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THE RIPPINGTONS_MOONLIGHTING ◇ 2007年 02月 13日
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今回紹介するのは、ギタリストとしてもプロデューサーとしても実力を持ったラス・フリーマンのソロ・プロジェクト的なグループ"リッピントンズ"の1987年にGRPからリリースされた1stアルバム『MOONLIGHTING』です。
このリッピントンズは、インディーズ・レーベルからGRPが引き抜いたという経緯があります。ですからこの『MOONLIGHTING』も、本当は『Moon Riging』というアルバム・タイトルで1986年にリリースされていました。日本ではグループ名も"CRUSE CONTROL"という名前だったようです。
2ndアルバムである『Kilimanjaro』もインディーズ・レーベルからリリースされていたもので、GRPが引き抜いた時に版権も買い取って再販したのだとか・・・。
実際にGRPで制作されたのは、名盤と誉れの高い3rdアルバム『Tourist In Paradise』(1989年)が最初になります。

どんな経緯であれ、ラス・フリーマンを中心に制作されたこの『MOONLIGHTING』は、まさしくリッピントンズのサウンドですね。打ち込みによるリズムをベースにしながらも心地良いFUSIONサウンドを聴かせてくれます。デヴィッド・ベノワやケニーG、デイヴ・コズ等が参加してゲスト参加しています。

『THE RIPPINGTONS / MOONLIGHTING』
01. MOONLIGHTING
02. SHE LIKES TO WATCH
03. ANGELA
04. DREAMS
05. MIRAGE
06. CALYPSO CAFE
07. OPEN ALL NIGHT
08. INTIMATE STRANGERS

アルバム・タイトル曲01は、南国のジャングルを照らす月明かりを連想させるナンバーです。フリーマンのギター・リフとソロ、ジミー・ジョンソンのベース・ソロ、そしてブランドン・フィールズのアルト・サックスのソロがフィーチャーされた軽快なナンバーです。

キレの良いリズムに乗せ、ケニーGのソプラノ・サックスが高らかに歌う02。フリーマンのギター・カッティングも素晴らしく、聴いていて心地良い気分になれる曲ですね。

フリーマンのクラシック・ギターをフィーチャーした03。デヴッド・ベノワのピアノも加わり、アコースティックなサウンドを軸に美しいメロディーが奏でられていきます。乾いた心地良い風を感じます。

デヴィッド・ベノワのピアノ、デイブ・コズのEWIが印象的な04。コズのEWIを聴いていると不思議に眠くなります。夜、ベットに入ってからこのアルバムを聴いていると、この曲以降の記憶がほとんどありません(笑)

The Benoit / Freeman Projectでもお馴染みの05。もちろんベノワのピアノが際立っていますし、ブランドン・フィールズのアルト・サックスのブロウも熱いです。

タイトル通りカリプソ風な06は、南国のビーチのカフェでビールでも飲みながら聴きたい、そんな1曲ですね。打ち込みではなくトニー・モラレスのドラミングを楽しめます。

タイトな打ち込みによるリズムに、ハードなギター・サウンド。ケニーGのスリリングなサックス・プレイが印象的な07。夜のドライヴィング・ミュージックに最適なエキサイティングなナンバーですね。

落ち着いた雰囲気を持ったミディアム・バラード・ナンバー08。デイヴ・コズのEWIにベノワのピアノがフィーチャーされています。ベノワ独特の高音域での転がるようなピアノ・タッチと、フリーマンのアコースティック・ギター・ソロが際立っているナンバーですね。

やはりリッピントンズは、ラス・フリーマンのソロ・プロジェクト的なグループであると言えますね。全ての曲を書き、アレンジを施し、プロデュースするというその才能の高さには驚かされます。そんな中でも、デヴィッド・ベノワのと相性は抜群に良いように思います。ラス・フリーマンの弾くギターの音色とベノワのピアノの音色の相性が良いのかも知れませんね。あまり話題にならないアルバムですが、良いアルバムだと思います。
リッピントンズのアルバム・ジャケットにはお決まりのイラスト「Jazz Cat」も味があって大好きです(笑)
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by kaz-shin | 2007-02-13 00:10 | FUSION系 | Trackback | Comments(4) | |
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Commented by DENTA at 2007-02-13 20:53 x
デヴィッド・ベノワやブランダン・フィールズ、ケニーG、グレッグ・カルーカス、デヴィッド・コズ、スティーヴ・リードと今ではトップにいる方々がクレジットされているアルバムですね。
中でも際立つのはベノワのピアノでしょうか。彼はいつ聞いても素晴らしい!

リップの雛形となるラスのソロアルバム、Nocturnal Playgroundも欲しいところですが、レア過ぎますなぁ。

因みにリップで買っていない、残るCDはキリマンジャロに、コンコードに移ってからのワイルド・カード。目指せコンプリート!!
Commented by at 2007-02-13 21:42 x
彼らのアルバムに関していえば、一貫して爽やかなサウンドを聞かせてくれているように思います。同じサウンドを続けていると、得てして徐々に飽きられてくる傾向がみられることもありますが、彼らの場合、特に全体のアンサンブルを考えたラスのアレンジセンスがそれを受けつけない魅力のように思えます。
特に彼らの初期の作品を聴いてみると、どこかで聴いたことがあるような楽曲が多く、TV番組やFM番組等で何気なく耳にしているケースが多かったのかもしれません。
個人的には「キリマンジャロ」が一押しですね。
Commented by kaz-shin at 2007-02-14 00:09
DENTAさん、コメントありがとうございます。
リッピントンズの記事ならDENTAさんからコメント頂けるだろうと思ってました。
リッピントンズが出た頃は、正直FUSIONから興味が冷めてました。
ですから完全に後追いなんですね。多分コンピレーションで聴いたのが最初だったと思います。
それにしても心地良い音楽ですね。ベノワのピアノが加わると確かに一味違いますね。
頑張って制覇して下さい。
Commented by kaz-shin at 2007-02-14 00:22
夢さん、コメントありがとうございます。
ラス・フリーマンのアレンジでいつも感心するのは、打ち込みを使っても
全然嫌味な感じがしないところですね。
特にFUSION系の音楽の打ち込みには馴染めないのですが、彼の
アレンジには何故か拒否反応が起きないですね(笑)
夢さんの仰るように全体のアンサンブルを考慮したアレンジだと思います。

『キリマンジャロ』はまだ未聴なんで、ぜひ聴いてみたいです。
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