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RICHARD TEE_INSIDE YOU ◇ 2007年 01月 22日
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今回紹介するアルバムは、1993年に惜しくも膵臓癌で亡くなったリチャード・ティーが1989年にリリースした4枚目のソロ・アルバム『INSIDE YOU』です。リチャード・ティーと言えば、そのワン・アンド・オンリーなピアノやローズのプレイが特徴で、FUSIONやAORファンの間ではお馴染みですね。
リチャード・ティーのソロ・アルバムでは、1978年にタッパンジー・レーベルからリリースされた『Strokin』や1985年の『THE BOTTOM LINE』辺りが評判が高く有名ですが、先日BOOK OFFでこのアルバムを見つけ、聴いた事がなかったので購入してみました。

リチャード・ティーの魅力は、シンセサイザー等に興味を示さずに徹底的にピアノに拘ったところにあると思います。彼が曰く、「まだ、ピアノだってマスターしていない。ピアノのまだ入り口に立ったばかりの時に、シンセなんてものに興味がいく訳がないよ」と・・・。そんな彼の拘りが大好きでした。事実、このアルバムでも1曲だけDX-7を使っているだけで、他はピアノ・ローズ・B-3ハモンドのプレイのみです。
独特のタッチの強いピアノ、反対に繊細で叙情的なローズ、そしてハートフルなリチャードのヴォーカルが楽しめる好盤です。

『RICHARD TEE / INSIDE YOU』
01. Inside You
02. Thinking Of You
03. Chalk It All Up
04. Precious Thing
05. Crying In My Sleep Tonight
06. Louisiana Sunday Afternoon
07. Lullabye
08. So Hard To Handle
09. Will You Be There
10. Changes
11. Wishing

デイヴ・ウェックル(ds)とマーカス・ミラー(b)のタイトなリズムにのせ、リチャードのブルージーな歌声が魅力の01。マーカスらしいベースに耳を奪われる1曲です。
インスト曲02。まんまニューヨーク・サウンドといった感じのリチャードのローズのプレイと、歌心たっぷりのジョン・トロペイのギター・ソロ、レニー・ピケットのソロが素晴らしいです。
哀愁ただようメロディーを持ったボーカル曲03。ここではスティーヴ・ガッド(ds)とマーカス・ミラーのリズム隊ですが、ガッドのドラミングが光っています。
インスト曲04。なんとなくスタッフ時代のサウンドを彷彿させるナンバーで、ストリングスとリチャードのピアノ・プレイの美しさが際立っているナンバーです。
ローズの音色が夜の雰囲気を醸し出す05。ムーディーなバラード曲で、リチャードのハートフルな歌声とエディー・ゴメスとマーカス・ミラーのツイン・ベースという豪華な演出です。
日曜日の午後のまどろみ・・・。タイトルにぴったりな雰囲気の06。ハモンド・オルガンとレニー・ピケットのアルト・サックスが曲を盛り上げます。
ニューヨークの深夜を思わせるようなインスト曲07。スタッフ時代から変わらないリチャードのローズのプレイ・スタイルとピアノのタッチが嬉しくなります。
FUNKYなナンバー08。デイヴ・ウェックルとマーカス・ミラーのFUNKYなプレイとジョン・トロペイの軽めのギター・プレイが絶妙なヴォーカル・ナンバーです。
リチャード・ティーらしいプレイを堪能できるインストのバラード曲09。ガッドのドラミングとの相性はやはり抜群だと思わされた曲です。
JAZZYなバラード・ナンバー10。エディー・ゴメスのアコースティック・ベースとジョン・トロペイのJAZZYなプレイがこの曲の要と言えるでしょう。
ピアノ一本によるインスト曲11。この曲を聴くと、リチャードがいかにピアノに拘っていたのかが分かる気がします。まさにワン・アンド・オンリーなプレイです。

取り立ててインパクトの強い曲がある訳ではありませんが、アルバムとしてのバランスが良くて、例えば夜のドライブやバー・ラウンジ等でBGMとして聴くには最高だと思います。
決して演奏技術を披露しようというのではなく、単純に音楽として楽しんでもらいたいというリチャード・ティーの想いみたいなものを感じるアルバムです。
最近、夜寝る時にBGMとして聴くことが多いのですが、部屋を暗くして聴くと一層雰囲気が出るアルバムかも知れません。夜(深夜)に聴くのにお勧めの1枚です(笑)
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by kaz-shin | 2007-01-22 00:05 | FUSION系 | Trackback | Comments(2) | |
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Commented by bonejive at 2007-01-22 20:55 x
こんばんは。昨日トムスコットのアルバムでブログを書きながらこのアルバムのことを思い出していました。
ティーは独自の世界観があってすぐに彼だとわかりますね。
その個性がとても心地よく、私には
ある時期のフージョンサウンドの記憶を呼び覚ますキーになっています。
一度でいいからライブを聴きにいってみたかったです。
Commented by kaz-shin at 2007-01-22 23:27
bonejiveさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
何とも不思議なご縁ですね。実は昨日のbonejiveさんの『Apple Juice』の記事を読んで、
無性にトム・スコットが聴きたくなってしまい、昨夜は1970年代の音源を
集めた『THE BEST OF TOM SCOTT』を聴きながら眠りました(笑)

リチャード・ティーのピアノとローズは、私も1度生で聴いてみたかったです。
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