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国分 友里恵_STEPS ◇ 2007年 01月 23日
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今回紹介するのは、知名度こそ高くありませんが歌の実力は相当な女性ヴォーカリスト、国分 友里恵が1987年にリリースした2ndアルバム『STEPS』です。
CITY POP好きな人には、以前紹介した林 哲司プロデュースによる1983年のデビュー・アルバム『Relief 72 Hours』を強くお薦めしたいのですが、如何せんCD化されていません。
国分 友里恵と言えば、角松 敏生のファンの間では角松と「It's Hard To Say Good-bye」をデュエットしたことで有名ですし、山下 達郎のツアーにコーラスで参加したりで知る人ぞ知るといった存在です。声量、歌唱力ともに申し分ないヴォーカリストだと思います。

アルバム『STEPS』は、岩本 正樹のプロデュースでブラック・コンテンポラリー色が強い仕上がりになっています。打ち込みによる、いかにもデジタルなダンス・ビートは時代を感じますが、それを補って余りある程に国分 友里恵のパワフルな歌が堪能できる作品だと思います。
バックのミュージシャンも、北島 健二(g)、長田 進(g)、山岸 潤史(g)、青木 智仁(b)、富倉 安生(b)、高水 健司(b)、渡嘉敷 祐一(ds)、山木 秀夫(ds)、岩本 正樹(key)、佐藤 博(key)といった実力派揃いです。

『国分 友里恵 / STEPS』
01. I Got You Inside Out
02. I Wanna Be With You
03. Cosmic Love
04. Just Go Up
05. Take A Little Bit Of My Love
06. Counting Down The Days
07. In Your Eyes
08. Margarita
09. You Are Love For Me

デジタルなダンス・ビートに長田 進のギター・カッティングと北島 健二のガッツ溢れるギター・ソロが炸裂するダンス・ナンバー01。
渡嘉敷 祐一、青木 智仁というリズム隊のグルーヴがたまらないミディアム・ナンバー02。この手のグルーヴ感は絶対に打ち込みには出せませんね。
02に負けじと山木 秀夫、富倉 安生のデジタル・チックなリズムが楽しい03。親しみやすいメロディーを持ったサビが特徴のダンス・ナンバーです。
デジタル・ビート炸裂なダンス・チューン04。個人的に大好きな曲です。長田 進のギター・カッティングが実に気持ちよくて、キャッチーなメロディーを持った曲です。
打ち込みとシンセのみで奏でられる、しっとりとしたバラード曲05。英語詞なんですが、それまでのダンス・ナンバーと変わり、艶やかなヴォーカルを披露してくれます。良い曲です。
ノリの良いダンス・ナンバー06。この曲のハイライトは、ズバリ山岸 潤史のギターです。とにかく鳥肌が立つくらいのカッティングを聴かせてくれます。どうしても歌よりギターに耳が傾いてしまいます(笑)
バラード曲07。シンセによるストリングスが美しく効果的です。
どことなくプログレ風なアレンジとAOR風なアレンジが混ざったようなナンバー08。富倉 安生のベースが耳に残ります。デジタルっぽく聴こえるドラミングは山木 秀夫。
佐藤 博の美しいピアノと高水 健司のウッド・ベースがフィーチャーされたバラード曲09。ラストを飾るに相応しいJAZZYで、しっとりと聴かせるバラードに仕上がっています。

国分 友里恵のヴォーカルを聴いていて感じるのは、激しいダンス・ビートの曲でも、落ち着いた雰囲気のバラード曲においても一切力みを感じないところですね。それでいてダンス・ナンバーでは激しく、バラードでは艶やかな歌を聴かせてくれます。
言い方を変えれば国分 友里恵独自のヴォーカル・スタイルを持っているということなんでしょう。
1990年代のR&Bディーヴァと呼ばれた、黒人の物真似としか思えないシンガーとは一味違いますね。
いかにも80年代といった感じの打ち込み系のサウンドが嫌いでなければ、お薦めの1枚です。
ただし現在は廃盤で、中古CDを探すしかないようです。
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by kaz-shin | 2007-01-23 00:01 | CITY POP / J-AOR系 | Trackback | Comments(12) | |
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Commented by しげぞう at 2007-01-23 07:56 x
おはようございます。
このアルバム大好きです。でもテープ・・・。CDが欲しいところです。
青木智仁とか佐藤博とか参加してたんですね、やっぱ良いハズです。
ボクは特に07、このバラードをはじめて聴いた時の感動ったら、もう・・・・・・。
Commented by mana99bu at 2007-01-23 13:20 x
国分友里恵さんのCDは中々見つける事は出来ませんね。
うちには「Reservations for Two」とルー大柴とのデュエットシングルしかありません。
Commented by kaz-shin at 2007-01-23 23:46
しげぞうさん、こんばんは。いつもコメントありがとうございます。
しがぞうさんが国分さんを好きなのを知っていたので、コメント頂けるだろうなと
思ってました(笑)
このアルバムでは、かなり黒っぽい歌を聴かせてくれたので少々驚いた記憶があります。
それでいて誰かの物真似ではない歌のスタイルを持っていますし、素晴らしいシンガーですね。
この『STEP』は過去に中古店で2~3度見かけたことがあります。
気長に探せば見つかるかも知れませんよ。
Commented by kaz-shin at 2007-01-23 23:49
mana99buさん、こんばんは。ご無沙汰しております。
↑のコメントにも書きましたが、中古店で国分さんのCDを見かけるのは本当に少ないですね。
私のように頻繁にBOOK OFF巡りをしていても数回しか見かけてません。

>うちには「Reservations for Two」とルー大柴とのデュエットシングルしかありません。
私はこの2曲は知らないので、聴いてみたいですね。
Commented by WESING at 2007-01-24 23:11 x
ルーさんとのデュエットはkaz-shinさんも知っている曲だと思いますよ。
Commented by kaz-shin at 2007-01-25 01:23
WESINGさん、コメントありがとうございます。
ルー大柴さんとのデュエット曲をどうしても思い浮かばず、ネットで検索してみると
「YOKOHAMA」という曲がヒットしました。
でも、憶えがないのですよ。聴けばわかるかな?
Commented by WESING at 2007-01-26 23:17 x
はっきりと覚えていなかったので、聞いてからもう一度書こうと思ってましたが、検索したんですね。(^_^;
その「Yokohama」のカップリングで「あまい囁き」という曲の原曲を知っているんじゃないかと思ったんですよ。
G.Del Re & Leo Chiosso作詞、Gianni Ferrio作曲で杉紀彦氏の日本語訳詞で歌われています。
だから、「あまい囁き」というタイトルは訳詞で新たに付けられたタイトルじゃないかと思います。
国分さんが歌っていて、ルーさんは歌に返事するようなおしゃべりです。
♪パローレ パローレ パローレ ※4回繰り返し
 パローレ パローレ それはあなた 夢だけね
このあたりを聞けば知っているんじゃないかと思うんです。
Commented by kaz-shin at 2007-01-27 04:56
WESINGさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
「あまい囁き」は知ってます(笑)
アラン・ドロンが囁いてましたね。この曲はリアル・タイムで聴いてました。
Commented by david at 2007-01-28 22:35 x
いや~懐かしいですね!
角松のFM番組で、国分さんがゲスト出演し、MargaritaがON-AIR!
私のツボにバッチリはまった曲で、早速購入しました。
鳥山雄司派!?の私としては、鳥山雄司がアレンジしていた時期の
マリーンのアルバムが大好きでしたが、このアルバムはそれに
近いラインと自分なりに分類していて、今でも時々聞くアルバムです。
アレンジは鳥山作品よりも荒削りな印象で、細部まで詰められていない
と感じてしまうのですが(特にエコー)、それがスパイスというか勢い
というか、良い方向に作用しているアルバムだと思います。
非常にアトラクティブなジャケットですが、ガーターストッキングの奥の
パンティーが赤いですね~と、FMで角松が言っていたことを覚えて
います。
購入後、音楽を聴きながらこの赤い物の確認作業も必死に行った
のですが、未だに赤い物が見えなくて・・・・・・・、残念無念!
見えますか~?(下品で失礼!)
Commented by kaz-shin at 2007-01-28 22:56
davidさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
もしかしたら、以前鳥山 雄司さんのアルバムの記事にコメント頂いた
David Pinkさんでしょうか?違っていたらご免なさい・・・。

davidさんの仰るように、もし鳥山さんがアレンジしていたらもっと緻密な
サウンドになっていたでしょうね。岩本さんのアレンジは、荒削りですが
迫力があって、それに似合う国分さんの迫力あるヴォーカルがこのアルバムの
魅力になっているのかも知れません。

パンティーの件ですが、ジャケットを目を凝らして見てみると確かにほんの
僅かですが、赤というか赤茶のものが見えますね~。
流石、イケイケ時代の角松さんらしいですね(笑)
Commented by まるいチーズ at 2008-07-18 08:00 x
おはようございます
CDを見つけました!BOOK OFFです、価格は1650円という中途半端な値段でした(笑)アナログ盤は持っていましたが、CDが欲しくてずっと探していたので嬉しかったです(笑)
早速今朝の通勤途上で聴ききました、歌が上手いですね、サウンドも含めて正真正銘の名盤ですね。
Commented by kaz-shin at 2008-07-19 02:03
まるいチーズさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
よく見つかりましたね!
私このアルバムをBOOK OFFで見かけたこと無いです。
このアルバムも傑作ですが、林 哲司フリークの私としては1stアルバム
をぜひCD化して欲しいです。
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