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Light Mellow ~ City Breeze from East ~ UNIVERSAL MUSIC Edition ◇ 2007年 03月 11日
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今回紹介するコンピレーション・アルバムは、シティ・ポップス関連のコンピレーション・アルバム『Light Mellow City Breeze from East 』シリーズの「UNIVERSAL MUSIC Edition」です。金澤 寿和による監修と選曲のコンピレーションで、レコード会社5社より5枚同時に2001年にリリースされました。既に、「SME Edition」「TOSHIBA EMI Edition」「BMG FUNHOUSE Edition」の3枚は紹介しましたので、4枚目の紹介となります。

この「UNIVERSAL MUSIC Edition」は、1970年代中盤から後半のCITY POP黎明期とも言える時代の音源を中心に、過去紹介した3枚の中でも最もレアでコアな音源を多く含んだアルバムになっています。収録曲も18曲と聴き応えのある1枚です。

『Light Mellow City Breeze from East - UNIVERSAL MUSIC Edition -』
01. クリスタル・シティー / 大橋 純子&美乃家セントラル・ステイション
02. クリスタル・マジック / 紀の国屋バンド
03. スペースドライブ / 原 久美子
04. SWEET AGNES / 高中 正義
05. 胸いっぱいのマーガレット / 岩崎 元是&WINDY
06. THE BEST OF WOMAN / 網倉 一也
07. 灼けた夏 / 来生 たかお
08. フワフワ・WOW・WOW / 石川 セリ
09. 男と女のいる舗道 / 大橋 純子&美乃家セントラル・ステイション
10. Rainy Saturday & Coffee Break / 林 哲司
11. サヨナラ・・・FUJIさん / 高中 正義
12. HONEY LADY / センチメンタル・シティ・ロマンス
13. ムーンライト・シャワー / 篠塚 満由美
14. メビウスの輪 / 大橋 純子
15. 送り風 / 高田 真樹子
16. ときどき私は・・・ / 石川 セリ
17. FLIGHT TONIGHT / センチメンタル・シティ・ロマンス
18. Morning Light / PRISM

大橋 純子&美乃家セントラル・ステイションの1977年リリースのアルバム『CRYSTAL CITY』からの01。大橋 純子が1番ファンキーでソウルフルな歌を歌っていた時代の1曲ですね。とてもグルーヴィーでCITY POPな曲と言えるのではないでしょうか。

レアな音源02は、高崎 昌子や清水 信之が在籍していたという紀の国屋バンドの唯一のアルバムで、1979年にリリースされたアルバム『SWEET SENSATION』に収録されていたナンバーです。今回このアルバムで初めて聴きましたが、初期の高中 正義のサウンドにも通じるような爽やかなFUSIONサウンドと高崎 昌子のソウルフルなヴォーカルが心地良い1曲です。

原 久美子の1978年のデビュー・アルバム『ノー・スモーキング』からの03。この曲もこのアルバムで初めて聴いた1曲ですが、高中 正義がアレンジを担当しており、村上 秀一、高水 健司、坂本 龍一等が参加しています。ハスキーな原の力強いヴォーカルが印象的です。間奏では高中らしいギター・ソロが聴けます。

高中 正義の2ndアルバム『TAKANAKA』(1977年)からの04。当時大人気だったアグネス・ラムをイメージして作られたというナンバーですね。ヴォーカルはTAN TANです。

以前、このブログでも取り上げた事のある岩崎 元是&WINDYが1987年にリリースした『FROM SOUTH AVENUE』からの05。知らない人が聴いたら、杉山 清貴と勘違いしそうな位に杉山に似ている声が特徴ですが、ソング・ライターとしても非凡な才能を持つアーティストです。まさにCITY POPな1曲。

郷 ひろみのヒット曲、「マイ・レディー」や「HOW MANYいい顔」を作曲していた網倉 一也が、1981年リリースのアルバム『SCENE』に収録されていた06。アーティストとしてより、ソング・ライターとしての方が知名度が高かったように思いますが、ソング・ライターとしての才能はさすがだと思わせる1曲ですね。

ヒット・メーカーである来生 たかおの1977年の2ndアルバム『ジグザグ』からの07。このアルバムはL.A.録音なのですが、集まったメンバーが凄かったですね。ジム・ケルトナー、クラウス・ヴーアマン、デヴィッド・フォスター、ジェイ・グレイドン、スティーヴ・ルカサー、ダニー・コーチマー等という豪華メンバーで、フォスター/グレイドンが初めて日本人セッションに参加したということでも話題になりました。

石川 セリの1976年リリースの名盤『ときどき私は・・・』に収録されていた08。

01と同じ大橋 純子&美乃家セントラル・ステイションの『CRYSTAL CITY』からの09。佐藤 健作曲によるボッサ調のメロウ・ナンバーです。

貴重な音源のひとつ10は、私の敬愛する作曲家である林 哲司が1977年にリリースした2ndアルバム『BACK MIRROR』に収録されていた名曲です。元々は大橋 純子のアルバム『RAINBOW』の為に書いた曲のセルフ・カヴァーです。歌は圧倒的の大橋ヴァージョンが良いですが・・・(笑)

高中 正義のソロ・デビュー・アルバム『SEYCHELLES』(1976年)に収録されていた11。高中自身が歌っています。ドラムの林 立夫以外はサディスティックスがサポートしています。

日本屈指のウエスト・コースト・ロック志向のバンドであるセンチメンタル・シティ・ロマンスの1982年リリースのアルバム『SMILING』からの12。いつの時も彼等らしいサウンドに何故か心が和みます。

この曲もこのアルバムで初めて知った1曲。篠塚 満由美の1980年のアルバム『Turning Point』からの13。キュートな歌声が魅力的ですが、何と言ってもジェフ・ベックの名盤中の名盤『BLOW BY BLOW』に参加していたドラマー・リチャード・ベイリーが参加しているのです。このドラミングを聴けるだけでも価値のある1曲と言えるかも知れません。

大橋 純子名義でリリースされた1979年のアルバム『FLUSH』に収録されていた14。松本 隆、筒美 京平コンビによる作品で、ライト・ファンクといった趣きのある1曲。村上 秀一のドラミングが見事です。

ヤマハのポプコン出身の高田 真樹子が1977年にリリースした『不機嫌な天使』からの15。作詞を小椋 佳、作・編曲が星 勝のナンバーですが、なんともメロウな作品です。低い声が落ち着いた雰囲気を一層際立たせていて、気持良く聴けるナンバーです。

08と同じ『ときどき私は・・・』から、アルバム・タイトル曲16。明るい感じのライトなポップ・チューンですね。JAZZYなギター・プレイは、直居 隆雄、杉本 喜代志によるもの。

センチメンタル・シティ・ロマンスの1982年のアルバム『DANCING』からの17。夜聴くのにぴったりなミディアム・ナンバーです。洒落たアレンジと中野 督夫のヴォーカルが印象的です。

最後を飾るインスト・ナンバー18は、日本を代表するフュージョン・バンド、PRISMの名盤『PRISM』に収録されている名曲です。フュージョン好きにはお馴染みの曲ですね。

『Light Mellow City Breeze from East 』シリーズの中で、この「UNIVERSAL MUSIC Edition」が1番知らない曲が多く、初めて聴く曲が多かったので興味深い1枚となりました。
マニアックな感じがしないでもないですが、改めて1970年代においても素晴らしい作品が沢山埋もれていたんだなと実感しました。
こういうアルバムがきっかけとなって、埋もれていた多くのアルバムがCD化されたら良いなと思いますね。
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by kaz-shin | 2007-03-11 00:02 | Compilation / Cover | Trackback | Comments(4) | |
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Commented by まるいチーズ at 2007-03-11 00:32 x
こんばんは
このシリーズの紹介楽しみです、これも好きな時代の曲が多いですね。
10、いいですねえ、日本のCITY POPを代表する名曲だと思います、たしかに純子さんの方が歌は上手いですが(笑)、あと08、16も好きでよく聞きました。原久美子さんのアルバムも持ってます、ちょっと貴重でしょ(笑)
Commented by kaz-shin at 2007-03-11 00:48
まるいチーズさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
まるいチーズさんや私にとっては、まさにリアル・タイムで聴いていた時代
の音楽ですからね。
大橋さんのアルバムで10を知り、林 哲司さんの名前を知ったのもこの曲でした。
ただ、その時は曲は好きだったものの、林さんの印象は薄かったですね。
やはり「真夜中のドア」で興味を持ちましたね。

原 久美子さんのアルバムは貴重ですよ!私の友人が持っていて、カセットに
録音して聴いていたんですが、今は行方不明です(笑)
聴きたいですね~。CD化してくると嬉しいのですが・・・。
Commented by Jun at 2007-03-12 21:28 x
このシリーズが出た時は、すごく画期的で嬉しかったでした。この手の音楽って、かなりマニアック?なものかもしれませんが、埋もれていた名曲の数々がアルバムの中で聴く事が出来きて感激しました!まだ知らない名曲があると思うので、いつか こんな企画のアルバムを聴いてみたいですね。
Commented by kaz-shin at 2007-03-12 23:00
Junさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
このシリーズは本当に良い選曲ですよね。CITY POPに興味のある人
には、ぜひ聴いて欲しいシリーズです。
また、こういうコンピをリリースして欲しいですね。
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