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ニッポンのロック・ギタリスト達 vol.1 ◇ 2007年 02月 07日
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明日から2泊3日で九州・大分へ出張です。2日間ほど、記事の更新ならびに頂いたコメントのお返事が出来ません。9日夜に帰り次第、必ず返信、記事の更新をしますのでよろしくお願い致します。

今回紹介するのは、ビクター・エンタテインメントから2002年にリリースされたコンピレーション・シリーズ『ニッポンのロック・ギタリスト達 vol.1』です。タイトルからお解り頂けると思いますが、日本の素晴らしいギタリストの個性的な演奏を集めたコンピレーション・アルバムです。果たして収録されている全てのギタリストが"ロック・ギタリスト"なのかという疑問はありますが、この際そういう細かい所は無視することにします(笑)
『ニッポンのロック・ギタリスト達』は、vol.1からvol.4までの4作品がリリースされています。基本的には、ビクターからリリースされたアルバムからの音源を中心に選曲されていますが、未CD化のアルバムの音源も含まれていますので、私のようなギター好きな人間には嬉しいアルバムです。今回はシリーズ4作品の中で、1番好きなvol.1を紹介したいと思います。

『ニッポンのロック・ギタリスト達 vol.1』
01. CHURCH ON THE HILL / 是方 博邦
02. I Believe in You / 秋山 一将
03. BEYOND THE SKYSCRAPER / ジョージ吾妻
04. BLUE CURACAO / サディスティックス
05. WHAT'S HAPPENING / 北島 健二
06. The Thrill is Gone / B.B.KING with 野呂 一生
07. Bree / 松原 正樹
08. COLD WIND / ONE LINE BAND
09. ジャスト・ワンモア・ナイト / BOW WOW
10. I NEED YOUR LOVE SO BAD / ウエスト・ロード・ブルース・バンド
11. MAMBO JAMBO / 高中 正義
12. C.T.STOMP / 森園 勝敏 featuring 竹田 和夫
13. 齢には勝てないぜ / 吾妻 光良 & The Swinging Boppers

桑名 正博のバック・バンドや"カミーノ"を経て、"野獣王国"でも活躍している是方 博邦のソロ・デビュー・アルバム『KOBE KOREKATA』(1983年)に収録されていた01。爽やかなナンバーで、歌心溢れるソロが気持ち良いナンバーです。

10代でプロ・デビューして、"天才ギタリスト"と呼ばれていた秋山 一将が、1978年にリリースした初リーダー・アルバム『DIG MY STYLE』に収録されていた02。確かに凄いテクニックを持ったギタリストですね。JAZZをベースにしたフレージングの素晴らしさは格別です。山木 秀夫(ds)、杉本 和弥(b)、笹路 正徳(key)とのコンビネーションも素晴らしく、白熱した演奏が堪能出来ますね。『DIG MY STYLE』はぜひCDリリースして欲しい1枚です。

カルメン・マキのバンドで活躍していたジョージ吾妻の03は、1985年にリリースされたオムニバス・アルバム『HEAVY METAL GUITAR BATTLE Vol.2』に収録されていたナンバーです。前衛的な原田 節によるピアノ・ソロで始まり、美しい旋律のメロディーをサンタナを彷彿させる泣きのギターで聴かせてくれます。

サディスティックスの名盤『WE ARE JUST TAKING OFF』(1978年)に収録されていた、高中 正義作曲による名曲04。フェード・インしてくるイントロで「乗るぞ~!」の掛け声とともに始まるサンバ調の高中らしいナンバーです。高橋 ユキヒロ(幸宏)と後藤 次利のリズム隊によるグルーヴが心地良いです。

私が個人的に大好きなロック・ギタリストである北島 健二による05は、『HEAVY METAL GUITAR BATTLE』(1985年)に収録されていました。北島 健二と言えば、"フェンス・オブ・ディフェンス"や"パール"での活躍の他、歌謡ロック路線時代のアン・ルイスのバッキングで有名ですね。ギンギンのハード・ロック・インストゥルメンタルで、凄いソロが炸裂しているナンバーです。

B.B.キングが日本のギタリスト達と共演したことで話題になった1990年のアルバム『B.B.KING & SONS, LIVE.』に収録されていた06。野呂 一生のブルージーなギターがとにかく素晴らしいナンバーです。B.B.キングの歌・ギターのブルージーさは流石だと思わせますね。渋い1曲です。

私が敬愛して止まない日本でもトップ・クラスのスタジオ・セッション・ギタリストである松原 正樹のナンバー07。1979年にリリースされた2ndソロ・アルバム『TAKE A SONG』からの選曲です。前半はバラード調で、美しい旋律をヴォリューム・ペダルを駆使したソロを披露し、後半のアップ・テンポのサンバ調に変わってからは、ダイナミックながらも美しいフレーズのソロを聴かせてくれる名曲中の名曲。残念ながら『TAKE A SONG』はCD化されていません。こんなに良いアルバムが何故CD化されないか、納得がいきません(笑)

以前、当ブログでも紹介した"SHOGUN"の前身バンド"ONE LINE BAND"が唯一残した1978年のアルバム『YELLOW MAGIC』に収録されていた08。もちろんギターは、芳野 藤丸です。芳野 藤丸のヴォーカルがフィーチャーされたナンバーですが、味のあるソロを聴くことが出来ます。

日本を代表するハード・ロック・バンド"BOW WOW"の1977年リリースの2ndアルバム『SIGNAL FIRE』に収録されていた09。山本 恭司と斉藤 光浩のツイン・ギターのアンサンブルが見事なナンバーです。1977年当時、若干21歳だったとい山本 恭司のテクニックは鳥肌ものです。

1970年代に関西で人気を誇っていたブルース・バンド"ウエスト・ロード・ブルース・バンド"の1984年のアルバム『JUNCTION』に収録されていたのが10です。R&Bシンガーであるリトル・ウィリー・ジョンのカヴァー曲で、ギターは山岸 潤史と塩次 伸二の二人ですが、やはり山岸の粘っこく黒っぽいソロが良いですね。

高中 正義が、1978年にギター教則用アルバムとしてリリースした『ON GUITAR』に収録されていた11。ご存知ラテン・ミュージックの大御所、ペレス・プラードの名曲のカヴァーです。高中ギターの場合、技術的なことよりも耳に馴染むフレーズの良さが印象に残りますね。

"四人囃子"、"PRISM"等で活躍し、日本を代表するギタリストの一人である森園 勝敏のナンバー12は、1990年にリリースされたアルバム『CROSS-TALK』に収録されていたナンバーで、竹田 和夫と共演しています。ブルース色たっぷりの二人のソロが素晴らしいナンバーです。

吾妻 光良 & The Swinging Boopersが1991年にリリースしたアルバム『Stompin' & Bouncin'』に収録されていたジャンプ・ナンバー13。ユーモラスな歌詞に心地良いスウィング感で楽しく明るい曲ですが、ギター・ソロは非常に短くて物足りません(笑)

二日間ほど記事を書けないので、今回は少しだけいつもより長めのレビューにしてみました。内容はあまりないので、飛ばし読みして頂ければと思います(笑)
こういうコンピレーション・アルバムを聴くと、ギタリストそれぞれに個性があって面白いなと思いますし、日本にも世界に誇れるギタリストは大勢いることを改めて感じました。
ビクターならではのコンピレーションだと思いますし、今では入手困難な作品、未CD化の作品も含まれていますので、ギター・サウンドが好きな方には楽しんでもらえる1枚だと思います。
自信を持ってお薦め出来る1枚です。
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by kaz-shin | 2007-02-07 00:02 | Compilation / Cover | Trackback | Comments(4) | |
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Commented by WESING at 2007-02-07 18:43 x
これが発売されたときには全部↑買いたいと思ったんですけどね。
でも、持っているのも多いし、ということで、個人名のを(たぶん)2枚買いました。
後に個人名のを1枚とコンピ盤のVol.2を中古盤で見つけて買いましたが、安く見つかればと思っているんですけど、無理かなぁ。
Commented by kaz-shin at 2007-02-09 20:39
WESINGさん、コメントありがとうございます。返信遅くなってすみません。
このコンピは、あまり中古店では見かけませんね。私も密かに探しています。
WESINGさんと同様、本当は全部欲しいのですがお金もかかるし、
他に欲しいアルバムも沢山あるので難しいですね。
安棚で見つかると嬉しいのですが・・・そうは上手くいきません(笑)
Commented by まるいチーズ at 2007-02-10 00:18 x
出張ご苦労様でした、営業(でしたよね?)の方は大変です、しかし営業の方がいないと会社は成り立ちません(私はいつもそう思っております)、ぜひご自愛の程を、、、
さてこのシリーズもいい曲、ギタリストが揃っていますねえ、このVol.1では特に02の秋山一将さんが好きなギタリストです。たしか1stは発売日に買いに走った記憶が(笑)、、、
70年代後半のフュージョン系のギタリストの中でも特にJAZZの香りが濃い方ですよね、何故かリーダー作はCD化されませんが(万人受けしないのかな?)。宮本典子さんのバック(特にシングル”ひとつ年上”のB面が好きなのですが)や、鈴木勲さんのグループでのプレイも好きです。
Commented by kaz-shin at 2007-02-10 00:48
まるいチーズさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
>出張ご苦労様でした
ありがとうございます。営業の場合、トラブル処理での出張だと心神ともに
ヘトヘトに疲れますが、売上につながる前向きな仕事での出張は心地良い疲れですから・・・。大丈夫です(笑)

さて、今回紹介したコンピの中の秋山さんと松原さんのアルバムに関しては、
どうしてもCD化して欲しいですね。曲によってはCD化されているのだから
アルバムをCD化出来ない訳がないはずですよね。
やはり売れないからでしょうか・・・。
秋山さんのJAZZYで素晴らしいテクニックのギター・プレイを一杯聴きたいです。
宮本さんのアルバム『VIVID』での秋山さんのプレイは光ってました。
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