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葛谷 葉子_MUSIC GREETINGS VOLUME ONE ◇ 2007年 04月 17日
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今回紹介するのは、シンガー・ソング・ライターの葛谷 葉子が1999年にリリースした1stアルバム『MUSIC GREETINGS VOLUME ONE』です。私が葛谷 葉子の歌に最初に出会ったのは、以前ここでも紹介したコンピレーション・アルバム『SMOOTH VINTAGE』に収録されていた彼女のデビュー・シングルである「TRUE LIES」でした。R&B系の音楽の影響を受けたであろうと思われる曲なんですが、とにかく耳に馴染むメロディー。当時流行っていた熱唱型R&B系女性シンガーとは異なり、力の抜けた素直な歌い方。そしてMAESTRO-T (豊島 吉宏)のサウンド・プロデュースによる打ち込み系ながらも、洒落た都会的なサウンドに魅了されました。
後日、早速「TRUE LIES」が収録されていたこのアルバムを購入した次第です。

アルバムのトータル的なプロデュースは松尾 潔、サウンド・プロデュースはMAESTRO-T、鷺巣 詩郎、ボビー桐ヶ谷(桐ヶ谷 俊博)の3人です。作品は1曲の詞を除いて、全て葛谷 葉子の作詞・作曲によるものです。アルバムを通して聴くと、葛谷節と読びたくなるような独特なメロディー・ラインに気付きます。ただ、それは決して嫌味ではなく美しくて、耳に馴染んでくる素敵なメロディーばかりです。

『葛谷 葉子 / MUSIC GREETINGS VOLUME ONE』
01. TRUE LIES
02. Natural
03. Sweet Rhythm
04. All Night
05. 恋
06. 夢も見えないまま
07. 最後の夜
08. Round & Round
09. 夏の残り香
10. すべてを守りたい
11. Promise me

1stシングル曲01。これは良い曲ですね。メロディーはもちろんですが、詞が良いですね。「ついてほしい嘘」もあるんだなと思わせる1曲。

サビのメロディーがキャッチーで印象的なナンバー02。サウンド・プロデュースはMAESTRO-Tです。打ち込み系なんですが、なんとも嫌味の無いサウンドで心地良いです。

フル・オブ・ハーモニー(F.O.H)という男性3人組のヴォーカル・グループがフィーチャーされている03。サウンド・プロデュースはMAESTRO-T。ゆったりとしたリズムに葛谷自身のコーラスとF.O.Hのハーモニーの使い分けが上手いですね。

鷺巣 詩郎のサウンド・プロデュース曲04。アンドリュー・スミスのギター・カッティングやストリングスが素晴らしいナンバーです。楽しい都会の夜を感じさせるナンバーで大好きな曲です。バンド・サウンドをバックに歌う葛谷のヴォーカルも光っています。

桐ヶ谷 俊博のサウンド・プロデュース・ナンバー05。中西 康晴(key)、岡沢 章(b)、伊丹 雅博(g)、沼澤 尚(ds)のメンバーによるJAZZYな雰囲気を持ったハチロク・バラードです。どんなにサンプリング技術が発達しようとも、腕利きミュージシャンの演奏には敵わないですね。

松尾 潔作詞による06。サウンド・プロデュースはMAESTRO-Tです。

伊勢 貴行と佐々木 親也からなるデュオ・FAKE JAMのコーラスがフィーチャーされた07。あるオーディション番組の課題曲だったようで、あのCHEMISTRYの仮デビュー曲だったらしいですね。サウンド・プロデュースはMAESTRO-T。

アルバムの中では明るい曲調にあたる08。石成 正人のアコースティック・ギターが打ち込みの跳ねた感じのリズムとは対照的に柔らかくて心地よいナンバーです。ここでもFAKE JAMの美しいコーラス・ワークが聴けます。

桐ヶ谷 俊博のサウンド・プロデュース曲で、05と同じメンバーの演奏によるナンバー09。どちらかと言えばポップなナンバーですね。沼澤 尚のドラミングが耳に残ります。

ゆったりとしたバラード曲10。MAESTRO-Tのサウンド・プロデュースです。エレクトリック・シタール風な音を使い、なんとも穏やかで優しいサウンドに包まれたナンバーです。

どことなく古内 東子の世界にも似たバラード曲11。良い曲ですね。鷺巣 詩郎のストリングス・アレンジが美しいナンバー。

中島 美嘉、BoA、CHEMISTRYにも曲を提供していて、現在ではソング・ライターとしての活動が主のようです。彼女の歌声は結構好きですし、熱唱タイプでないところも好感が持てます。ソング・ライターとしてだけでなく、ぜひ歌って欲しいなと思います。夜の街中を車を走らせながら聴いたら最高の1枚ですよ。
by kaz-shin | 2007-04-17 00:32 | J-POP | Comments(4) | |
Commented by てつ at 2007-07-28 03:09 x
珍しくこのスレッドにはコメントが無かったようですので、書かせて頂きます(笑)。「TRUE LIES」は私も大好きです。最近はテレビ番組の「歌スタ」で、作曲家として審査員をしているのを見かけますが、やはりご自分でも歌ってほしいですね。楽曲のセンスもあるし、ボーカリストとしても味があると思います。
Commented by kaz-shin at 2007-07-28 10:30
てつさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
この記事を書いた時に、コメントは少ないだろうなと覚悟はしてました(笑)
初めて「TRUE LIES」を聴いた時、結構衝撃を受けましたね。
最近の音楽の中に魅力を感じていなかっただけに、印象が強かったですね。
自分の声に似合った曲の書けるセンスの良いアーティストですから、作家としてでなく
アーティスト活動をして欲しいですよね。
Commented by Kenny U at 2011-09-18 08:22 x
MUSIC GREETINGS VOLUME TWO(2001)
↑↑↑
先日、葛谷 葉子のセカンドフルアルバムを入手!

この人は、二枚しか、オリジナルアルバム出していないんですねー。
しかし、楽曲は素晴らしい!

今朝、早朝6時半頃から、
ブログコメントのお返事が書かれる様子を見ながら、聴いていました。

ご紹介のファーストも、勿論、すごく良かったんですが、
セカンドも負けず劣らず、すごーい出来です!
いわゆるJ-R&Bとは、一線を画する王道のシティメロウ!

セカンドには、シングルカット曲が
C/Wを含めると6曲も収録されていて、
その中でも、「最後の夜」のセルフカヴァーは、秀逸でした!

ちなみに、別コメントの事ですが、
「ミューアヴェ~その1」は、私の変名でした(笑)
たぶん、気が付かれたとは思いますが・・・

では、お誕生日の記事、楽しみにしていますね!
Commented by kaz-shin at 2011-09-20 00:42
Kenny Uさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
"Volume Two"は、あまり中古店でも見かけないですね。
実は"Volume Two"は未聴なんです。
何度か中古店で見かけたんですが、購入まで至りませんでした。
なかなか良さそうですね~。
今度見かけたら購入してみますね。多分格安だと思いますので・・・。

変名でのコメントの件、気付きませんでした(笑)
でもとても嬉しかったですよ。ありがとうございました。
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