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坂本 龍一_Coda ◇ 2007年 04月 12日
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今回紹介するのは、1983年に坂本 龍一がリリースしたアルバム『Coda』です。このアルバムは、坂本 龍一が音楽を担当した映画「戦場のメリークリスマス」のサウンド・トラック・アルバムである『Merry Christmas Mr.Lawrence』の収録曲をピアノ(多重録音含み)で演奏したものと2曲の未発表曲を追加した作品です。

映画「戦場のメリークリスマス」は、大島 渚がメガホンを取り、デヴィッド・ボウイ、坂本 龍一、ビートたけし等が出演して話題となり、1983年に公開され大ヒットした作品。坂本 龍一自身、初となるサウンド・トラック・アルバム『Merry Christmas Mr.Lawrence』も話題となり、アルバム・タイトル曲の切なくも美しいメロディーに魅了された人も多いでしょう。同じ1983年にカセットのみで発表された『Avec Piano』に未発表曲2曲を加えてアルバム(LP)にしたのが『Coda』です。この『Coda』というアルバム・タイトルの由来は、ライナー・ノーツの載っていた坂本 龍一の言葉を引用すると・・・、

~ 「戦メリ」にはもう随分長い間付き合わされた、という気がする。一つの仕事でこんなに長い期間継続してやったというのは僕は初めてだ。『Coda』(終章)というタイトルは、もうこれで終わりにして次に進みたい、という僕の気持ちからつけたものだ。 ~

1970年代後半における坂本 龍一のアレンジや、スタジオ・ワークでのピアノ・プレイに惹かれていたんですが、YMOとしての活動が始まってからはそのピアノによるプレイが影を潜めた感じになってしまいました。もちろん、YMOのサウンドも当時は物凄く斬新で、驚きと感動がありました。しかし、私は坂本 龍一のピアノやエレピのプレイが聴きたかったので、このアルバムがリリースされたのは嬉しかったですね。時に多重録音を使いながらもピアノのみで演奏される曲の数々は、本当に味わい深いものですね。たまにこういうシンプルな音楽を聴くのも良いものですね。

『坂本 龍一 / Coda』
01. Merry Christmas Mr. Lawrence
02. Batavia
03. Germination (発芽)
04. A Hearty Breakfast (腹いっぱいの朝食)
05. Before The War (闘いの前)
06. The Seed And The Sower (種子と種を蒔く人)
07. A Brief Encounter (短い出会い)
08. Ride Ride Ride
09. The Fight
10. Dismissed! / Assembly (出て行け/集合)
11. Beyond Reason (理性を超えて)
12. Sowing The Seed (種を蒔く)
13. Last Regrets (最後の後悔)
14. The Seed
15. Japan
16. Coda

名曲というのは、どんな演奏の形態においても輝くものですね。そういう意味でも01は後世に残っていく曲なのかも知れません。私はこのピアノ演奏のバージョンが1番好きですね。
サウンド・トラックなので、音楽自体と映像が結びついて初めてその魅力が最大限に発揮されるものですから、曲によっては効果音に近いようなものもあります。
15は、日本とイギリスのグループへの思い入れをひっかけてネーミングしたということです。
16は、まさに終焉を思わせる不思議な曲です。15、16はピアノ演奏ではなく、電気的なサウンドが主体となっています。曲と言うよりもサウンド・コラージュと言った方がピッタリかも知れません。

BGMとして流していても邪魔にならず、不思議と心和むアルバムです。音数の多い音楽に疲れた時などにお薦めです。
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by kaz-shin | 2007-04-12 00:01 | FUSION系 | Trackback | Comments(17) | |
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Commented by たにぴ@もまゆきゅ at 2007-04-12 12:32 x
坂本龍一!
ぼくは接頭接尾彼の音楽を支持してしまうので、
言いたいことはつきません。
逆にあまりない…のかな、兎に角、
彼の和音の気持ちとかを受け止めまくってしまう。
戦メリのメインテーマは、コアな教授ファンには当時は不評でした。
ぼくもまあそのクチなんですが、
今は好きです。
この辺でやめないと、果てしなくなる(*_*)
Commented by Sken at 2007-04-12 16:13 x
こんにちは。
私、このLPを持ってますが、すぐに聴ける状況ではないので
20年ぐらい聴いておりません。CDでも出てるんですか?
Commented by WESING at 2007-04-12 23:25 x
戦メリの映画は賞を取ったことで話題になったけど、大ヒットしたという感覚はまったくなかったです。映画はたぶんTVで放送されたときに見ました。
僕はピアノ・ソロばかり聞くと嫌になるんです。(BGMで聞き流すのは別)
だから、このアルバムはあまり聞いてません。
ただ、バンドでの曲を何曲も聞く中にポツンと戦メリのようなピアノ・ソロがあるのは大好きですね。
戦メリだけで言えば坂本さんのライブでのオーケストラ・バージョンが最高です。僕のブログにカテゴリーが「クリスマス」でupしています。
Commented by kaz-shin at 2007-04-13 00:34
たにぴさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
>戦メリのメインテーマは、コアな教授ファンには当時は不評でした。
そうだったんですか!知りませんでした。
私の場合、単純に綺麗な曲だなと思ってました(笑)
このアルバムは、ピアニストとしての坂本 龍一が堪能出来るので
凄く気に入ってるアルバムです。
Commented by kaz-shin at 2007-04-13 00:35
Skenさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
CD出てますよ。私は中古店で買いましたが(笑)
中古店を探せば見つかると思います。結構安く入手出来ました。
Commented by たにぴ@もまゆきゅ at 2007-04-13 00:37 x
岡城千歳さんというとんでもなく上手いピアニストがいて、
教授のピアノ作品だけをまとめたアルバムが2枚出ています。
全く別物な魅力が引き出されていて、
クラシックの演奏家の凄さを感じました。
坂本はピアノだけのアルバムも幾つも出していて、
すいません、信者の私は飽きないんすよ。
Commented by kaz-shin at 2007-04-13 00:45
WESINGさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
>僕はピアノ・ソロばかり聞くと嫌になるんです。
そうですか。私はピアノが弾ける人に憧れがありまして、ピアノ・ソロだけの
アルバムでも苦になりません。
映画の大ヒットというのも大袈裟でしたか?(笑)
でも賞を獲った作品なら、ヒットしたんじゃないかなと勝手に思ってました。
Commented by kaz-shin at 2007-04-13 00:49
たにぴさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
私自身、坂本さんのアルバムはそんなに聴いている方ではないので、
ピアノ・ソロのアルバムをそんなに出しているとは知りませんでした。
私にとって、坂本 龍一さんは素晴らしいアレンジャーという印象が強いの
かも知れません。1970年代後半の坂本さんのアレンジは、本当に素晴らしいです。
私自身、神懸り的だとさえ思ってます(笑)
Commented by nowhere1967 at 2007-04-13 11:56
戦メリは、このアルバムで聴けるピアノバージョンが一番好きですよ。
坂本さんのアルバムはアルバム毎に違った趣がありますからね。
ポップ色が強かったり、沖縄があったり、クラシック風とか、いろいろ楽しめます。
Commented by WESING at 2007-04-13 23:28 x
> ピアノ・ソロだけのアルバムでも苦になりません。

僕も苦にはなりませんよ。(苦笑)
BGMなら別と書いているように、真剣に聞かなくなるだけです。

YMO関係のファンの人はコアな人が多い気がします。
どのくらいまでがコアなのか分かりませんが、僕は坂本龍一さんのアルバム等はほとんどコレクションしてきたし、頻繁ではなかったけど、当時はYMOのファンの人何人かと手紙で情報交換してましたが、「戦メリ」が不評という話は聞いたことないですね。
不評というのも分かる気はしますが。
近年は金銭的に新譜を買わず、中古盤を見つけて買うようにしています。(苦笑)
Commented by WESING at 2007-04-13 23:36 x
続けて書きます。
どこかで書いたことがある話なんですけど、昔、ある政治家(たにびさんなら知っていると思うけど、当時はまだ政治家にはなってません)のパーティーに坂本龍一さんが出席して「戦メリ」他数曲をピアノ・ソロで演奏しました。
僕も出席できるチャンスはあったけど、政治家になろうとしている人のパーティーだし、連れもいなかったので出席しませんでした。
僕がコアなファンだったら出席していたかもしれません。(苦笑)
Commented by kaz-shin at 2007-04-14 07:52
WESINGさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
WESINGさんのコメントに対する返事にいつも悩みます(笑)
私の場合、坂本さんにしてもYMOにしても数枚程度しかアルバムを所有してませんので、
ファンの人や沢山アルバムを聴いている方に比べれば、内容の薄い記事しか書けません。
それにアーティスト自身に関してもあまり興味を持つ方でもないので、単に
買ったアルバムで良いなと思ってるものを紹介しているだけなんです。
記事に関して、いろいろ歯痒い部分もあるとは思いますが、大目に見てやって下さい(笑)
Commented by WESING at 2007-04-14 10:40 x
> WESINGさんのコメントに対する返事にいつも悩みます(笑)

僕のコメントは経験に基づいた自分の感想でしかないので、僕のコメントが正しいと言っているわけではないし、あまり気にせずに返事をしてください。どういう返事が返ってくるのか楽しみにしてますので。(笑)
記事に関してもkaz-shinさんの経験や調査で書いていると思うので、それはそれで良いんじゃないでしょうか。
プロのライターさんが書いた記事なら、自分がよく聞いていた人については「もっと調べろよ」と思うところもありますけどね。(笑)
Commented by WESING at 2007-04-14 10:55 x
またまた続けてになりますけど、僕は文章が下手なので、上手く伝えられていないことが多いかと思います。
上の「プロのライターさんが書いた記事なら」というのは「kaz-shinさんが書いた記事がプロのライターさんが書いたものなら」という意味ではありません。
「プロのライターさんが書いた記事で」とした方が良かったですね。(^_^;
Commented by WESING at 2007-04-14 21:48 x
>たにびさん
どうも、わざわざの登場ありがとうございます。
僕が書いた政治家の話はパーティーで「戦メリを演奏した」という音楽の話をしたわけで、後日談では音楽の話にならないでしょうね。(笑)
坂本さんが書いた本を買って読みましたが、それにはパーティーで演奏した話は書かれていなかったので、たにびさんは知っているかなと思って名前を出してみました。(笑)
それとですね、別の記事でたにびさんに対してのレスをしたんですけど、返事をもらえなかったので、これならどうですか?って感じで。(笑)
Commented by kaz-shin at 2007-04-15 03:19
WESINGさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
>あまり気にせずに返事をしてください。どういう返事が返ってくるのか楽しみにしてますので。(笑)
ありがとうございます。そう言って頂けると気が楽になりました(笑)
Commented by kaz-shin at 2007-04-15 03:23
たにぴさん、こんばんは。コメントと心遣いありがとうございます。
>kaz-shinさんのお薦めの、教授アレンジ作品だと、どんなのですか?
たにぴさんに今更教える程のことは無いですよ(笑)
と言うのも、当然もう聴かれているでしょうから。
やはり私も大貫 妙子さんと南 佳孝さんのアルバムでのアレンジは
特に凄いと思います。すみません、ありきたりで・・・(笑)
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