Music Avenue
musicave.exblog.jp
Top
福島 邦子_TO ◇ 2007年 05月 22日
e0081370_18343849.jpg 

今回は、久しぶりにぜひともCD化して欲しいアルバムを紹介します。
1980年にリリースされた福島 邦子の2ndアルバム『TO』です。1年程前に彼女の1stアルバム『I'm ready』(1979年)をやはり"CD化してくれ!"のカテゴリで取り上げています。フォーライフ・レコードの所属だったのですが、ロック色の強い女性アーティストとして売り出されました。
確かに彼女の楽曲を聴いていると、サザン・ロックの香りのする曲も多くて音楽的なベースはロックなのかも知れませんが、実は非常にPOPなメロディーで聴きやすく耳に馴染みます。それは彼女が作った曲だけでなく、歌声にも同じことが言えると思います。

1stアルバムではまだ荒削りな印象を受けましたが、この2ndはヴォーカルの固さも取れていますし、何よりソング・ライティングの才能が開花した感じがします。実際、このアルバムに収録されているシングル曲「ボサノバ」は、研 ナオコが取り上げてヒットした福島 邦子の代表曲と言える名曲です。
アルバム収録曲11曲全てが福島 邦子の作詞・作曲で、アレンジは杉山TOM(杉山 智一)、水谷 公生、矢島 賢、鈴木 茂、福井 峻が手掛けています。面白いのが、福井 峻以外全員がギタリストなんですね。ギタリストの特徴がよく出ていて、聴き比べると結構面白いですね。

『福島 邦子 / TO』
01. Darlin'
02. 合鍵
03. メッセージ
04. So Good
05. 遠い街のララバイ
06. Baby, Don't Cry
07. ライミーの事件
08. 裏切者
09. Love In Blue
10. ボサノバ
11. ジョージア

アメリカ南部の匂いのする軽快なナンバー01。島村 英二、富岡 義広によるツイン・ドラムに、尾崎 孝のペダル・スチール・ギター、杉山TOMのギターが少し埃っぽい乾いた風を感じさせてくれます。

01とはガラッと雰囲気が変わってマイナー調のボッサ曲02。歌謡ポップといった趣きのナンバーですが、サビのメロディーが印象に残ります。

アーシーな感じですが、スケールの大きさを感じるバラード曲03。この曲のメロディーもキャッチーで、すんなりと耳に入ってくるナンバーです。

サザン・ロック調のナンバー04。ロバート・ブリル(ds)と後藤 次利(b)という当時大好きだったリズム隊に、笛吹 利明(g)、佐藤 準(key)、斉藤 ノブ(per)にホーン・セクションが加わって迫力のある演奏が魅力なナンバーです。笛吹 利明がエレキを弾いてるというのも珍しいですね。

ゴスペル・タッチの3拍子のバラード05。八木 伸郎のハーモニカがフィーチャーされています。

都会的でCITY POP風な水谷 公生のアレンジが光る06。EVEのコーラスが一層都会的な雰囲気を盛り上げます。軽快な水谷 公生のギター・カッティングが格好良いナンバー。

矢島 賢にアレンジによる07は、エフェクトのかかった福島 邦子のヴォーカルが面白く、矢島 賢のギター・プレイがAOR風な1曲で、素晴らしいギター・ソロを披露してくれます。

フォーク・ロックといった趣きの08。矢島 賢のアレンジ曲です。

ウェスト・コーストの香りたっぷりのAORナンバー09。良い曲ですね。福島 邦子のヴォーカルがとても爽やかに聴こえます。渋井 博のオルガンのプレーが印象に残ります。

名曲10は、シングル曲でもあり、鈴木 茂の少し派手めのアレンジがメロディーとよくマッチしています。一般的には研 ナオコの曲としての方が認知度が高いと思いますが、私は福島 邦子のオリジナルの方が好きです。

福井 峻のアレンジ曲11は、羽田 健太郎のピアノとストリングスのみのJAZZYなナンバーです。羽田 健太郎のピアノはやはり良いですね。クラシック系ピアニストのイメージが強いですが、JAZZYなピアノ・プレイも素晴らしいの一言です。そこが一流の証なんでしょうけど・・・。

サザン・ロック、AOR、ゴスペル、ウェスト・コースト・ロック、CITY POP、JAZZなどの色んなジャンルの音楽の要素が盛り込まれていて、聴いていて飽きません。あっと言う間に聴き終えてしまう感じです。鳥肌が立つようなインパクトの強い曲はありませんが、収録曲はみなキャッチーなメロディーですし、彼女のヴォーカルも1stに比べて数段良くなっています。
このアルバムがリリースされた頃は本当に大好きで聴いていました。当然CD化されていないので、アナログ盤をCD-Rに焼いて聴いているのですが、出来るものならちゃんとしたCDで聴きたいですね。
[PR]
by kaz-shin | 2007-05-22 00:01 | CD化してくれ! | Trackback | Comments(4) | |
トラックバックURL : https://musicave.exblog.jp/tb/5709855
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by 杉山TOM at 2007-05-23 02:18 x
少し埃っぽい乾いた風って表現、有り難く受け取らさせていただきます。

初めてのレコードアレンジでした。 懐かしい。
Commented by kaz-shin at 2007-05-23 23:23
杉山TOMさん、コメントありがとうございます。
アルバムで素晴らしいギターを聴かせてくれた杉山さんご本人からコメントを
頂けるなんて感激かつ光栄です。
と同時に素人が好き勝手書いておりまして申し訳無く思っています。

このアルバムは、発売された当時は本当に好きでよく聴いておりました。
今でももちろん聴いているのですが、ぜひCD化を望んでいる1枚です。

これからも今まで同様のご活躍を期待しております。
Commented by トリニータ頑張れ at 2007-05-26 21:42 x
通りすがりのものです。
CD化して欲しいに賛成です。どうにかなりませんかね?古さを感じさせないアルバムデスネ。特に1,7,9が好みです。ずっと前から探しているんですけど、レコードよりはCDかなと思いまして。
Commented by kaz-shin at 2007-05-26 23:28
トリニータ頑張れさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
これだけ70年代、80年代の音楽がリイシューされている中で、福島さんの
アルバムがCD化されないのか不思議でなりませんよね。
私も特に1stとこの2ndだけでもCD化して欲しいと願っています。
ただフォーライフというレコード会社は、やる気があるのか無いのか分からないところもあって、
過去の作品のCD化も手抜きのものが多いので不安は残りますが、VIVIDサウンドあたりから
CD化してくれると良いなと思っています。
1、7、9は私も大好きな曲です。
<< OFF COURSE_TWIN... ページトップ 大野 雄二_COSMOS >>
XML | ATOM

個人情報保護
情報取得について
免責事項
Ice Green Skin by Sun&Moon