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NEIL LARSEN_HIGH GEAR ◇ 2006年 11月 20日
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オルガン・プレイを得意とするキーボード奏者、ニール・ラーセンが1979年にリリースした2ndアルバム『HIGH GEAR』を紹介します。以前、このブログでも1stアルバム『JUNGLE FEVER』(1978年)を紹介しましたが、約1年後に発表された2ndも1stと同様、敏腕トミー・リピューマがプロデュース、ニック・デカロのアープ製シンセのアレンジを担当しており、これだけでも十分期待出来るアルバムだとは思いませんか?

参加しているミュージシャンも全曲ほぼ固定メンバーで、バジー・フェイトン(g)、スティーヴ・ガッド(ds)、エイブラハム・ラボリエル(b)、マイケル・ブレッカー(t.sax)、パウリーニョ・ダ・コスタ(per)。ゲストでジョー・ファレル(fl)、リッキー・リー・ジョーンズ(cho)、レニー・カストロ(cho)が参加しています。
フル・ムーン時代には、ソウルフルな演奏を中心としてきたニール・ラーセンですが、ここでは都会的でシャープなプレイならびにサウンドを聴かせてくれます。やはり、トミー・リピューマの手腕が光っているアルバムと言えるでしょうね。

『NEIL LARSEN / HIGH GEAR』
01. HIGH GEAR
02. DEMONETTE
03. FUTURAMA
04. THIS TIME TOMORROW
05. NILE CRESCENT
06. RIO ESTE
07. NIGHT LETTER

ブルージーなピアノのイントロで始まる01。相変わらずのバジーのギターとのユニゾンによるテーマに続いて、マイケル・ブレッカーのサックスとのユニゾン。イントロのブルージーさはいつの間にか消えて、ラテン風リズムに変わっているのが面白いですね。ガッツ溢れるバジーのギター・ソロも聴き応え満点です。
02もイントロ後にテンポの変わる02。イントロの美しいエレクトリック・ピアノの音色と重厚なシンセ・サウンドの後、リズムは一気にサンバへと変わります。ラボリエルのベースとガッドのドラミングは、この手の曲ではさすがというプレイを聴かせてくれますね。マイケル・ブレッカーの熱いブロウも聴き所です。
ニール・ラーセンと言えば、やはりオルガン。そのオルガンを堪能出来る03。バジーとのユニゾン・プレイがニール・ラーセンを聴いてるという実感を沸かせます。少しロック色の強いアレンジになっています。ガッドの切れのあるドラミング、バジーのギター・ソロは素晴らしいの一言です。
ボサノバ・タッチの軽いリズムが心地良い04。ここでもニールのオルガン・プレイが光ります。オルガンとシンセの使い分けが見事で、本当に耳に心地良いナンバーです。
都会的なサウンドが印象的なバラード曲05。ジョー・ファレルの吹くフルートはエモーショナルで好きなんです。ニールのJAZZYなピアノ・プレイもなかなかです。マイケル・ブレッカーのサックスの濃いソロも、曲調によく似合っています。
ラテンのリズムが楽しい06。ポップで軽い感じのサウンドが印象的です。バジーのギターもいつもとは音色を変えて、乾いた感じを出しています。
軽快なリズムに思わず体が反応してしまいそうな07。この曲は、やはりガッドのドラミングが凄いですね。本当にガッドらしいドラミングです。FUSION好きな人ならば、ガッドのドラムだとすぐに分かるだろうと思います。バジーのギター、マイケル・ブレッカーのサックス、そしてニールのオルガンのユニゾン・プレイが素晴らしい曲。

不思議なんですが、ニール・ラーセンのアルバムを聴くとFUSIONを聴いているという実感が凄く湧くんですね。別に理由など無いのですが、FUSIONというのはこういう音楽なんだなと思わせてくれるのです。プロデューサーの手腕はもちろんですが、やはりニールの作曲センスの良さ、そして幅広い音楽性を感じさせるプレイが、このアルバムを素晴らしいものにしていると思います。
FUSIONが好きな人には、1stとこの2ndの両アルバムはぜひとも聴いて欲しいなと思います。
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by kaz-shin | 2006-11-20 00:30 | FUSION系 | Trackback | Comments(2) | |
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Commented by at 2006-11-20 21:53 x
いいですねー、このアルバム!
私もちょうどフュージョンにかぶれ始めた頃、このオルガンサウンドにノックアウトされたひとりです。
なんたってこのサウンドはニールのオルガンとバジーのギターの哀愁漂うユニゾン、そしてそのメロディーの美しさ、心地よさに集約されると思います。またそれにサックスやら何やらが絡んでくるんですからもうたまりません。
個人的にもトミー・リピューマのサウンドマジックに嵌ってからというもの、彼の名前がクレジットされたアルバムにはジャンルを問わずとにかく一度耳を傾けるようにしています。
そういえばこのアルバムにも参加しているリッキー・リー・ジョーンズですが、ちょうどこのアルバム発売と時を同じくして彼女のデビューアルバムも発売になりましたが、そこにもニール&バジーのクレジットがありましたね。
確か一時期、ニールとリッキーは付き合っていたという噂が流れたのもまんざら嘘でもなかったかと・・・
そうそう、このアルバムジャケットを見ると、反射的にトム・スコットの「Street Beat」の裏ジャケを思い出してしまいます。私はニールの車の方がレトロ感が出てて好きなんですけどね。
Commented by kaz-shin at 2006-11-20 23:38
夢さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
ニールとバジーの相性って、本当に良いですね。息が合ってるというレベルを
越えてる気がします。あのユニゾン・プレイはいつ聴いてもぞくぞくします。
リッキー・リー・ジョーンズは、1979年のデビューですから録音時期も重なって
いたんでしょうね。『浪漫』でのニール、バジーの役割は大きいものでしたね。
トム・スコットと言えば、このアルバムの解説にも書いてありましたが、
「リオ・エステ」でのマイケル・ブレッカーのソロは、確かにどことなくトム・スコットっぽい音色でした(笑)
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