて頂きました。
Commented by kaz-shin at 2007-09-23 00:39
Kuniさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
また、文章中にリンクを貼って頂きまして恐縮しております。
昔作ったカセットというのは、たまに聴くと選曲の良さに驚いてみたり、
すっかり忘れていた曲を思い出させてくれたりしますよね。
セリさんのこのアルバムは、日本のアーティストの数あるカヴァー集の中でも
BEST3に入る位好きなアルバムでして、制作された年代を考えると余計このアルバムの
素晴らしさを痛感している1枚です。
また時間が許せば、立ち寄って頂けると嬉しいです。
これからもよろしくお願い致します。
Commented by at 2018-10-18 18:39 x
レコード時代に買い
CD化されいるのを見つけて買い
MP3に落として iPod で聞き
今はGoogle Play Music にアップロードしてストーリーミングで聞いている

聞き方は変わっても歌の良さは変わらない

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