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CANDIES_CANDIES 1676 DAYS (Disc.4) ◇ 2007年 03月 10日
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今回紹介するのは、私にとって忘れる事の出来ない最も大切なアイドル・グループ、キャンディーズが1977年の12月にリリースした5枚組アルバム『CANDIES 1676 DAYS』です。
アナログ盤5枚組で全59曲が収録されていて、豪華BOX仕様でした。篠山 紀信が撮影した写真が満載された写真集のようなライナーも豪華でした。
1977年7月17日のコンサートでの衝撃の「解散宣言」から5ヶ月後のリリースです。このアルバムは9,000円(アナログ盤の値段)で、当時高校3年生だった私には非常に高価なアルバムでしたが買わない訳にはいかないアルバムでしたね(笑)
2000年にCD化され、ボーナス・トラック3曲を加えて全62曲(CD5枚組)で7,350円で発売されました。

タイトルにある"1676日"というのはお察しの通り、キャンディーズがレコード・デビューした1973年9月1日から、1978年4月4日迄の約4年半の日数です。Disc.1~Disc.3はベスト盤、Disc.4は洋楽カヴァー集、Disc.5はオリジナル曲で、Disc.4と5はこのアルバムの為に録音されています。
さすがに5枚全てを紹介するのは大変なので、今回はDisc.4の洋楽カヴァー集を紹介しようと思います。いずれまたの機会のDisc.5も紹介したいなとは思っていますが・・・。
キャンディーズはコンサートでも洋楽曲をよく取り上げていましたが、その選曲はかなり渋いものでした。おそらくスタッフによる選曲ではなく、彼女達が自ら歌いたい歌を選んでいたんだろうと思います。ソロで歌っている洋楽曲を聴いていると、3人の嗜好がある程度見えてきます。普通アイドルが歌う洋楽カヴァーならば、一般的には知名度の高い曲を選ぶのが常套だとおもうのですがキャンディーズの場合は一味違います。

『CANDIES_CANDIES 1676 DAYS (Disc.4)』
01. ISABELLE
02. LET IT SHINE
03. SUGAR CANDY KISSES
04. IT'S GONNA BE A COLD COLD CHRISTMAS (恋のラストシーン)
05. ALL YOU GET FROM LOVE IS A LOVE SONG (ふたりのラヴ・ソング)
06. SE PIANGI, SE RIDI (君に涙とほほえみを)
07. DANCE, DANCE, DANCE
08. MIDNIGHT LOVE AFFAIR
09. LOVE FEVER
10. MUSCULIN SINGULIER (あなたの瞳に)
11. STEEL WILLIE
12. INSIDE A BROKEN DREAM (孤独の涙)

ミキちゃん(藤村 美樹)のソロ曲01。フランス語で歌っていますが、キャンディーズの中でソロで歌わせたらミキちゃんが1番上手いですね。ここでも自然に仏語で歌っています。とても良い曲なんですが、オリジナルが誰なのか調べましたが分かりませんでした。シャンソンの大御所・シャルル・アズナブールに同名曲がありますが、この曲とは違います。もしご存知の方がいらっしゃいましたら御教授下さい。よろしくお願いします。作詞・曲はO.TEDJINIという人です。

オリビア・ニュートン・ジョンが1975年にシングル・リリースした02。3人で原語で歌っています。3人のコーラス・パートも見事です。

マックとカティ・キスーンという兄妹デュオの1975年のヒット曲03。大好きなランちゃん(伊藤 蘭)のソロ曲です。森 雪乃丞の訳詞の日本語詞で歌われています。余談ですが、カティ・キスーンはエリック・クラプトンやジョージ・ハリソンのバック・コーラスを務めていたことがある人らしいです。

スーちゃん(田中 好子)のソロ曲04は、ダナという女性シンガーが1976年にシングル・リリースした曲です。この曲の日本盤シングルは、A面が日本語でB面が英語で歌われていた記憶があります。スーちゃんはあまり上手くはありませんが、英語で歌っています(笑)

ミキちゃんのソロ曲05。これは名曲ですね。カーペンターズの1977年のシングル曲です。日本語詞で歌われていますが、ミキちゃんのハスキー・ヴォイスにぴったりで、彼女の歌の上手さを感じさせる1曲です。間奏でのサックス・ソロがかなり渋いのですが、ミュージシャン・クレジットが無いので誰の演奏なのか分からないのが残念です。かなりのミュージシャンを起用していると思うのですが・・・。

1965年のイタリア・サンレモ音楽祭で優勝したボビー・ソロの優勝曲06。ランちゃんのソロ曲で、安井 かずみによる日本語詞で歌われています。ランちゃんはファルセットの使い方が上手く、その持ち味を十分に発揮した1曲と言えます。

07、09、12の3曲は、以前紹介したベイ・シティ・ローラーズの1977年にリリースされたアルバム『IT'S A GAME (恋のゲーム)』に収録されているナンバーです。07はギター・サウンドが特徴で(ギタリストが誰だか知りたい!)、3人が原語でヴォーカルを取っています。09は、個人的にも大好きな曲。ミキちゃんのソロをメインに、ランちゃん、スーちゃんがコーラスに専念しています。
竜 真知子の訳詞がなかなか良いですね。12は美しいバラード曲ですね。09同様にミキちゃんのソロをメインに、二人がコーラスですが、ミキちゃんの上手さとコーラスの美しさに驚かされた曲でした。多分アイドルがカヴァーしているとは思えませんよ。

08はキャロル・ダグラスの1976年のヒット曲です。ダンス・クラシックスとしてもお馴染みのナンバーで、個人的に大好きな曲だったのでカヴァーしてくれて嬉しかったことを思い出します。3人がそれぞれソロを取っています。コーラス・ワークも見事な1曲。

10もはっきりした事は分からないのですが、シルビー・バルタンのカヴァー曲らしいです。アグネス・チャンも同じ曲をカヴァーしていますが、タイトルが「瞳のおしゃべり」となっています。スーちゃんのソロ曲です。フレンチ・ポップらしい明るい曲ですね。

元ベイ・シティ・ローラーズのイアン・ミッチェルのバンド"ロゼッタ・ストーン"のカヴァー11。ロック色の強いナンバーでランちゃんのソロ曲です。

どうですか?かなり渋めの選曲だと思いませんか。曲の傾向から考えてもスタッフによる選曲ではないような気がします。彼女達のステージでは、他にもE,W&Fなんかもカヴァーしてましたね。ミキちゃんがかなり洋楽に詳しかったようで、彼女を中心にカヴァー曲を選んでいたんじゃないかなと思います。

私のブログを贔屓にして下さってる皆さんは既にお分かりかと思いますが、このブログの取り上げる作品(ジャンル)の節操の無さ・・・(笑)
この節操の無さは、キャンディーズに出会った事が要因となっています。仕事・音楽に対する真摯な態度が彼女達のレコードやステージから感じる事が出来た事が大きかったですね。アイドルってスタッフの言いなりになって働かされているものだと思ってましたから・・・。アイドルの中にも真剣に音楽に取り組み素晴らしい作品を作っているんだと感じた時から、音楽に対する偏見というものが無くなりました。

最後にライナーノーツに書かれている彼女達の言葉を紹介しましょう。
「1676日というタイトルを見て、一人になった自分のことを考えました。とても悲しくなりました。とても寂しくなりました。だから、私たちはさよならの言葉のかわりに、このレコードをあなたにおくります。この5枚のレコードには、4年間の私たちそれぞれの想い出が、刻まれています。このレコードの一曲一曲に、あなたはどんな想い出をお持ちでしょうか?できることなら、美しい想い出であなたの心が、満たされてほしい。そして、その想い出一つ一つを、いつまでも忘れないあなたでいてほしい。これは私たちのわがままでしょうか?でも、たとえそうとしても、私たち3人の最後のわがままです。許してください。    - キャンディーズ- 」
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by kaz-shin | 2007-03-10 04:45 | Compilation / Cover | Trackback | Comments(8) | |
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Commented by たにぴ at 2007-03-10 05:48 x
NHKの「レッツゴーヤング」で取り上げていたカバーとか、
こんな感じの選曲でした。
いやあキャンディーズと言えばぼくは、
なんて言っても「やさしい悪魔」だなぁ。
拓朗の意表をついたアプローチ、衣装、振り付け、
何にも似ていないアレンジ(ぼくが知らないだけ?)、
か、かっこいい……。

Kaz-shinさん、節操の無さならぼくは負けないっすよ。
世界でも5指に入る無節操な、たにぴ@もまゆきゅでした。
Commented by kaz-shin at 2007-03-11 00:06
たにぴさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
「やさしい悪魔」は名曲ですよね。拓郎さんにしては斬新なメロディーでしたし、
アン・ルイスのデザインの衣装も可愛かったです。

節操無く音楽が聴ける歓びを感じますよね?(笑)
Commented by まるいチーズ at 2007-03-11 02:13 x
また夜更かしが、、(苦笑)
私も高校~浪人の頃一番好きだったアイドルです。高二の時、京都の某大学の学園祭でかなり間近で見ました、芸能人の方って実物を見るとすごく綺麗だと思いませんか?当時は伊藤蘭さんのファンでしたがこのアルバムの05はすごく好きです。アレンジいいですよね、Sax誰やろ?和製D・サンボーン、村岡さんか?(ちょっと違いますね、笑)
Commented by kaz-shin at 2007-03-11 02:28
まるいチーズさん、コメントありがとうございます。
私も夜更かししております・・・(笑)
キャンディーズって、歌はもちろんですがお笑いのセンスも抜群でしたし
当時のアイドルの中でも一際輝いて見えました。
実物のキャンディーズは、本当に綺麗でTVで見るよりはるかに華奢でした。
芸能人でやはり半端じゃなく綺麗ですよね。
以前、六本木でロケをしていた浅野 温子さんを間近で見ましたが、息が
止まるほど綺麗で本当に驚きましたよ。

05は日本語詞で歌ってますが、ミキちゃんのヴォーカルにぴったりな曲
ですね。大好きな曲です。
さすがまるいチーズさんですね。間奏のサックス、私も村岡 健さんだと思ってました。
ジェイクさんのサックスとも違いますし、あのメロウなプレイは村岡さんかなと・・・。
それにしても気になりますね(笑)
Commented by kotaro at 2007-03-11 03:53 x
下の森園勝敏のアルバムも新譜で持っていますが、こっちにレスしてしまう節操のないオヤジ2です。いやこのバランス感覚がむしろ大事なのでは。
最近「ハケンの品格」に小松政夫さんが出ていて、得意の地のギャグをかましてくれるので、子供らに一生懸命、伊藤四朗との関係や「見ごろ食べごろ笑いごろ」の落ちについて解説しています。アホミタイ
でもこの時代の歌手は洋楽のカバーに見られるセンスも要求され、いまよりむしろ国際色があったと思います。
今どきのJ-POP一色の若者傾向を見てると偏狭なナショナリズム論者が目立つご時世に相通ずるみたいでちょいとイヤです。
Commented by kaz-shin at 2007-03-11 22:18
kotaroさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
仰るように最近の若者を見ていると、これだけ情報が溢れているにも関わらず、
聴いている音楽の幅ってすごく狭いような気がしますね。
会社の若い子に話を聞くと、CDを買うことは滅多になくてレンタルか
好きな曲だけダウン・ロードして聞いているとか・・・。
アルバム自体の価値観というものを感じていないようです。
確かに便利で、豊かな時代かも知れませんが一抹の寂しさを感じますね。
Commented by hisa at 2007-03-11 22:42 x
このアルバムはCD化されていたんですか。知りませんでした。
自分でデジタル化しましたがボーナスがあるなら欲しいですね。
キャンデーズの洋楽カバーはよくわからないものが多かったのですが
少しわかりました。選曲のセンスはいいですね。
私はキャンデーズがレギュラーで出ていたヤングタウン東京を見に行ってましたが(抽選で確率は50%くらい)TVより可愛かったですね。
Commented by kaz-shin at 2007-03-11 22:52
hisaさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
記事に一部間違いがあって訂正しましたが、ボーナス・トラックは3曲で
Disc.1に「そよ風のくちづけ」、Disc.3に「わな」と「微笑がえし」が追加
されています。最近真剣に全曲網羅したCD-BOXの購入を検討しています。
こういうCDを聴くと、他にも聴きたくなってきませんか?(笑)
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