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土方 隆行_SMASH THE GLASS ◇ 2007年 02月 03日
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先鋭的な音楽集団"マライア"のメンバーで、スタジオ・セッションでも活躍していたギタリスト・土方 隆行が1980年にリリースした初リーダー・アルバム『SMASH THE GLASS』を紹介します。
私自身はあまりマライアの音楽を聴いていた訳ではありません。どちらかと言えば、スタジオ・セッションでのプレイ、特にカッティングの上手さに注目していたギタリストでした。私はカッティングの上手いギタリストが何故か大好きなもので・・・(笑)
FUNKYなナンバーでの土方のカッティングは、本当に格好良いプレイが多いです。そんな土方のリーダー・アルバムなので、ギンギンのギター・フュージョンを期待していると若干きたい外れの感はありますね。全8曲中5曲はヴォーカル曲、インスト系は3曲のみです。しかし、土方の素晴らしいギター・プレイを十分堪能出来るアルバムだと思います。

参加しているミュージシャンは、マライアのメンバーだった清水 靖晃(sax)、笹路 正徳(key)、村田 聡(vo)をはじめ、渡辺 モリオ(b)、富倉 安生(b)、渡嘉敷 祐一(ds)、山木 秀夫(ds)、村田 有美(vo)、織田 哲郎(vo)等という豪華メンバーが顔を揃えています。

『土方 隆行 / SMASH THE GLASS』
01. SMASH THE GLASS
02. A RYHME FOR ILLUSION
03. SERIOUS, HOME SERIOUS
04. THE OTHER SIDE OF LOGIC
05. LET YOUR LOVE GROW
06. FIND THE STARS IN YOUR EYES
07. DANCE THIS NIGHT AWAY
08. A FAREWELL

フェード・インしてくるギター・カッティング、グラスの割れるSEで始まるFUNKY TUNE01。8分を超える大作ですが、タイトなリズム、ホーン・セクションに土方のギター・カッティングがとにかくファンキーで格好良いナンバーです。ヴォーカル曲。
幻想的なミディアム・ナンバー02。途中のバロック調のギターは、8回ものダビングを重ねて作られています。続くギター・ソロも素晴らしいですね。ヴォーカル曲。
軽快なタッチのインスト・ナンバー03。土方のギターはもちろん、清水 靖晃のサックスもフィーチャーされていて、明るく楽しい曲調が印象的です。
どことなくプログレッシブ・ロック風なインスト・ナンバー04。03よりもシャープな感じのギターが聴ける1曲です。ロック・フィーリング溢れるソロが聴き所ですね。
土方 隆行自身がヴォーカルを取るナンバー05。決して上手いとは言えませんが、良い声で味のあるヴォーカルを聴かせてくれます。カッティング、リフに土方らしさが出ていますし、ソロも良いです。
アコースティックなサウンドを主体にした美しいバラード曲06。村田 有美のしっとりとしたヴォーカルが素晴らしいナンバーです。
キャッチーなメロディーを持ったヴォーカル曲07。AOR風な曲と言えるナンバーです。
インスト曲08は、クラシック・ギターをメインにしており、素晴らしいアルペジオ奏法を聴かせてくれます。ドラマティックな展開を持った最後を飾るに相応しいナンバーだと思います。

ヴォーカル曲は全て英語詞ですし、幅広い音楽性を持っていますので洋楽好きの方にも楽しめるアルバムではないかと思います。ギター・フュージョン好きな私には、正直もっとインスト・ナンバーを聴きたかったという思いはあります。
カッティングの上手いギタリストが本当に上手いギタリストだと、私は勝手に思い込んでおります。私の好きなギタリスト、松原 正樹、今 剛、山岸 潤史、山下 達郎(ギタリストではないですが・・・)等は皆カッティングも上手いです。そんな私を満足させてくれたアルバムの1枚が、この『SMASH THE GLASS』でした。
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by kaz-shin | 2007-02-03 13:21 | FUSION系 | Trackback(1) | Comments(9) | |
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Tracked from FUSION (フュージ.. at 2007-02-03 19:24
タイトル : 検体番号25 <Smash The Glass(スマッシ..
今回解析するのは「土方隆行」の、<Smash The Glass(スマッシュ・... more
Commented by たにぴ@もまゆきゅ at 2007-02-03 18:03 x
ご無沙汰してます。
カッティングね、
藤丸さんとか、好きでしょー。でしょでしょ。
ぼくはね、窪田春男とかも好きでした。
あ、勿論憲司も(^^;)
Commented by FUSION at 2007-02-03 19:21 x
お邪魔します。
私もこのアルバム大好きです。マライアの延長線上に位置する作品かと思っていましたが、コンセプト的にはやはり別物と考えた方が宜しいようですね(笑)。マニアックに陥り過ぎる事無くバラエティーに富んだアルバムに仕上がっていますね。TBさせて頂きました。
カティングと言って思い出すのは・・・ディーン・パークス、今剛さん、野呂一生さん、そして・・・山下達郎さんですネ。私的には
Commented by WESING at 2007-02-03 23:54 x
大好きなアルバムです。
FUSIONさんがトラバしているようなので、この一言だけ。
Commented by WESING at 2007-02-03 23:56 x
と、思ったけど、もう一言。
僕はいつからカッティングが気になったのか覚えていないけど、
ベンチャーズの良さはドン・ウィルソンのカッティングによるところもあるんだと気付きました。
Commented by kaz-shin at 2007-02-04 03:06
たにぴさん、お久しぶりです。
藤丸さんも良いですねぇ~。確かに好きです・・・と言うか嫌いなギタリスト
なんていません(笑)
窪田さんとは渋いところを選びますね。考えてみればカッティングの名手というのは
ギタリストの数だけ存在するのかも知れませんね。
Commented by kaz-shin at 2007-02-04 03:15
FUSIONさん、コメントとTBありがとうございます。
FUSIONさんの記事を拝見したら、私のレビューの拙さに赤面状態です(笑)
ファンキーなナンバーでの土方さんのギター・プレイがたまらなく好きなので、
このアルバムも当然大好きです。

ディーン・パークスも良いですね。私の場合、海外のギタリストだとリー・リトナー、
ポール・ジャクソン・Jr辺りを思い浮かべます。
Commented by kaz-shin at 2007-02-04 03:20
WESINGさん、コメントありがとうございます。
ソロでのプレイの格好良さもありますが、私はカッティングが格好良い曲に
惹かれてしまいます。
ソロはパートですけどカッティングは曲全体に影響しまからね。
私にカッティングの格好良さや重要さを教えてくれたのは、リー・リトナーでしたね。
Commented by istmusic at 2007-05-21 15:04 x
マライアの名を知る人ももう少ない。
寂しいね。
Commented by kaz-shin at 2007-05-21 22:05
istmusicさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
私の年代では知っている人も多いでしょうが、段々減ってきているのは事実でしょうね。
せめて、音源が入手出来れば良いのですが・・・。
良い音楽は残していきたいものです。
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