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小林 信吾_The Borderland ◇ 2007年 01月 30日
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今回紹介するのは、浜崎 あゆみ、角松 敏生、佐藤 竹善、中島 みゆきのライブのサポートをはじめ、平原 綾香のプロデュース、数多くのアーティストのレコーディングやアレンジに関わっている日本を代表するキーボード奏者、小林 信吾が1994年にリリースした初リーダー・アルバム『The Borderland』です。

キーボード奏者のリーダー・アルバムと言う事で、インスト曲中心のアルバムかと思いきや、意外にも70年代の洋楽の名曲カヴァー7曲と小林 信吾のオリジナルのインスト曲3曲で構成されています。
1958年生れの小林 信吾にとって、1970年代の洋楽は特別な意味があったと思います。同年代である私がそうであるように・・・(笑)
この頃の音楽に夢中になり、影響を受け、現在の小林 信吾があるのだというのが伝わってくるアルバムですね。
カヴァー曲では小林 信吾のアレンジ・センスの良さを、オリジナル曲ではキーボード・プレイを味わえます。

『小林 信吾 / The Borderland』
01. SOFT & LIQUID
02. GOLDEN LADY
03. FEELING
04. A NIGHT IN TUNISIA
05. ALONE AGAIN (NATURALLY)
06. GIVE ME A BREAK
07. YOUR SONG
08. IT'S TOO LATE
09. RONNIE, WHERE ARE YOU?
10. BURN
11. SOFT & LIQUID (Reprise)
12. MOTHER

小林 信吾作曲によるインスト曲01。まるで1970年代初め頃にタイム・スリップしたかのような懐かしい雰囲気を持ったナンバーで、CTIレーベルでのデオダード辺りを彷彿させます。
スティーヴィー・ワンダーの1973年の名作『Innervisions』に収録されていた名曲のカヴァー02。ゲスト・ヴォーカルは佐藤 竹善で、彼の伸びやかなヴォーカルと勝田 一樹のサックス・ソロが素晴らしいです。
モーリス・アルバートが1975年に大ヒットさせ、日本ではHi-Fi SETがカヴァーしてヒットした03。ゲスト・ヴォーカルは今は亡きCANDEEこと高尾 のぞみです。打ち込み中心のリズムに今 剛のJAZZYなギターが絡み、しっとりと歌うCANDEEの歌声が心に沁みます。
1950年代のアート・ブレイキーの名演が有名で、その後数え切れない程のカヴァーが存在するJAZZの名曲04。ゲストに村上 秀一(ds)、野村 義男(g)、小林 正弘(tp)、小池 修(sax)、勝田 一樹(sax)を迎え、スリリングな演奏を聴かせてくれます。お気に入りの1曲です。
ギルバート・オサリバンの名曲中の名曲05。レゲエ調のアレンジで、オリジナルよりも明るい雰囲気に仕上がっています。ゲスト・ヴォーカルのKANの歌声も曲によく似合っています。
06は小林 信吾のオリジナル・インスト・ナンバーです。沼澤 尚(ds)と松原 秀樹(b)のリズム隊によるタイトなリズムとシンセによるホーン・セクション・パートが印象的です。
エルトン・ジョンの代表曲で、邦題「僕の歌は君の歌」でお馴染みの07。ゲスト・ヴォーカルの中西 圭三の素晴らしい歌声は、本家エルトン・ジョンを彷彿させます。アレンジもゴスペル調のコーラスを入れてシックに仕上げています。
キャロル・キングの1971年の名盤『Tapestry』からの名曲08。沼澤、松原の強力リズムも聴き所ですが、1番のハイライトはゲスト・ヴォーカルの杉山 清貴でしょう。ミス・マッチにも思えますが、なかなかどうして良い感じの仕上がりです。小林 信吾のオルガン・プレイに注目です。
小林 信吾のオリジナル・インスト・ナンバー09。全て打ち込みによるサウンドですが、軽快なピアノのプレイが耳に残ります。
70年代という時代をティーン・エイジャーとして過ごしてきた者は、必ず1度は聴いたと言っても過言ではないディープ・パープルの代表曲10。ゲスト・ヴォーカルの坪倉 唯子の力強い歌声が曲にぴったりマッチしています。福原 将宣のギターも注目です。
ジョン・レノンのカヴァー12。ゲスト・ヴォーカル、ギターに角松 敏生を迎えています。あくまで個人的な感想ですが、角松にこの歌は似合わなかったように思います。ゴスペル調のアレンジは面白いですが・・・。

このアルバムはキーボード奏者・小林 信吾のリーダー作というだけでなく、70年代に青春を過ごした年代の人や、洋楽を愛する人達にも楽しんでもらえる好盤だと思います。
小林 信吾のピアノ・プレイを単純に楽しみたいなら、友成好宏とのピアノ・デュオ・ユニット"MAOCHICA"のアルバムをお薦めします。
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by kaz-shin | 2007-01-30 01:14 | Compilation / Cover | Trackback(1) | Comments(6) | |
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Tracked from 「音楽室からのたより」平.. at 2007-04-10 00:06
タイトル : 平原綾香サックス目覚ましテレビ希望の空
車通勤が1時間。長いのでズームイン,目覚ましテレビ,オハズバをミックスして見ながら運転しています。今朝は平原綾香さんがサックスを披露,全国ツアーでサックス演奏もするそうです。めざましテレビは音楽ネタが新鮮ですね。私は平原綾香がサックス専攻で音楽大学に在学していることを始めて知りました。あの,ジュピターの歌い回しはサックスの奏法を学んでいるからこそ,自然に出来るんですね。歌とサックスで鍛え上げられた腹式呼吸が,彼女のパワフルな歌声を支えているんですね。彼女の小粋な帽子,コーラス...... more
Commented by しげぞう at 2007-01-30 12:45 x
こんにちは
このアルバムの中では、意外にも07杉山が良かったです
あとKANの05も悪くないですが、やはり楽曲の良さによるところが大きいかな
おっしゃるように、12角松は、チト期待ハズレでありました
Commented by kaz-shin at 2007-01-31 01:23
しげぞうさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
私も杉山さんの07は想像以上に良かったと思ってます。
あと03、04も大のお気に入りなんですよ。いつかインストものでリーダー・アルバムを
リリースしてくれると嬉しいですね。
Commented by Sken at 2007-02-01 11:22 x
こんにちは。これいい感じのアルバムのようですね。
ところで、杉山 清貴という人はよく知らないのですが、
関西ローカルで以前やっていて、渡辺香津美司会で、
ナニワ・エキスプレス関係の人がバッキングしてた番組が
有りました。深夜ですけどね。
そこでは毎回ゲストでいろんな人が来てセッションしてましたが
杉山 清貴も来てまして「私のルーツです」といいつつ、
Deep Purple「Hiway Star」をやってました。
見た目からは考えられないぐらいのイアン・ギラン振りで
驚きました。
香津美氏がリッチー・ブラックモアの完全コピーしてるのも
珍しいことではありますが。
何も見ないで聞いてたら彼とはわからないと思います。
Commented by kaz-shin at 2007-02-02 01:38
Skenさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
このアルバムはFUSIONとして聴くのではなく、カヴァー曲集としての方が
気持ち良く聴けると思います。
杉山 清貴さんが歌った08は、それまでオメガトライブやソロ活動での
音楽のイメージが強かっただけに新鮮でした。
やはりヴォーカリストとして才能がある証拠なんでしょうね。
杉山さんの歌う「ハイウェイ・スター」は聴いてみたいですね。想像つかないので・・・(笑)
Commented by ballad-maniac at 2007-02-03 07:42 x
はじめまして。僕もこのアルバムは大好きな1枚です。小林信吾さんは、
その昔、今剛さんとともに尾崎亜美さんのライブで拝見しました。ライブというのに、レコーディングさながらのきめ細やかな音色でプレイする木ボードプレイに驚かされた事を覚えております。
Commented by kaz-shin at 2007-02-03 10:09
ballad-maniacさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
実はballad-maniacさんのブログは以前から拝見してました。
いつも極上のバラード・ソングを紹介されていて、毎回楽しみにしていました。

角松敏生さんのライブをよく観に行ってたので、小林さんのプレイは結構
数多く拝見してます。幅広いジャンルの音楽に、柔軟に対応できてしまう
プレイにいつも感心してました。
とくにバラード系のピアノのプレイは、ballad-maniacさんの仰るように
繊細な音色・タッチが素晴らしいですね。

これからもよろしくお願い致します。
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