人気ブログランキング | 話題のタグを見る
Music Avenue
musicave.exblog.jp
Top
湾岸ミッドナイト FLASH BACK ~8 Image Songs~ ◇ 2007年 03月 06日
湾岸ミッドナイト FLASH BACK ~8 Image Songs~_e0081370_21371826.jpg 

今回紹介するのは、大映ビデオ・シリーズ「湾岸ミッドナイト」のイメージ・アルバムとして1994年にリリースされた『湾岸ミッドナイト FLASH BACK ~8 Image Songs~』です。
このアルバムを選んだ理由は、1986年に角松 敏生のプロデュースでデビューしたファンキーなバンド・JADOESの実質的なラスト・アルバムと言える作品だからです。JADOES名義のオリジナル・アルバムとしては、1992年にリリースされた『CD買って下さい』が最後になりますが、今回紹介する『湾岸ミッドナイト』は、全作曲をメンバーである藤沢 秀樹と伝田 一正、全編曲を藤沢 秀樹、演奏がJADOESが担当しています。そして藤沢 秀樹が4曲(内1曲はデュエット)、上原 ケイというシンガーが6曲(内1曲はデュエット)ヴォーカルを担当しています。ですから純粋にJADOESのアルバムとは言い難いですが、その音楽は紛れも無くJADOESのモノなので個人的にはJADOESのラスト・アルバムだと思っています。

『湾岸ミッドナイト FLASH BACK ~8 Image Songs~』
01. monologue 1
02. FLASH BACK
03. 私を思い出して ~Raison d'etre~
04. SHAMPOO DOLL
05. MASQUERADE
06. monologue 2
07. さよならのVIDEO
08. Je t'aime ~天国の記憶~
09. PILLOW TALK
10. ラストシーンは口づけで
11. monologue 3
12. 私を思い出して(reprise)

01、06、11のモノローグは、主演の大鶴 義丹のセリフです(笑)

JADOESらしいファンキーなナンバー02。アルバム・タイトルとなっている曲ですが、作詞は大鶴 義丹。なかなかの才能に驚いてしまいました。藤沢のヴォーカル曲です。

「湾岸ミッドナイト4」の主題歌である03。ヴォーカルは上原 ケイです。上原 ケイと聞いて知っている人は少ないと思いますが、本名である浦田 千尋でミュージカル女優として活躍していますので、ミュージカルや演劇が好きな人ならご存知の方もいるかも知れません。美しいメロディーを持ったバラード曲で、上原 ケイがしっとりと歌いあげています。

04もJADOESらしい明るくポップなナンバーです。ヴォーカルは藤沢 秀樹です。リラックス・ムードで気持ち良さそうに歌っているのが印象的です。

タイトな打ち込みサウンドによる05。伝田 一正作曲のナンバーですが、雰囲気があって上原 ケイのヴォーカルによく似合っているミディアム・ナンバー。

ファンキーながらも決して重くない、ライト・ファンクといった感じの07。藤沢 秀樹のヴォーカル曲です。伝田 一正らしいキャッチーなメロディーとキレの良いギター・ソロが特徴ですね。

「湾岸ミッド・ナイト4」の挿入歌08。上原 ケイのヴォーカル曲ですが、そのままシングルがきれそうなキャッチーなナンバーですね。都会的なイメージが強く、夜のドライブのBGMにはぴったりな1曲かも知れません。藤沢 秀樹の作曲です。

見事なコーラス・ワークで始まる09。打ち込みのリズム・アレンジが良い味を出しているナンバーです。最もJADOESっぽく感じない曲かも知れません。上原 ケイのヴォーカル曲。

「湾岸ミッドナイト4」のエンディング・テーマ曲10。上原・藤沢のデュエット曲で、スケールの大きいミディアム・バラード曲に仕上がっています。オーソドックスな展開の曲ですが、逆にデュエット曲の場合はこういう方が安心して聴けますね(笑)

JADOESを好きな人が、JADOESのアルバムとして聴くと不満が残るアルバムかも知れませんが、曲によってはJADOESを感じる事は出来ます。真夜中の首都高や高速湾岸線を車で走る時にBGMとして聴くのには最高だと思います。1990年代半ばですからCITY POPという言葉は廃れていましたが、十分CITY POPなアルバムだと思います。
たまに今回のようにサウンド・トラック系のアルバムを、これからも「企画モノ」というカテゴリで紹介していこうと思います。
by kaz-shin | 2007-03-06 00:01 | 企画モノ | Comments(10) | |
Commented by rs at 2007-03-06 08:44 x
kaz-shinさん、音楽の幅広すぎです(笑)

自分は車も好きでこの原作も全巻持ってますし
ビデオも発売と同時に見たものです。

で、シリーズ後半のFLASH BACKに「ん?」って思ったらJADOESだったという。

その頃は既にJADOESは聞いてなかったんですが
これを機にまた聞き出しました。

しかし、このアルバムがココに出てくるとは驚きでした、
また、驚かせて下さい!
Commented by いわとも at 2007-03-06 22:49 x
JADOESのこんなアルバムがあったのですね。
存在すら全く知りませんでした。
アルバム『CD買って下さい』が最後だと思ってました。
雰囲気は『CD買って~』のようなのでしょうか?
(うぉ~、聴きたい)
このアルバム、どこかで必ず探してみせます!
(無理かなぁ~)
Commented by kaz-shin at 2007-03-06 23:03
rsさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
>kaz-shinさん、音楽の幅広すぎです(笑)
幅が広いと言うと聞えが良いですが、節操が無いだけなんですよ(笑)
実はこのビデオ見てないのですよ。たまたま店頭でこのCDを見つけて
JADOESが音楽担当なので買ったものです。
ただ千葉県に住んでる私としては、湾岸は身近な高速なので今度見て
みたいなと思ってます。
またrsさんを驚かすアルバムを紹介できたら良いのですが・・・(汗)
Commented by kaz-shin at 2007-03-06 23:07
いわともさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
いわゆるサントラ盤みたいなもので、ジャケットをよく見ないとJADOESが
参加しているのも気付かないと思います。
ぜひ、探して聴いてみて下さい。
『CD買って下さい』とは、はっきり言ってかなり異なりますね。
コミカル路線は一切無しです。サウンド的にも初期に近い感じですね。
↑でも書きましたが、夜のドライブにぴったりですよ。
Commented by 弥生 at 2007-03-07 23:28 x
存在を知りませんでした、びっくりです。欲しいです。その一言です。
Commented by kaz-shin at 2007-03-07 23:37
弥生さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
こんなアルバムを見つけ出す私が異常なんですよ(笑)
1番手っ取り早く入手するには、オークションかも知れませんよ。
結構出品されているみたいです。中古店ではほとんど見かけませんね。
見つかると良いですね。
Commented by てつ at 2007-04-07 03:41 x
すみません連続で(笑)。また書けるうちに書かせて頂きますね。このアルバムお持ちなんですね。私はシングルのほうを持っています。確か「FLASH BACK」と「Je t'aime ~天国の記憶~」が収録されていたと思います(整理整頓が苦手なもので、どこに置いたか見つからない・・・笑)。中古店でシングルを見つけ、「上原ケイ」さんて知らないなあ?と思って作曲者を見たところ、JADOESだ!と思って買いました。私もとても気に入っています。
Kaz-shinさんがお聴きになっているアーティストや楽曲は、私も好きなかたが非常に多いので、いつもとても嬉しくなります!
Commented by kaz-shin at 2007-04-07 11:25
てつさん、こんにちは。
>すみません連続で(笑)。
いえいえ、大歓迎ですよ。沢山コメントを頂けるのは嬉しいですから・・・。

それまでのJADOESのアルバムの特徴でもあったコミカルな曲は一切無しの
アルバムなのが新鮮でしたね。サウンド・トラックなので当然でしょうけど。
もし中古店でアルバム見つけたら、ぜひゲットして下さい。今のところ
JADOESとしては最後の作品だと思いますので。
Commented by KOTARO at 2008-05-16 10:36 x
このアルバムは知りませんでしたが、大鶴義丹というひとは
コンピューターも自作しながら記事を書いたりと、多才なひとですね。
文才の方は父が唐十郎ですから、当然なのかもしれません。
マンガの方は有名過ぎます。僕は読みませんがつぼを押さえた
マニア向きだと思います。

ところで水谷豊さんがTVでやっぱり「カリフォルニアコネクション」を唄ってました。
あの人も器用多才な人だから、音楽活動を再開して欲しいものですね。
Commented by kaz-shin at 2008-05-18 01:01
KOTAROさん(今回は大文字ですね)、こんばんは。コメントありがとうございます。

水谷豊さんのニュー・アルバム(セルフ・カヴァー集ですかね)は結構売れているみたいですね。
私の年代ですと馴染みの曲ばかりですし、最近の"相棒"での活躍で新たなファンを獲得したのも
ヒットの大きな要因なんでしょうね。まだ聴いてませんが、ぜひとも聴いてみたいと思っています。
<< 山下 達郎_GREATEST ... ページトップ 林 哲司_TIME FLIES >>
XML | ATOM

会社概要
プライバシーポリシー
利用規約
個人情報保護
情報取得について
免責事項
ヘルプ
Ice Green Skin by Sun&Moon