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大野 雄二_COSMOS ◇ 2007年 05月 21日
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今回紹介するのは、1981年にリリースされた大野 雄二の2ndリーダー・アルバム『COSMOS』です。今までCD化されていませんでしたが、入手困難なタイトルをリクエストにより復刻するというSony Music Shopのオーダーメイドファクトリーでめでたく復刻され、4月に手元に届きました。

以前紹介した1stリーダー・アルバム『SPACE KID』(1978年)も同じオーダーメイドファクトリーで初CD化されました。1stアルバムから引き続き宇宙をモチーフにしたタイトルが付けられていますが、1stアルバムに比べるとFUSION色は若干薄くなった印象があり、どちらかと言えばサウンド・イメージ的な作品です。
とは言うものの、そこはサウンド・クリエーターの大野 雄二です。美しいメロディーと美しいストリングス・アレンジとホーンとリズム・セクションを絶妙に絡ませて、極上のサウンドによる宇宙空間が表現されています。

リズム・セクションには、山木 秀夫(ds)、市原 康(ds)、田中 清(ds)、高水 健司(b)、直居隆雄(g)、穴井 忠臣(per)に数原 晋(tp)、新井 英治(tb)、Jake H.Conception(sax)等というお馴染みのホーン・セクションが加わっています。
プラネタリウムや満天の星空を見ながら聴きたいそんな1枚ですね。

『大野 雄二 / COSMOS』
01. Prologue / プロローグ
02. Sunset / 日の入り
03. Living Satellite "IO" of Jupiter / イオの噴火
04. Sailing / セイリング
05. Crystal Lullaby [Ⅰ]/ 星空への想い[Ⅰ]
06. Take it to the Sky / 自由へ旅立ち
07. Over the Galaxy / 銀河系の彼方
08. Saturn - pierrot in the Heaven - / 土星 - 天界のピエロ-
09. Andromeda Smile / アンドロメダの微笑
10. Landing on the Surface of Venus / 金星軟着陸
11. Crystal Lullaby [Ⅱ]/ 星空への想い[Ⅱ]
12. Epilogue - Sunrise- / エピローグ - 日の出-

壮大なオーケストレーションによるオープニング01。

ストリングスとホーンの組み合わせによるサウンドが素晴らしい2。特にストリングスの美しい音色とメロディーは、広大な宇宙を感じさせてくれます。

スリリングな03は、シンセを上手く使ったテンポのあるナンバーです。

宇宙空間を漂うような気持ちにさせるバラード曲04。大野 雄二らしいナンバーと言えますね。宇宙がテーマになっていますが、海辺で聴いても似合うと思います。

まさしく星空を彷彿させる優しいメロディーが印象的な05。大野 雄二のアレンジによるストリングスは何故こんなにも美しいのでしょうか・・・。大好きな曲です。

アルバム中1番FUSION色の強い06。リズム・セクションとホーン・セクション中心に展開される軽快なナンバーです。直居 隆雄(g)、高水 健司(b)のプレーと大野 雄二のシンセ・ソロが光っています。

6分を超える大作07は、イントロから幻想的でまさに宇宙を感じさせるナンバーです。シンセサイザーを駆使した重厚なサウンドで、最も宇宙を感じさせてくれる1曲と言えます。

軽快なリズムなポップなメロディーを持った08。宇宙と言うよりも聴き様によっては、ヨーロピアンな香りのするナンバーですね。ジェイク・H・コンセプションのサックス・プレイが素晴らしいです。

高水 健司のフレットレス・ベースによるプレイが素晴らしい09。短い曲ですが、フレット・ベースが奏でるメロディーとストリングスが美しい秀作です。

シンセ・サウンドとホーン・セクションの組み合わせが新鮮な10。数原 晋のトランペット・ソロがフィーチャーされています。

1分強の短い11は、05と同じ曲です。

02との対比を考えている12。つまりメロディーは同じなんですが、アレンジを変える事で日の入りと日の出を表現しています。凄く面白いアイディアですし、実際にアレンジ次第でこんなに雰囲気を変えられることに驚かされます。同じ曲とは気付かない人もいるかも知れませんね。

私の勝手なイメージで恐縮ですが、私の中で大野 雄二こそサウンド・クリエーターという呼び名に相応しい人はいないのではないかと思っています。アルバムから流れてくる音楽を聴いて、作曲・編曲・演奏が三位一体となっている感じを強く受けるのです。大野 雄二の頭の中で、作曲・編曲・演奏が同時進行で組み立てられているような気がしてなりません。初めて『SPACE KID』を聴いた時から、大野 雄二は私にとっては作曲家でも編曲家でも演奏家でも無く、サウンド・クリエーターとして君臨しております(笑)
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by kaz-shin | 2007-05-21 00:01 | FUSION系 | Trackback | Comments(4) | |
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Commented by まるいチーズ at 2007-05-22 23:05 x
こんばんは
持ってますよ~これ、もちろんレコードです(笑)。ホーン・セクションがいいですよね、数原さん、ジェイクさんはもちろんですが新井さんもすごく好きなプレイヤーなんです、あったかいプレイというか人柄が出ているというか。大野さんは日本のクロスオーバーの先駆者という位置づけでしょうか?慶應ボーイらしい品のよさがありますよね(笑)、最近のものでもルパン三世のTVスペシャルのエンディング・テーマだった「ミシェル」がすごくいいなと思って、CD買いました(笑)、これって加藤ミリヤさんが歌ってるんですよね(驚)
Commented by kaz-shin at 2007-05-23 00:09
まるいチーズさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
アナログ盤をもっておられましたか~、流石ですね。
実はこの2ndは今まで聴いたことが無くて、以前『SPACE KID』を紹介
した時に
このアルバムも良いよとコメント頂いて、聴きたいなと思っていたんです。
そしたらオーダーメイドファクトリーで、めでたくCD化が決定したんですよ。
大野さんのアレンジのホーンとストリングスのバランスは絶妙で、聴いていて
本当に心地良いですよね。
ルパン三世のサントラも復刻されたんで、揃えたいのですがお金が・・・(笑)
Commented by konazade at 2007-06-19 00:11 x
今、このアルバムの記事書いてます。
サウンドクリエイターとして魅力的な作品ですね。
Commented by kaz-shin at 2007-06-19 00:29
konazadeさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
少し、kanazadeさんのブログを拝見しました。
幅広く音楽を聴かれてますね。少しだけ読ませて頂きました。
またゆっくりお邪魔させて下さい。
それと大野さんの記事、楽しみにしています。
これからもよろしくお願いします。
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