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高中 正義_TAKANAKA ◇ 2007年 05月 10日
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今日の東京地方は暑かったですね。まるで初夏と言うより夏っぽかったです。スーツ姿で外回りの仕事していると汗ばんでくる陽気でした。私は、このような季節になると決まって聴きたくなってくるアーティストがいます。
それが高中 正義です。今回紹介するのは、1977年にリリースされた2ndアルバム『TAKANAKA』です。

それにしてもインパクトのあるアルバム・ジャケットですね。真っ赤なスーツに黒く大きな蝶ネクタイ。大股開いて年季の入ったストラトを担いでる高中の写真・・・。1stアルバム『SEYCHELLES』の時とは違ったコテコテのジャケットですが、中身はやっぱり高中なんですね(笑)

前作『SEYCHELLES』に比べて、ギター・サウンドが何と表現したら良いのかな・・・、線が太くなったという感じがするんですね。爽やかさに力強さが加わってきたという印象です。夏を感じさせる爽やかナンバーから、ラテン色の強いナンバー、ドライヴィング・ミュージックまで、バラエティに富んだ南洋ですが、高中らしいキャッチーなメロディーは健在。そして、テクニック云々という野暮な話は一切関係の無い、心地良いギター・サウンドの高中 正義ワールドが展開されています。

『高中 正義 / TAKANAKA』
01. SUMMER BREEZE
02. MAMBO NO.5 (DISCO TANGO)
03. SWEET AGNES
04. MAMBO MAGIC
05. I REMEMBER YOU
06. GASCON COCKTAIL
07. READY TO FRY
08. APRIL WAVE

雷鳴にSEで始まる01は、竜 真知子の作詞によるヴォーカル曲です。村上 秀一の素晴らしいドラミングによる軽快なリズムに乗せ、高中のギターがリフ、カッティング、ソロにと大活躍です。終盤での深町 純のシンセとのユニゾン・プレイが見事ですね。

高中 正義の代表曲のひとつ02。もしかしたら1番多くの人に聴かれている高中作品かも知れませんね。「スターどっきりマル秘報告」等のTV番組でよく使われてましたね。松岡 直也のピアノ、佐藤 博のクラヴィネット、村上 秀一のキレの良いドラミング等、かなり緻密なアレンジが施されていますね。

私の夏の定番曲のひとつ03。名曲です。アグネス・ラムに捧げた曲というのも有名な話。シンセ(SolinaやMoog)の音が時代を感じさせますが、曲全体としてのバランスが良いので今聴いても古さを感じません。TAN TAN(大空はるみ)のヴォーカルも曲にピッタリですね。

凄い面子が大集合した高中お得意のラテン系のナンバー04。村上 秀一、井上 茂(ds)、小原 礼(b)、松岡 直也(piano)、浜口 茂外也、斉藤ノブ(per)を中心にホーン・セクションを加えた大編成です。ヴォーカルだけでも5人が参加しています。何と言っても聴き所は、深町 純、今井 裕、佐藤 博の3人によるシンセ・ソロ合戦に高中のウクレレのソロ。

夏の夕暮れにピッタリなロマンティックなナンバー05。これも大好きな1曲です。ストリングスの美しさ、軽快なギター・カッティングやリフ、薩摩 光二によるメロディアスなサックス・ソロ・・・。気分が和むナンバーです。

軽やかながらもスピード感のあるギター・プレイが印象的な06。アコースティック・ギターのバッキングがお気に入りの1曲です。

高中 正義の代名詞的な1曲であり、絶対に外せないナンバー07。ヴォイス・パーカッションで始まり、メロディー部までの盛り上げ方が最高ですね。高中のギター・プレイも魅力ですが、こういう曲を書いてしまうセンスが素晴らしく、アレンジャーとしての才能も本当に素晴らしいと思わせる1曲。やはり名曲でしょう。

何と来生 たかおが作曲したインスト・ナンバー08。波の音のSEで始まり、高中のギターとウクレレ、安田 裕美のアコースティック・ギター、浜口 茂外也、斉藤ノブのパーカッションとストリングスだけで奏でられる美しいナンバーです。水平線に沈みゆく夕陽を見ながら聴きたい、そんな1曲ですね。

私の場合、どうしても高中 正義は夏限定で聴いてしまいますね。別に冬にまったく聴かないという訳でも無いですが、やはり高中を聴いて「夏が来たな~!」と感じたいので、聴き始めるのは今日のような暑い日が訪れるようになってからです。これからが私の高中シーズンが始まります(笑)
1970年代後半になると、カー・ステレオや小型ラジカセが普及し、それまで音楽鑑賞は家の中で楽しむものだったのが屋外でも楽しめるようになりましたね。音楽を屋外で聴きたい、楽しみたいと思うようになった背景に、高中 正義の音楽の影響が少なからずあったと思います。
本当に高中 正義の音楽に夏・海はよく似合いますから・・・。
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by kaz-shin | 2007-05-10 00:01 | FUSION系 | Trackback | Comments(20) | |
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Commented by かわちゃん at 2007-05-10 06:24 x
多分、初めてCD自体を購入したのが高中だったような気がします。No.ファイブはよく聴いてました。ちなみに高中では「サダージ」とか好きですね。
Commented by Sken at 2007-05-10 14:11 x
こんにちは。このジャケットのパロディを最新作でやってますよね。
彼がストラトを使ってるのが好きです。
ところで、私のところのブログでギター特集したときには、これも
迷ったんですが、結局渋いほうを載せましたよ。
Commented by nowhere1967 at 2007-05-10 22:48
高中の季節到来ですね。
この夏は高中のCDをカーオーディオで聴こうかなと思います。
高中のギターの音、好きです。
心地良さを感じます。
Commented by まるいチーズ at 2007-05-10 22:51 x
こんばんは
これも77年ですよね、この年はほんとに特別な年のような気がしませんか?今聞いても素晴らしい作品がほんとに多いです。高中さんはオリジナリティという面では日本人アーティストの中で群を抜いてますよね。この年の秋だったと思うのですが、3枚目の「An Insatiable High」が出た時、大阪で発売記念ライブがあって見に行きました(saxは薩摩さんでしたよ)、ラストがREADY TO FRYだったんですがすごくカッコ良かったことを覚えてます、高中さん自身まだメジャーじゃない頃で客席は空席も目立ったのですが(笑)。
夏、憧れの赤いファミリア、テニスラケット、エレッセのウェア着た女の子、高中さんのカセット!ですよね kaz-shin さん、脱線してすみません(笑)
Commented by ひと at 2007-05-10 23:32 x
こんばんは。今日は凄い雷雨でサーバが落ちないか心配でした。
この時期はストラトを弾いていて気持ちが良いですね。その後SGなんか
使わなければ良かったのに・・。高中正義は繊細さと雑なところがまだら
模様の不思議なギタリストです。ちょっと音感が悪いような気がするのは
私だけ?
Commented by kaz-shin at 2007-05-11 01:17
かわちゃんさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
最初に買ったCDが高中さんでしたか!結構最初に買ったCDって憶えてますね。
私は中山美穂さんのアルバムでしたね(笑)
高中さんのアルバムは外れが無いですね。個人的には紹介した初期の頃の
アルバムが思い入れが強いです。
Commented by kaz-shin at 2007-05-11 01:23
Skenさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
最新作のジャケット見ましたが、かなりそっくりに作ってますね。
このジャケットはインパクトがありますが、決して渋いとは言い辛いですね(笑)
Commented by kaz-shin at 2007-05-11 01:27
nowhere1967さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
これからの季節、車に積んでおきたいのが高中さんのアルバムですよね。
海沿いを走る時や、高速を飛ばしている時に聴くと最高です。
そういうコンセプトで作られたベスト盤3部作がありましたね。
機会があれば紹介しようと思ってます。
Commented by kaz-shin at 2007-05-11 01:37
まるいチーズさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
高中さんの凄い所は、ギター・テクニックみたいなことよりも心地良い曲を
作ることに拘っているところじゃないかと思ってます。
外の景色(特に海辺)の見ながら聴きたいなんて思わせる音楽を作り出した第一人者ですね。
「音楽を屋外へ持ち出させたアーティスト」なんて言われてましたね。
友人の赤いファミリアで海沿いを走り、窓を全開にして聴いた「ブルー・ラグーン」。
懐かしいです(笑)
Commented by kaz-shin at 2007-05-11 01:43
ひとさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
凄い雨でしたね。今はもう星が出てます。
私もSGよりもストラトの音色の方が好きですね。

>ちょっと音感が悪いような気がするのは私だけ?
高中さんを聴いていて、どういう訳か「スゲー!上手いなぁ」という印象が
無いんですね。もしかしてそれが要因だったのでしょうか?(笑)
でも、高中さんの弾くフレーズは結構好きです。
Commented by kotaro at 2007-05-11 05:15 x
<高中の時代>
75年がまだミカバンドであの「黒船」でした。トノヴァン(加藤和彦)が故安井かずみさんと浮き名を流して、ミカバンドは空中分解。そうですね、この年はSadisticsと平行してソロアルバムを出していたのでは。
Sadisticsのベーシスト、後藤次利君は木之内みどりと恋の逃避行。これも芸能面ゆきの記事ですが、78年夏かと記憶します。
この辺で高中は良いプロデューサーに巡り会ったか、完全に”ピン”として売れていくのではなかったかな。(多分「Kitty」の社長ですね)
今で言う”イケメン”ではありませんが、こってり風味の高中の顔をジャケットに前面に出し、「あのサウンドは、この男なんだ」と視聴者に印象づけた、これが正解だったと思います。
TVショウ「LOOK LOOK」(多分この頃は岸辺シローだった)中のワンコーナーのBGMが「MALIV」でこれもタカナカ。あれもTakanaka、そうやって次第に耳に残る戦略でポピュラーギタリスト「高中」が誕生したと思います。
Commented by DENTA at 2007-05-11 23:52 x
あ、先日ブックオフで見かけた。
結局買わなかったけど、やっぱほしくなった。
Commented by kaz-shin at 2007-05-12 02:07
kotaroさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
リゾート系の音楽の牽引してきた功労者の高中さんですが、最初の頃は
レコード会社にもなかなかこの手の音楽の良さを理解してもらえなかったと聞いたことがあります。
1stアルバムの評価も色々あって、サウンドが軽すぎるみたいなことを言われていたらしいですね。
この2ndでは多分その辺りを意識して作られたような気もします。
ジャケットを含めて、サウンドも十分存在感のあるアルバムが出来て
ここから高中さんが上り調子になっていった気がします。
色んな意味で印象的に残るアルバムですね。
Commented by kaz-shin at 2007-05-12 02:22
DENTAさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
DENTAさんなら気に入ると思いますよ。
Commented by smiletiny at 2007-05-12 16:43
MAMBO NO.5
そうですね、おそらく高中正義って名前よりこの曲の方がみなさんピンとくるかもですね、それも映像と音源を合わせて観て聴いて(笑
こんにちはー
高中さんの季節です♪ってわりと一年中楽しんじゃうわたしです♪
それはきっとかなり好きだからだと思うのであります
真っ赤なスーツと、てかてかに塗り固められた髪型が普通に似合っちゃうのは彼ぐらいではないかしら(笑
READY TO FLY を 聴いていると彼の表情が浮かんできます
目を閉じて、少しあごをあげて、アタマを左右にふって、そして口は半開き!!
Commented by kaz-shin at 2007-05-13 01:12
smiletinyさん、こんばんは。ご無沙汰しておりました。
smiletinyさんは高中さんがお好きでしたね。
決して冬に聴かない訳ではないのですが、やはり夏になると高中さんの
出番が相当多くなりますね(笑)
日本の嫌になるような蒸し暑い夏を快適に過ごすには、絶対に欠かせないのが高中さんの音楽なんです。
どんなに暑くとも「伊豆甘夏納豆売り」なんか聴くと不快感を忘れさせてくれるんですよ。

私が高中さんで最も印象深いのは、サディスティックスの「Blue Curacao」の
イントロでの「あ~、乗るぞ~!」の掛け声でしょうか(笑)
Commented by david pink at 2007-05-19 15:08 x
夏といえば高中ですよね!
2003年に久しぶりの日比谷野音ライブに行きましたが、やはり、
高中はFusion?系ギタリストの中で別格だな~と思いました。
テクニックでもなく、音楽センスでもなく、ルックスでもない・・・(失礼!)
私はこの分野でのパイオニアとしての貫禄がそう感じさせていると思っています。
他に好きなギタリストはいっぱいいますが、ライブを聞くと明らかに格が違うんですね~。客席と一体化したノリノリのライブで楽しかった!

セイシェルズやこのアルバムは、高中のストラトのハーフトーンや、
微細な楽曲等、大好きですね。
伊豆甘納豆売り! これも名曲ですね。
野音のライブでも”甘納豆”演奏してましたが、この曲はオープンエアー
で聞くとまた趣が違って、とても素晴らしかったです。
ユーミンじゃないですけど、逗子マリーナとか葉山の海岸あたりで、
ライブをやってくれないかな?
アンコールの1曲目が”甘納豆”、ラストがReady To Flyってのは、
いかがでしょうか?

Commented by kaz-shin at 2007-05-20 00:50
david pinkさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
>夏といえば高中ですよね!
そうですよね。私の場合、夏が近づくと無条件で聴きたくなるのが高中さんです(笑)
高中さんの音楽は、ジャンルで括ってしまう必要を感じません。
あえて言うなら「TAKANAKA」というジャンルでしょうね(笑)
私は高中さん以上に"夏"を感じさせてくれるアーティストやミュージシャンに出会っていません。
"夏っぽい"音楽は沢山ありますが、"夏"を感じさせてくれて、日本の蒸し暑い夏を
快適に過ごせる音楽が「TAKANAKA」印の音楽なのです。

逗子マリーナとか葉山の海岸の夕暮れ時に聴く「伊豆甘納豆売り」は格別でしょうね。
ぜひ、そんなライブがあれば泊りがけで出かけたいです(笑)
Commented by ohiro at 2007-05-27 01:06 x
こんばんは!ホント夏になると聴きたくなるのが、高中サンと山下サン(特にBIG WAVE)ですね。昨年、「SEYCHELLES」を買って久しぶりに聴きこみました。
リアルタイムでは「JOLLY JIVE」ぐらいまではしっかり聴いていた気がします。ところでLPの頃って道路標示(40高中=速度制限表示を道に描いたヤツ)がジャケットだったような気がするんですが・・・違うアルバムかなー?
Commented by kaz-shin at 2007-05-27 01:28
ohiroさん、コメントありがとうございます。
音楽を屋外で聴きたいNo.1がこの高中さんでしょうね(笑)
部屋の中で聴くのが勿体無いくらいです。

>速度制限表示を道に描いたヤツ)がジャケットだったような気がするんですが・・・
そのアルバムは、このアルバムの次の3rdアルバム『An Insatiable High』(1977年)です。
リー・リトナーと共演しています。これも良いアルバムですよね。
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