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DAVE GRUSIN_MOUNTAIN DANCE ◇ 2007年 06月 02日
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木曜日の夜に福岡へ移動、金曜日に福岡で終日仕事でした。福岡へ着いて博多のビジネス・ホテルにチェック・イン。ご飯を食べるついでに博多駅前のBOOK OFF探索へ出かけました。実はこの博多駅前のBOOK OFFは、結構大きな店舗で過去に掘り出し物を何枚も見つけた所です。時間がある時には必ず立ち寄るようにしていまして、今回も4枚程掘り出し物を含めて購入してきました(笑)

さて、今回紹介するアルバムはデイヴ・グルーシンが1979年にリリースした彼の代表作とも言える『MOUNTAIN DANCE』です。以前にも書いたことがあるんですが、私が最初に出会ったFUSIONアルバムが、リー・リトナーの『GENTLE THOUGHTS』(1977年)だったので、その録音に参加していたデイヴ・グルーシンにはかなり早い時期に興味を持ち始めました。
初めて買ったデイヴ・グルーシンのアルバムが『ONE OF A KIND』(1977年)。このアルバムは結構気に入って聴き込みましたね。
その『ONE OF A KIND』の次にリリースされたのが本作『MOUNTAIN DANCE』です

私にとってはFUSIONという言葉がピッタリくるアルバムですね。親しみやすいメロディーに緻密に練られたアレンジ、清涼感とスケールの大きさを感じさせるサウンド、時に繊細で時に力強いキーボード・プレイ。まさしくFUSIONというジャンルを代表する1枚だと確信しております。
そして注目すべきは、若き日のマーカス・ミラーのベース・プレイです。このアルバム録音時は確か弱冠19歳だったはず・・・。その才能溢れるプレイは驚きですね。

『DAVE GRUSIN / MOUNTAIN DANCE』
01. Rag Bag
02. Friends and Strangers
03. City Lights
04. Rondo - "If You Hold Out Your Hand"
05. Mountain Dance
06. Thanksong
07. Captain Caribe
08. Either Way

印象的なピアノのリフで始まる01。タイトなハーヴィー・メイソンのドラミングとマーカス・ミラーのキレのあるベース・プレイを要に、美しいシンセやピアノによって奏でられるメロディーと渋いジェフ・ミロノフのギター・プレイに注目です。

エレピによって奏でられるメロディーが耳に馴染む02。エレピのプレイはもちろんですが、シンセの使い方も素晴らしいですね。そして、圧巻はマーカス・ミラーのベース・ソロでしょう。スラップを使わないソロですが、やはり天才的プレーヤーだと実感させられます。

都会的なサウンドが魅力の03は、力強いピアノ・プレイと軽やかなエレピのプレイとの絶妙なバランスが独特の味わいを感じます。デイヴ・グルーシンのピアノ・プレイとハーヴィー・メイソンのドラミングが印象に残ります。

穏やかな気持ちにさせてくれる雰囲気を持った04。軽快なジェフ・ミロノフのギター・カッティングやマーカス・ミラーのベースが素晴らしく、海辺の昼下がりに聴きたいようなナンバーですね。

デイブ・グルーシンの代表的ナンバー05。名曲です。後に映画『恋におちて』のテーマ・ソングとして採用されて大ヒットしたナンバーなので、聴いた事がある人も多いと思います。ストリングスを使わずにシンセを巧みに使うことでスケールの大きさを演出するあたりは、デイヴ・グルーシンらしいセンスが光る素晴らしいアレンジだと思います。

デイヴ・グルーシンによるピアノ独奏曲06。美しいメロディーと繊細なピアノのプレイが魅力的なナンバー。

アール・クルーやリー・リトナーのプレイでも有名な名曲をセルフ・カヴァーした07。シンセを駆使して軽快に仕上げています。そんな中でも特に光っているのは、ジェフ・ミロノフのギター・ソロでしょう。

ハーヴィー・メイソン作曲による08はアーバン・メロウなナンバーです。素晴らしいピアノのプレイとバックを彩るシンセ・サウンドが見事に融合しています。

デイヴ・グルーシンと言えばストリングスを上手く使うというイメージもありますが、本作ではストリングスもホーン・セクションも一切使わず、シンセを巧みに使っているのが最大の特徴かもしれません。シンセの持つ可能性を最大限に引き出しているデイヴ・グルーシンのアレンジは、素晴らしいの一言ですね。
写真のアルバム・ジャケットは、輸入盤CDのものなので国内盤とは違っています。サウンドのイメージだと国内盤の方がぴったりかも知れませんね(笑)
FUSIONが好きな人にはぜひ聴いてもらいたい1枚です。シンプルな構成ながらシンセを有効に使って音の深みや広がりを出している手法には驚かされますよ。
デイヴ・グルーシンが当時のFUSIONブームの中心にいた証とも言えるアルバムではないでしょうか。
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by kaz-shin | 2007-06-02 10:27 | FUSION系 | Trackback | Comments(8) | |
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Commented by momayucue at 2007-06-02 11:53
こ、このジャケット……
Commented by kaz-shin at 2007-06-02 12:10
たにぴさん、こんにちは。
>こ、このジャケット……
危ないっスよね(笑)
Commented by at 2007-06-02 16:23 x
彼の作品の中では、このアルバムを一番よく聴きました。
アコピの美しさがダイレクトに伝わってくることがその一番の要因なんですが、ファンクっぽいアレンジや南国風なリズムと相まっていつ聴いてもすごくハイな気分にさせてくれます。
確かに02のマーカスのソロ、いいですよね、私もこのアルバムで彼の技量の片鱗を垣間み、この翌年に発売されたルーサー・ヴァンドロス『Never Too Much』のベースソロでそれが確信に変わったことを、ついこの間のことのように思い出しました。
他にも01や名曲05でH.Masonがシンコペーションでリズムを刻むところなんて初めて経験するような感覚でした。
そういう意味からも、このアルバムは80年代のFusion Musicの魁となったことに違いはないでしょう。
Commented by kaz-shin at 2007-06-03 02:19
夢さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
彼の作品を数多く聴いてますが、メンバー構成が実にシンプルながら
凄く広がりや深さのあるアレンジが素晴らしいですよね。
リズム・パターンも凝っていて、聴いていて飽きのこないアルバムだと思います。

>このアルバムは80年代のFusion Musicの魁となったことに違いはないでしょう。
全くの同感ですね。アレンジの手法などFUSION界に大きな影響を与えた1枚だと思っています。
Commented by DENTA at 2007-06-06 01:48 x
輸入版だと彼のレーベル、GRPからですが、
オリジナルの音源は日本(JVC)がもっているんですよね。
ジャケットも違ったり。
Commented by kaz-shin at 2007-06-07 00:31
DENTAさん、こんばんは。
デイヴ・グルーシンの才能を1番早く注目していやのが日本だったのかも
知れませんね。
この輸入盤はジャケット目的で買いましたが、落ち着いて見てみるとちょっと・・・?ですね(笑)
Commented by kotaro at 2007-06-07 02:20 x
こんばんは。僕が持っているLPは白い見開きジャケットの日本盤です。
当時学生でお金が無かったのにこちらの方が音質が良いと判断したのでしょう。
いま新聞の経済面で松下グループから分離が取り沙汰されているJVCは、当時VHSビデオの成功で潤沢に経営資金があったのでしょう。
1980年代前半の「GRPオールスターズ」日本公演のジャズ演奏のスポンサーも文句無くJVCがお金を出していたのではないでしょうか。
バブルなど遥か昔のこの頃の方が、音楽も会社ビジネスも活気と夢があったのが、悔しいような、、、
と、昨日行き着けのバーのカウンター奥に置いてあった“His Master Voice”の犬の置物を眺めつつ、そんなことを考えていました。
Commented by kaz-shin at 2007-06-07 23:51
kotaroさん、こんばんは、コメントありがとうございます。
実は私もアナログ盤は日本盤を持っています。CDを買うときに迷ったんですが
違うジャケットの輸入盤にしました(笑)
70年代後半のFUSION界はまさしく日本が中心だったような気がしますね。
センスの良い企画盤も沢山リリースされていて、本当に音楽を聴くのが楽しくて
仕方がなかった時代でした。
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