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桃姫BAND_UIJIN (初陣) ◇ 2007年 02月 26日
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今回紹介するのは、私の大好きなカヴァー・アルバムの1枚である桃姫BANDの『UIJIN (初陣)』です。1992年12月にリリースされました。
桃姫BANDとは、金髪に青い目をしたヴォーカリストである"桃姫"をリーダーとしたバンドです。
ご存知の方も多いでしょうけど、桃姫=尾崎 亜美。いわゆる覆面バンドですね(笑)
バンドのメンバーは、
桃姫(尾崎 亜美) : Vocals、Chorus
山木 秀夫 : Drums
小原 礼 : Bass、Vocals、Chorus
鈴木 茂 : Guitars、Chorus
今 剛 : Guitars
佐藤 準 : Keyboards、Vocals、Tambourine、Chorus
富田 素弘 : Keyboards、Chorus
松武 秀樹 : Synthesizer Programing
という凄腕ミュージシャンが集まっています。収録曲の大半は、1960年代~1970年代のソフト・ロックからハード・ロックまでの洋楽ロックの名曲です。洋楽、特にロック好きな方にはお馴染みな曲ばかりだと思います。

自身のアルバムでも、比較的ロック・テイストの曲が多い尾崎 亜美のヴォーカルが、実に溌剌としていて聴いていて楽しいですね。8曲のカヴァー曲中、2曲は尾崎 亜美自身が訳詞を付けて日本語で歌っていますが、残り6曲は英語で歌っています。
アレンジに関してはバンド名義が3曲、富田 素弘が2曲、小原 礼が2曲、佐藤 準と鈴木 茂が書く1曲担当していますが、オリジナル曲のイメージを大切にしたアレンジが好感が持てますね。ロック・ヴォーカリスト、尾崎 亜美と凄腕スタジオ・ミュージシャンによるカヴァー曲の演奏が堪能出来る1枚です。

『桃姫BAND / UIJIN (初陣)』
01. cout down to ecstasy (インスト・SE)
02. BORN TO BE WILD
03. HIGHWAY STAR
04. HEART OF GLASS
05. SOMEBODY TO LOVE
06. NEVER MY LOVE
07. HOT STUFF
08. OLD FASHIONED LOVE SONG
09. ROCK AND ROLL

リハーサル時のアドリブ演奏をそのまま録音したような短いインスト01。これから始まる演奏への期待が否応無く高まります。

Steppenwolfが1968年にリリースして大ヒットした02。邦題は「ワイルドで行こう」で、映画「イージー・ライダー」でも使用されたことでお馴染みのナンバーですね。小原 礼のアレンジで若干FUNKYな感じに仕上がっています。小原 礼のヴォーカルもなかなか渋くて良いですよ。

私と同年代の人ならば大抵の人は聴いていたであろうDEEP PURPLEの1972年の名盤『Machine Head』のトップを飾った03。いきなりジョン・ロードを彷彿させるオルガン、松原 正樹が自分のライブDVDで「日本最速のドラマー」と紹介していた山木 秀夫のドラミング、鈴木 茂と今 剛のギター・ソロと聴き所満載の1曲です。尾崎 亜美のハスキー・ヴォイスも魅力たっぷりです。

BLONDIEが1979年に大ヒットさせた04。デボラ・ハリーは30歳を過ぎてのデビューでしたが、その分色っぽかったですね。尾崎 亜美が自分の訳詞で、日本語で歌っています。デボラには及びませんが、なかなか艶っぽいヴォーカルを聴かせてくれます。

JEFFERSON AIRPLANEの出世作である1967年リリース『Surrealistic Pillow』の収録曲で大ヒットした05。富田 素弘によるR&B色の強いアレンジがご機嫌です(古い言い方ですみません・・・汗)。尾崎 亜美の低音域での歌声を含め、ヴォーカリストとしての尾崎 亜美の魅力が詰まった曲だと思います。

ソフト・ロックの代表グループとも言えるTHE ASSOCIATIONの1967年の大ヒット曲06。邦題は「かなわぬ恋」でした。この曲も数多くのカヴァーが存在しますね。日本語詞で歌われています。小原 礼のアレンジがまさにソフト・ロックという雰囲気で秀逸ですね。

1970年代終盤にディスコの女王と呼ばれていたDONNA SUMMERの1979年の大ヒット曲07。鈴木 茂のアレンジ曲ですが、あえてディスコ色は強くせずに軽快な感じに仕上げています。この曲での尾崎 亜美のヴォーカルも素晴らしいですね。

Paul Williams作曲の名曲で、THREE DOG NIGHTが1971年に大ヒットさせた08。佐藤 準のアレンジですが、シンセを巧みに使いサイケデリックな雰囲気を醸し出しています。

最後を飾る09は、これまた私と同年代の人の大半は聴いていたであろうLED ZEPPELINの名盤『Led Zeppelin IV』(1971年)に収録されていたナンバーです。アルバム中で1番ロック色の強いアレンジです。鈴木・今によるギター・コンビが大活躍ですし、山木 秀夫のドラミングもロックしてます。それにしても尾崎 亜美はロック・ヴォーカリストとしても充分食べていける気がします。自身のアルバムでは聴けないようなハードな歌声を聴かせてくれます。

このアルバムは発売されたほぼ同時期に購入して聴いていたのですが、先日ふと聴きたくなって聴きました。おそらく10年は聴いていなかったと思いますが・・・。
久しぶりに聴いたら、昔よりも何故か血が騒ぎましたね(笑)
改めて尾崎 亜美のヴォーカリストとしての力量に驚き、日本のJ-POPシーンを支えてきたスタジオ・ミュージシャンのテクニックの素晴らしさを痛感しました。
現在は廃盤ですが、BOOK OFF等の中古店ではよく見かける1枚です。しかも格安で売られているみたいですから、興味のある方はぜひ聴いてみて下さい。ロック系のカヴァー・アルバムとしては、かなり出来の良いアルバムですからお薦めです。
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by kaz-shin | 2007-02-26 00:01 | Compilation / Cover | Trackback | Comments(6) | |
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Commented by ひと at 2007-02-27 00:30 x
太くて力強くタイトな小原礼の音はどうしても耳が追ってしまいます。
バンド全体が締まりますね。それに尾崎亜美がこんなに歌えるなんて。
中音域がしっかり出せる歌手というご主人の言葉どおりだと思いました。
Commented by kaz-shin at 2007-02-27 00:49
ひとさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
小原さんのベースはロックが似合いますね。このアルバムを聴くと、そんな風に
いつも感じてます。
尾崎 亜美さんは歌は上手い方だと思っていましたが、このカヴァー・アルバムで
予想以上にロックが似合っていたので驚きましたね。
Commented by 竜胆 at 2010-09-30 04:42 x
今更でしょうけど 見つけたのでコメントさせてください。
私は、4曲目の歌をCMで聴いて購入しました。
たまーに聴きます。いつ聴いても楽しめる1枚だと私も思いました。
Commented by kaz-shin at 2010-10-01 00:14
竜胆さん、はじめまして。コメントありがとうございます。
第二弾もリリースされるかなと思っていましたが、未だに実現されません(笑)
亜美さんはヴォーカリストとしても魅力がありますから、またこういうアルバムをリリースして欲しいですよね。
Commented by nyonyo at 2011-09-15 01:26 x
はじめまして。
4曲目のHeart of Glassはシングルカットされていまして、アルバムバージョンとはアレンジも亜美さんの歌い方も違うんですよ。
アルバムでは低い声で歌われていますが、シングルでは原曲のような高い声で歌われています。
シングルバージョンは「ノエビアCM HITS!」というノエビアのCMソングを集めたアルバムにも収録されていますので、もしまだ聴かれていなければ是非とも聴いてみてください。
Commented by kaz-shin at 2011-09-18 07:17
nyonyoさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
レスが遅くなってしまい、本当にすみませんでした。
「Heart of Glass」 にシングル・バージョンが存在するのは知りませんでした。
確かにノエビアのCMで使われていたのは憶えているのですが、バージョンが違うということには気付かなかったです。
シングル・バージョンは聴いてみたいですね。
『ノエビアCM HITS!』は、以前から気になっていたアルバムなので探してみます。
情報ありがとうございました。
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