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大村 憲司_KENJI SHOCK ◇ 2007年 01月 08日
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日本を代表する名ギタリスト・大村 憲司が亡くなったのが1998年11月の事。当時、このニュースを聞いてかなりショックを受けた事を憶えています。
今回紹介するアルバムは、その大好きなギタリスト・大村 憲司のソロ・アルバムの中でもFUSION色が強い1978年リリースの2ndソロ・アルバム『KENJI SHOCK』です。アルファ・レコードから発売されたのですが、当時アルファの社長だった村井 邦彦が大村 憲司のギターを高く評価しており、制作されたという話を聞いたことがあります。YMOと行動を共にする以前のアルバムで、ブルース、ジャズ、ロック、フュージョン等の様々な要素が盛り込まれ、歌心溢れるギターを堪能できる素晴らしいアルバムに仕上がっています。

大村 憲司自身、きっと多くの人に受け入れてもらえるようにという配慮もあったんだとは思いますが、当時ブームだったフュージョン界ではお馴染みのドラマー・ハービー・メイソンをプロデューサーに迎え、リー・リトナー(g)、スティーヴ・ルカサー(g)、ジェフ・ポーカロ(ds)、マイク・ポーカロ(b)、デヴィッド・ペイチ(key)、パトリース・ラッシェン(key)等という豪華な顔ぶれが揃っています。そんな中で大村 憲司は、そんな豪華なミュージシャンの誰よりも存在感のあるギターを聴かせてくれます。

『大村 憲司 / KENJI SHOCK』
01. Left-Handed Woman
02. Better Make It Through Today
03. Yumedono
04. Shock
05. Rhythm Road
06. Boston Flight
07. Bamboo Bong
08. The Mase

大村 憲司の代表曲であり名曲の01。この曲だけでも複数のテイクが録音されていますね。1stアルバム『First Step』のボーナス・トラックや以前紹介した『GUITAR WORK SHOP Vol.1』にも収録されていました。ポーカロ兄弟によるリズム隊にスティーヴ・ルカサーが加わり、圧巻はグレッグ・マティソンのオルガン・ソロ。スリリングでFUSION色の強い仕上がりになっています。
エリック・クラプトンのカバー曲02。この曲は1st『First Step』でも取り上げていました。かなり好きな曲なんでしょうね。歯切れの良いポーカロのドラミングと味のある大村 憲司のヴォーカルと歌心溢れるギター・ソロが特徴です。
大村 憲司の作曲による03。軽快なリズムとホーン・セクションが絡んだアレンジが格好良いナンバーです。ジェリー・ヘイのホーン・アレンジは一味違いますね。
大村 憲司、ハービー・メイソン共作による04。クレジットではハービー・メイソンがピアノとパーカッションとなっています。ルカサーのギター・カッティングが心地良いナンバーです。
是方 博邦の作品05。重厚なシンセによるイントロとハービー・メイソンが素晴らしいドラミングが魅力なナンバーですね。
ドラマーであるマーティン・ウィルウェーバーの作品06。この曲も1stアルバムで取り上げていました。大村 憲司のJAZZYなギター・プレイが聴ける曲で、好きな曲のひとつです。
バンブー時代から演奏されてきたという07。リー・リトナー、エイブラハム・ラボリエル、ハービー・メイソン、パトリース・ラッシェンにデヴィッド・ペイチというメンバーで、サウンド的にはやはりジェントルソウツを彷彿させます。
ハービー・メイソンとケニー・メイソンの共作による08。ヴィクター・フェルドマンのパーカションとポーカロのドラムが印象に残る曲で、大村 憲司のソロも素晴らしく締めに相応しいナンバーですね。

楽器は何でもそうだと思うのですが、練習を積み重ねればある程度のテクニック・技術は身に付きます。技術面だけを捉えて上手いギタリストは沢山いるでしょう。でも、楽器に歌わせることの出来るミュージシャンていうのが一流なんじゃないかと思うのです。大村 憲司のギターを聴いていると、彼の感性や歌心がギターの音色やフレーズとして出てきているような気がするんですね。だから、こういったソロ・アルバム以外のスタジオ・ワークでも惹かれるプレイが多いのかも知れません。本当に素晴らしいギタリストだったと思います。
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by kaz-shin | 2007-01-08 00:01 | FUSION系 | Trackback | Comments(6) | |
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Commented by まるいチーズ at 2007-01-08 01:35 x
こんばんは、三連休だとつい夜更かしになりますね(笑)
大村憲司さん、看過できず書き込んでしまいました。大村さんのギターと言うのは何と言いますか、、聞いたら、ああ大村さんとわかると言うか、、
(えらそうなこと言ってすみません)わたしはこのアルバムはテープ(笑)しか持っていないのですが、「First Step」は持ってます、もちろんアナログ盤ですが(笑)これは今でもほんとによく聞きます、車の中や深夜に部屋で聞くのもいいですね、トレードマークのテレキャスターではなく主に335でのプレイのようですが。彼も亡くなったんですね、、残念です。
Commented by たにぴ@もまゆきゅ at 2007-01-08 01:45 x
毎度です。
憲司追悼コンサート東京公演は全て行った、たにぴ@もまゆきゅです。
「春がいっぱい」が出たとき、ハービーメイソンは怒ったらしいですよ。
「オレがあんなにかっこいいレコード作ってやったのに、こんなになりやがって」
とか何とか。
仕方ないじゃん、憲司はフュージョン専任じゃなくて、常に憲司だったんだから。
「当時は2人ともそっち(フュージョン)向いてなかったからね」
と、プロデュースの幸宏弁。
憲司さんへの憧れは、つい最近も書いたけど、いっくら書いても尽きない。
何でも弾けるのに、
何をやっても真似では済まない。突き抜けた演奏が出来てしまう。
ぼくは突き抜けっぱなしなギター奏者ですが(^^;)
Commented by kaz-shin at 2007-01-09 00:03
まるいチーズさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
>三連休だとつい夜更かしになりますね(笑)
確かに(笑) 明日の朝、ちゃんと起きれるか心配ですね。
ギターという楽器が大好きな私にとって、大村 憲司さんと松木 恒秀さんは
別格なんですよ。上手い下手とか、技術的にどうとかいう問題では無く、
もうその存在感で圧倒されてしまうのですよ。
私はFUSION色の強いサウンドが好きなので、このアルバムを1番多く聴いてます。
Commented by kaz-shin at 2007-01-09 00:09
たにぴさん、こんばんは。毎度ありがとうございます。
偶然、たにぴさんのブログでも『春がいっぱい』を紹介されてましたね。
ギターを弾かれる人と聴くだけの私のような人では、憲司さんの捉え方も違うでしょうね。
まるいチーズさんのコメントの返信にも書きましたが、大村 憲司さんと松木 恒秀さんは
別格なんですよ。薀蓄では無くて、音が鳴ってればそれで良いみたいな・・・。
その存在感が大好きなんですよ。
音色・フレーズという細かい部分で考えられないギタリストですね。
細かい部分で語るなら、やはり松原 正樹が好きですが(笑)
Commented by WESING at 2007-01-09 00:14 x
> 1stアルバム『First Step』のボーナス・トラック

ボーナス・トラックが付けられたのは再発盤で曲順も変えられていました。そして、このバージョンは↓のアルバムからのものです。
http://musicmedia.blog.shinobi.jp/Entry/483/

7は↓に収録されていました。
http://musicmedia.blog.shinobi.jp/Entry/330/
このバージョンの方がかなり長いです。
Commented by kaz-shin at 2007-01-09 00:47
WESINGさん、こんばんは。情報ありがとうございます。
ご指摘の通り、私の所有する『First Step』は再発盤です(笑)
「Left-Handed Woman」が深町さんのアルバムに収録されていたのは知っていましたが、
現物を見たことが無かったので、参考になりました。
ありがとうございます。
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