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WEST COAST ALL STARS_California Dreamin' ◇ 2007年 02月 18日
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ジャケット写真が季節外れですが、今回紹介するアルバムは久しぶりにコーラス(ア・カペラ)ものです。1997年夏に発売されたウエスト・コースト・オールスターズの『California Dreamin' (夢のカリフォルニア)』です。ウエスト・コースト・オールスターズというユニットは、このアルバム制作されたユニットで、集められたメンバーがとにかく凄いの一言です。
ビル・チャンプリン、ジェイソン・シェフ、ボビー・キンボール、ジョセフ・ウィリアムスの4人組で、名前を見ればAOR好きの人にはお馴染みのヴォーカリストばかりです。お気付きでしょうが、ChicagoとTOTOで活躍したヴォーカリストが集まっているのです。ロック系のヴォーカリストが集まってア・カペラのコーラス・アルバムをリリースしただけでも興味津々ですよね。しかも取り上げている曲は、ウェスト・コースト・サウンドを代表する名曲ばかりです。

プロデューサーは、ジョーイ・カーボーン。ジョセフ・ウィリアムスのソロ・アルバムや1980年代には日本で多くのCMソングをプロデュースしていた人物です。エグゼクティヴ・プロデューサーは、日本の大手のプロダクションであるホリプロの堀 一貴(現在、副会長)。ホリプロも音楽製作に力を入れていたんですね。ジョーイがこの企画を思い付き、堀 一貴に話を持ちかけたらしいです。確かに日本人受けする企画と言えますね(笑)
コーラス・アレンジは、ビル・チャンプリン(一部でジョセフ・ウィリアムスが加わっています)。スタジオ・セッションにおいて数多いコーラスの仕事をこなしてきたビル・チャンプリンは、まさに適任と言えるでしょうね。

『WEST COAST ALL STARS / California Dreamin' (夢のカリフォルニア)』
01. California Dreamin' (夢のカリフォルニア)
02. Rikki Don't Lose That Number (リキの電話番号)
03. Your Smilin' Face (永遠の瞳)
04. Heaven In Your Eyes
05. Takin' It To The Streets
06. Hotel California
07. Shine On Me
08. God Only Knows (神のみぞ知る)
09. Siter Golden Hair (金色の髪の少女)
10. We're All Alone (ふたりだけ)

1966年にママス&パパスが大ヒットさせた名曲01。ドゥー・ワップ・スタイルのコーラスでゆったりと歌われています。リードをとるのは、ビル、ジェイソン、ボビー、ジョセフの全員が分け合っています。それぞれの個性がよく出ていて面白いです。

スティーリー・ダンの1974年のアルバム『Pretzel Logic』に収録されていた02。オリジナルは文句無く格好良いですが、4人のコーラス・ワークも見事の一言です。アルバム中でもかなりお気に入りの1曲になっています。リード・ヴォーカルは、ボビー・キンボールで迫力ある歌声を聴かせてくれます。

ジェームス・テイラーのアルバム『JT』(1977年)に収録されていた03。ア・カペラ向きに曲かも知れませんね。明るい感じで、楽しく歌っている雰囲気が伝わってきます。リード・ヴォーカルのジェイソン・シェフのハイ・トーン・ヴォイスが光ります。

このアルバムの為に作られたオリジナル曲04。ジョーイ・カーボーンとジョセフ・ウィリアムスの共作ですが、これが結構良い曲なんです。ミディアム・バラードで、ジョセフの柔らかいヴォーカルとコーラスの調和が実に気持ち良いです。

ドゥービー・ブラザーズの1976年のアルバム『Takin' It To The Streets』のタイトル曲05。マイケル・マクドナルドの色濃いナンバーですね。ビル・チャンプリンがリード・ヴォーカルです。個人的にはビルの声質が1番好きなんです。分厚いコーラスが印象的です。

ドゥービーが登場すれば、当然このバンドも登場しない訳にはいかないであろうイーグルス。お馴染みの名曲06。この曲をア・カペラで歌うというのが凄いですね。素晴らしいコーラス・アレンジだと思います。ボビー・キンボールのリードも凄く良いですが、圧巻はエンディングでのギター・ソロ部分をジェイソン・シェフが声で完全コピーしているところでしょう。

オリジナル曲07。このアルバムの為に書かれた曲ですが、04と同様に良い曲なんですね。ビル・チャンプリン、ジョーイ・カーボーン、ミシェル・ハートの共作です。ビル・チャンプリンとジョセフ・ウィリアムスの二人がリードをとっています。

ビーチ・ボーイズの名曲08。1966年のアルバム『Pet Sounds』に収録されていた曲で、多くのカヴァーが存在する曲ですね。あえてビーチ・ボーイズなコーラスを意識していないようですが、気持ち良さは抜群ですね。爽やかな風を感じます。ジョセフ・ウィリアムスがリード・ヴォーカルです。

1975年にアメリカが大ヒットさせた09。イントロのあの印象的なギターのフレーズもしっかり声で再現されています。リード・ヴォーカルのジェイソン・シェフにぴったりのナンバーですね。西海岸を感じさせるメロディー、コーラス・アレンジにうっとりです(笑)

ボズ・スキャッグスのお馴染みの名曲中の名曲10。イントロのコーラスだけではおそらく「We're All Alone」だとは気付かないでしょう。リード・ヴォーカルのビル・チャンプリンの歌が入って初めて「ああっ!」と気付くような洒落たコーラス・ワークが特徴ですね。この手のバラードを歌わすと、ビルの独壇場という気がします。

私のようなコーラス好きにはたまらない1枚ですが、AOR好きの人も要チェックだと思います。なんせビル・チャンプリン、ジェイソン・シェフ、ボビー・キンボール、ジョセフ・ウィリアムスの4人が集まり、コーラスを聴かせてくれるなんて贅沢な話ですから・・・。
このアルバムがリリースされた翌年の1998年には、第二弾となる『Naturally』がリリースされました。こちらは未聴なんですが、ビル・チャンプリンの代わりにトミー・ファンダーバークが参加しているようです。2006年にはベスト・アルバムもリリースされているよなので、興味のある方はぜひ聴いてみて下さい。晴れた日のドライブのBGMにぴったりだと思います。
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by kaz-shin | 2007-02-18 00:01 | Compilation / Cover | Trackback(2) | Comments(6) | |
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Tracked from MUSICBOX at 2007-02-18 14:39
タイトル : California Dreamin' (West Co..
先日、「ブログが2月26日以来更新されていない!!」とのクレームを受けて本日更新(笑)もう一ヶ月も経ってる。(汗) 昨日(3月25日)Yahoo ドームへホークス開幕戦に行ったのだがオープニングの国歌はなんとサーカスのアカペラコーラス。上手い!!! というわけでコーラス畑出....... more
Tracked from 音楽の杜 at 2007-02-23 23:00
タイトル : West Coast All Stars 「Natura..
AOR界のスーパーヴォーカリスト4人の極上のアカペラ ここ2,3週間、このアルバムを愛聴しております。偶然にもブログ仲間のkaz-shinさんが彼らのファーストアルバムを記事にしていらっしゃったので、こちらでは彼らのセカンドをアップしてみました。 本作はAOR界きってのスーパーヴォーカリスト、ボビー・キンボール、ジョセフ・ウィリアムス、ジェイソン・シェフ、トミー・ファンダーバークの4人がアカペラに挑戦したアルバム。ファーストアルバムではビル・チャンプリンが参加していましたが、今回はビルに代わり...... more
Commented by martha1961 at 2007-02-18 14:44 x
こんにちは。
このアルバムホントいいですよね~~~TBさせていただきました。
リリースされたのはもう10年前なんですよね。~~~
オリジナルを知ってるだけに、コントラストも楽しめて、何よりみんなのボーカルの凄さを感じます。
オリジナルの”Heaven In Your Eyes"いい曲ですよね~~。
2nd.アルバムの"Naturally"も私は好きです。
う~~ん甲乙つけがたいですね。
Commented by kaz-shin at 2007-02-18 20:22
martha1961さん、コメントとTBありがとうございます。
コーラスものが結構好きなんで、このアルバムも凄くお気に入りの1枚です。
オリジナル曲も良い曲ですしね。
2ndの『Naturally』は、ビル・チャンプリンが抜けたというので未聴なんですが、
聴いてみたくなりました。
Commented by 240_8 at 2007-02-18 21:03
こんばんは!
奇遇ですね。私も久しぶりにこのアルバムを週末に聴いてました。
(ブログにアップしようと思っていたのですが、違うものにしてしまいました)
意外にもオリジナル作品がいいんですよね。
⑤⑧⑨あたりが私のお気に入りです。
セカンドもなかなかいいですよ。「How Deep Is Your Love」とか「Just The Way You Are」とか。そうそう「My Love」もいいですね。
楽曲の良さではセカンドのほうが好きですね。
Commented by kaz-shin at 2007-02-18 21:48
240_8さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
2ndは新品での入手は困難でしょうから、中古を気長に探してみます。
選曲は1st以上にバラエティーの富んでるみたいですし・・・。
ぜひ、240_8さんも記事をアップして下さいね。
楽しみにしてます。
Commented by 240_8 at 2007-02-23 23:01
こんばんは!
早速記事にしました。
このセカンドは廃盤なんですか??う~ん、ちょっと勿体無いですね。
それにしてもこのジャケ、なんとかならなかったのでしょうかね?
Commented by kaz-shin at 2007-02-24 00:07
240_8さん、いつもコメントありがとうございます。
記事を読ませて頂きました。ますます2ndが聴きたくなってしまいましたよ。
頑張ってBOOK OFFやGEOで探してみますね。

確かにジャケットに力入れてないですね。まだ1stの方がイメージ的には
良いかも知れないですね。
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