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須藤 薫_DROPS ◇ 2006年 10月 29日
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1980年にリリースした『Chef's Special』以降、オールディーズ・テイストのポップスを元気溌剌に歌ってきた須藤 薫。そんな須藤 薫が少し大人の雰囲気を漂わせ、洗練された音楽を展開したのが今回する1983年にリリースした通算5作目『DROPS』です。
プロデュースは、須藤 薫の育ての親とも言える川端 薫と松任谷 正隆。アレンジが松任谷 正隆と林 哲司の二人。これだけで十分聴きたくなりませんか?
須藤 薫の歌うポップスは、明るい楽曲が多かったこともあり夏のイメージが強いのですが、この『DROPS』は晩秋から冬にかけて聴くのが最も似合うアルバムだと思います。

須藤 薫と切っても切れないのが、彼女のデビュー以来多くの素晴らしい楽曲を提供してきた杉 真理の存在です。杉 真理の書く楽曲と須藤 薫と歌声の相性は抜群で、彼女の成功の立役者は間違い無く杉 真理ですね。このアルバムでも3曲書いていますが、3曲というのはそれまでのアルバムと比較すると非常に少ないのです。しかし、その代わりと言うのも変ですが、色んなアーティスト、作曲家の作品を取り上げており、新しい須藤 薫の魅力を見せてくれた気がします。大人になった須藤 薫が、大人の為に届けてくれた極上のPOPなアルバム、そんな気がする1枚です。

『須藤 薫 / DROPS』
01. 真夜中の主人公
02. クリスマスの扉
03. 日曜日のご趣味は?
04. I'M SORRY
05. 幸せの場所
06. 噂のふたり
07. 昼下りの誘惑
08. 心の背景
09. LITTLE SHORT ON LOVE
10. 雨の中の噴水

街の雑踏のSEで始まる01は、都会の真夜中の情景を歌ったPOPなナンバーです。作曲は滝沢 洋一で、アレンジは松任谷 正隆です。東郷、小出というBUZZのコーラスが美しく心地良いです。
杉 真理作曲のしっとりとしたクリスマス・ソング02。松任谷 正隆のアレンジが素晴らしく、地味なプレイですが青山 純(ds)、伊藤 広規(b)、松原 正樹(g)という豪華な顔ぶれに、CITY POP好きな人にはお馴染みの桐ヶ谷 俊博、仁兄弟のコーラスも聴けます。
杉 真理らしいポップ・ナンバー03。青山 純のドラミングも聴き所ですが、この曲のコーラス・アレンジは、なんと町支 寛二でコーラスも彼の多重録音です。
04も杉 真理作曲のバラード曲です。松原 正樹のギターが印象に残る1曲ですね。
来生 たかお作曲の05。来生節も松任谷 正隆の手に掛かると、CITY POPに変身してしまいます。とにかく渋いアレンジで、高水 健司のベースと松原 正樹のギターの貢献度が相当高いです。
つのだ☆ひろが作曲して、デュエットまで披露している06。大好きな曲で、珍しくソウルフルなナンバーです。ラジと南 佳孝とのデュエットに肩を並べる名デュエット・ソングです。
これまた珍しい松尾 清憲の作曲の07。松尾らしい明るいキャッチーなポップ・ナンバーです。この曲でも町支 寛二がコーラスで大活躍しています。
BUZZの東郷 昌和の作曲による08。このギターのカッティングは松原 正樹以外に考えられません。松任谷 正隆のアレンジなので当たり前ですが、歌がなかったらユーミンのオケだと思うでしょうね(笑)
ラスト2曲は、林 哲司の作曲です。09は、初期の竹内 まりやを思わせるポップ・ナンバーです。アレンジも林 哲司らしさが出ています。
10は、林 哲司が最も得意とするミディアム・バラード曲です。サックスやフリューゲル・ホーンを上手く使い、今 剛の歯切れの良いギター・カッティングが心地良いナンバーです。

須藤 薫は、本当に楽曲に恵まれたシンガーです。今回もバラエティーに富んだ作家陣が、素晴らしい楽曲を提供してくれていますし、アレンジも言う事無しです。
そして録音とミックス・ダウンも吉田 保となれば悪い所がある筈はありません。
アーバンな香りが漂う1枚で、夜のドライブ・デートにはぴったりだと思います。お薦めの1枚なのですが、現在はCDでの入手は難しそうです。
もし、BOOK OFFや中古店でCDを見つけたら購入する事をお薦めしておきます(笑)
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by kaz-shin | 2006-10-29 00:50 | CITY POP / J-AOR系 | Trackback | Comments(6) | |
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Commented by smiletiny at 2006-10-29 08:51
わーわーわー!!!!!
このアルバム持ってます LPで。
すっごい好きです
フライディナイト♪町中の。。。(でしたっけ?)前奏がかなり好き
つのださんとのデュオもお気に入り

LPあるけど、ターンテーブルないから聴けなくて
CD探してるんだけど
めぐり会えてないです…
Commented by kaz-shin at 2006-10-29 10:44
smiletinyさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
♪Friday Night 最終の地下鉄の合図で♪
アルバムの冒頭を飾るこの曲、良いですよね。
なかなかCDを見つけるのは大変かも知れないですけど、根気よく
探せばきっと見つかりますよ。
私はBOOK OFFで見つけました。さすがに250円では買えず、1,650円しましたけど(笑)
Commented by WESING at 2006-10-29 11:16 x
僕はレコードも買っていますが、新品Q盤を15%引きの1275円で買いました。(笑)
須藤さんに関しては、彼女が歌っているだけでどの曲もよく聞こえて、それぞれのアルバムの違いというのがよく分かりません。(^_^ゝ
このアルバムでは「クリスマスの扉」を自分が選んだクリスマス・ソングス・コレクションのカセットに入れていたので一番よく聞いていると思います。
Commented by kaz-shin at 2006-10-30 01:03
WESINGさん、こんばんは。
WESINGさんは須藤さんが好きなんですよね。沢山聴かれているようですし・・・。
4作目の『プラネタリウム』辺りから、曲がシックな感じが多くなってきたような
印象があります。
弾けた感じも良いですが、しっとりと歌う須藤さんも素晴らしいですね。
秋から冬に似合うアルバムなんで、私は毎年寒くなると聴きたくなります。
Commented by hisa at 2006-10-30 23:05 x
DROPSできましたか。
初期のはじける感じ(デビューアルバム、シェフズスペシャルの一曲目FOOLISHの出だしは強烈)、CDしか出ていないMORE THEN YESTERDAY以降の落ち着きすぎた感じのあいだで、まさに夜のドライブデートにぴったりですね。
Commented by kaz-shin at 2006-10-30 23:50
hisaさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
この季節に似合いそうな事と、夜にぴったりなアルバムということで
『DROPS』を選びました。割りと好きなアルバムなんですよ。
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