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STARDUST REVUE_SUPER DONUTS ◇ 2007年 05月 16日
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今回の記事は少し長くなるかも知れません。明日、出張の為におそらく新しい記事はアップ出来ないと思いますので、その分気合も入っています。どうかお付き合い下さいませ(笑)
そしてアルバムのレビューまでの前置きが長くなると思いますので、興味の無い方は遠慮無く飛ばし読みして下さいね。

今回紹介するのは、今年でデビュー25周年を飾るスターダスト・レビューが1987年にリリースしたベスト・アルバム『SUPER DONUTS』です。以前ここでも書いたことがありますが、私が日本で1番楽しいライブを観せてくれるバンドだと信じて疑わないのがスタレビです。
ライブを観終わって「良かった!」と思えたアーティストはそれこそ沢山居ましたが、心底「楽しかった!!」と思えたのはスタレビだけです。とにかく楽しいライブなんです。
お客さんをいかに楽しませるかを考えているのはどのアーティストも同じでしょうが、私がいつもスタレビを観て感心させられるのは、お客さんを楽しませる事=自分達が楽しむ事をよく理解していて、25年間も実践し続けていることなんですね。
私が初めてみたデパートの屋上の無料ライブで観客20人程度のライブと、2000人も入る大きなホールでのライブでも彼等のテンションは全く一緒なんですよね。根本 要の落語家のような口調の喋りの面白さは勿論のこと、メンバー全員が実に楽しそうに演奏する姿が、観ている側も楽しくさせてくれます。

そんなスタレビが、今週の土曜日(19日)に25周年を記念したライブをさいたまスーパーアリーナで開催します。題して「25年に一度の大感謝祭 6時間ライブ おやつ付き」。6時間の長時間ライブもおやつがあれば安心ですね(笑) きっとあれこれ趣向を凝らして楽しませてくれることでしょう。

デビュー25周年を記念した6時間ライブで思い出すのは、去年6月の角松 敏生のライブです。同じ6時間のライブですが、角松のライブは今まで味わったことのない腹立たしいライブでした。チケット発売時には何の案内もなく、当日会場のアナウンスで終了時間が遅くなることを知った始末・・・。しかも開演時間が18時30分。一部ネットで長くなるという話も出ていたらしいですが、私のように当日会場でその事実を沢山知った人も大勢いたはずです。終電時間を気にして、時計と睨めっこしながらのライブなど楽しめる訳も無く、結局最後まで観れずに会場を後にしました。これはもうイベント会社や所属事務所の主催者側の配慮が欠けているとしか言い様がないです。今まで観てきた中で最悪な印象しか残らなかったライブでした。
その点、スタレビは13時開演、多少延びても心置きなく楽しめそうです。演奏する側ばかりの都合ばかりでなく、来てくれるお客さんに思う存分に楽しんでもらおうという配慮が嬉しいですし、そうあるべきだと思います。今度の土曜日は思う存分楽しんできます。

さて、前置きが凄く長くなってしまいましたが(汗)、アルバム『SUPER DONUTS』の話。このアルバムは、1981年から1987年までの6年間でアルバムに収録されていなかったシングル(ドーナツ盤)を中心に選曲されており、リミックスやリ・レコーディングしたもので作られたベスト・アルバムです。

『STARDUST REVUE / SUPER DONUTS』
01. 今夜だけきっと (Symphonic Version)
02. BAD MOONに誘われて
03. 君のために・・・
04. 心の中のFollow Wind
05. Lonely≠Story
06. Single Night (Long Version)
07. メビウスの瞳
08. もう一度ハーバーライト
09. ダンスはいかが?(Re-Mix)
10. 紙飛行機の夢
11. 素敵なWink Cat (Re-Mix)
12. トワイライト・アヴェニュー (A Cappella)

1986年のシングル曲で名曲のひとつ01。三谷 泰弘のアレンジのオーケストラ風にアレンジされた重厚なシンセ・サウンドが印象的です。コンサートのオープニング用に作られたものを収録したようです。ロマンティックな曲に仕上がっています。

1986年のシングル曲「もう一度ハーバーライト」のB面曲だった02。軽快なギター・カッティングが格好良いPOPナンバーです。作曲が根本 要、三谷 泰弘の共作というのは珍しいです。ノリの良さが大好きです。

1987年のシングル曲「メビウスの瞳」のB面曲だったバラード曲03。オーソドックスなバラード曲ですね。

1987年にアニメ映画「バツ&テリー」の主題歌としてリリースされた04。初めてホーン・セクションを入れた曲でした。80年代初め頃のAORサウンドを意識しているかも知れません。

04のB面曲だった05。04よりもこちらの方が、スタレビらしい楽しい楽曲で好きですね。どことなくオールディーズ風な味わいがあって、コーラスも決まっています。

1985年のシングル曲06。三谷 泰弘特有のメロディーと雰囲気が特徴の曲です。シングル曲として地味な印象がありますが、繰り返して聴くと嵌る曲です。この辺りが三谷らしい曲なんですね。根本 要の素晴らしいギター・ソロがフィーチャーされたロング・ヴァージョンです。

1987年のシングル曲07。リミックスされ、オリジナルよりもメリハリが効いています。

1986年のシングル曲08。オールディーズ風な3連のナンバーです。コーラス・ワークが見事なナンバーです。

1983年のシングル曲「トワイライト・アヴェニュー」のB面曲だった09。JAZZYなナンバーで、h古き良き時代のアメリカを感じさせます。こういう曲はスタレビの最も得意とする曲です。最近はこの手の曲が少なくなって残念です。アルバム中でスタレビらしさを1番感じる曲です。

このアルバムの為に書き下ろされた唯一の曲10。三谷 泰弘の作詞・作曲・編曲によるナンバーで、ヴォーカルも三谷です。軽快なリズムとキャッチーなメロディーが印象的で、ビーチ・ボーイズ風のコーラスも楽しいです。

06のB面曲だった11。ラテン調のリズムに乗せた明るいポップ・ナンバーです。

1番最初にスタレビの曲で好きになったのが12でした。1983年のシングル曲ですが名曲ですね。竜 真知子の詞も素晴らしく、根本 要の作ったメロディーも切なくもどことなく暖かい感じが大好きです。ここではスタレビならではのアカペラを披露してくれます。三谷 泰弘のコーラス・アレンジは本当に素晴らしかったですね。抜けてしまったのが今でも惜しい気がします。

アルバム未収録のシングル曲というのは、どうしても聴く機会が少なくてどんな曲だったか忘れてしまいます。今週末のライブに向けて予習の意味もあって、今回このアルバムを選んでみました。三谷 泰弘が在籍したいた頃のスターダスト・レビューが1番好きだったので、この頃の楽曲に思い入れが強いです。出来ればライブにゲストで出演してくれたら嬉しいのですが・・・。
どんなライブが繰り広げられるか今から楽しみです。
by kaz-shin | 2007-05-16 00:05 | ベスト盤 | Comments(6) | |
Commented by しげぞう at 2007-05-16 12:02 x
こんにちは
ライブに関するkaz-shinさんの感想
もっともな事だと思います
さてスタレビのこの作品、僕も好きです
01→02への移行なんてGOODですよね
08も大好きです
Commented by kaz-shin at 2007-05-16 12:34
しげぞうさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
去年の角松さんの25周年のライブは、それまで観てきたどのライブよりも
後味の悪いものだったので、つい愚痴ってしまいました(笑)
ライブの重要性をよく知っている角松さんだけに余計残念で・・・。
今週末は思い切り楽しんできます。

しげぞうさんと同じで01、02という曲順は気持ちが良いですよね。
いかにもライブを想定しているような感じが好きです。
08が好きというのは、結構マニアですね(笑)

Commented by 弥生 at 2007-05-16 20:43 x
私はライブへは車で行きましたので帰路への心配はありませんでしたが、車以外だったら、途中切り上げか野宿だったかなぁ……確かに配慮が足りませんよね“25th”のもつ意味の大きさを分かっていませんね。去年河口湖ステラシアターに初めてライブを見ましたがとても楽しいライブでした。一番楽しんでいるのは間違いなく彼らですね。その彼らは“あえてメジャーではない曲”を歌ってくれました。素敵な気遣いでした。今週末にあるんですね。行ってみたいです。彼らのアカペラ………感動します。
Commented by FUSION at 2007-05-16 21:08 x
お邪魔します。
このアルバムは今でもよく聴きます。私もこの当時のスタレビが大好きです。 「今夜だけきっと」 から「BAD MOONに誘われて」の流れの美しさと最後の「トワイライト・アヴェニュー 」まで聴くものを飽きさせませんネ。不思議と飽きの来ないベスト盤と呼ぶに相応しい名盤ですネ。
Commented by kaz-shin at 2007-05-18 00:35
弥生さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
出張していたので、返事が遅くなってごめんなさい。

前もって知っていれば、私も車で行ってましたね。だから余計に悔しかったです(笑)
スタレビのライブは本当に楽しみです。昔、アンコールの繰り返しで用意していた曲が
無くなってしまい、ビリー・ジョエルのナンバーをアカペラで歌ってくれたことがありました。
今回はどんなアカペラ聴かせてくれるか、ワクワクします。
Commented by kaz-shin at 2007-05-18 00:39
FUSIONさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
返事が遅くなって、すみません。
私は三谷さんが在籍していた時代が1番好きでした。ですから脱退後の
アルバムは正直あまり聴いていないのですが、それでも楽しめるのが
スタレビのライブの良い所でして・・・(笑)
ベスト盤とは言え、趣向を凝らしているところが彼等らしくで良いですね。
このアルバムのヴァージョンはどれも好きですね。
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